お風呂・トイレ・洗い物などの1回あたりの「水道代」はいくら?節約ポイントは?
配信日: 2025.04.04

本記事では、お風呂とトイレ、洗い物にかかる1回あたりの水道代を計算し、節約のコツを解説します。また、水道料金を抑える工夫も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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家庭でかかる水道代の実態と節約の必要性
水道代は日常生活で見落としがちな固定費の一つですが、使い方を工夫することで節約が可能です。特に、お風呂とトイレ、洗い物は水の使用量が多いため、1回あたりのコストを把握しておくと無駄な出費を抑えられます。
厚生労働省の資料によると、1日に1人あたり約300リットルの水を使用しており、全国平均の水道代は1リットルあたり約0.2円とされています。これを削減するには、日常の水の使い方を見直すことが効果的です。
1リットルあたりの水道代を0.2円として、お風呂とトイレ、洗い物にかかる水道代をそれぞれ計算してみましょう。
お風呂の水道代と節約のコツ
お風呂は家庭で最も多くの水を使用する場所のひとつです。浴槽の水量は、一般的に200リットル程度とされています。1回あたりの水道代を計算すると、200リットル×0.2円=40円です。
シャワーは1分間に約12リットルの水を使います。10分間で120リットルを使用するため、水道代は120リットル×0.2円=24円です。シャワーの時間が長くなるほどコストは増加します。
できるだけ水道代を節約するためには、湯船の利用回数を減らすことが効果的です。毎日湯船につかるのではなく、2日に1回程度にすると水の使用量を半減できます。
また、浴槽の水量を減らすことも重要です。さらに、節水シャワーヘッドといったグッズを取り入れることも節水につながります。
トイレの水道代と効率的な節水対策
日常生活ではトイレの水も意外と多く使用されています。トイレの製品にもよりますが、1回の洗浄で使用する水量の目安は、大は6~8リットル、小が4~6リットルほどのようです。水道代を計算すると、大は6リットル×0.2円=1.2円、小では4リットル×0.2円=0.8円となります。
トイレの水道代を節約する方法として、節水型トイレの導入が挙げられます。また、適切に水量レバーを使い分けることも重要です。
なお、節水したい場合にはペットボトルの活用も有効です。トイレのタンク内に1リットル程度の水を入れたペットボトルを入れることで、毎回の水量を削減できるでしょう。
洗い物の水道代と節水の工夫
洗い物も水を多く使用します。手洗いと食洗機のそれぞれの水道代を見ていきましょう。
手洗いの場合、1回の洗い物で使用する水量は約65リットルとされるため、水道代は65リットル×0.2円=13円です。
一方、食洗機の場合、1回あたりの水量が15リットルであれば、水道代は15リットル×0.2円=3円となります。
食洗機を活用すれば手洗いよりも少ない水量で済むため、節水効果が高くなります。また、食器をこまめに洗うのではなく、まとめて洗うことで水の使用量を抑えることが可能です。
さらに、使用する洗剤を工夫することも重要です。泡切れの良い洗剤を使用するとすすぎ回数を減らせるため、節水につながります。
毎日の工夫で水道代を削減
水道代は、日常の使い方を少し工夫するだけで大幅に節約できます。お風呂とトイレ、洗い物にそれぞれ適した水の使い方を把握することで、無駄な水の使用を抑えることが重要です。
お風呂では湯船の使用頻度を見直し、家族で続けて入浴することで水の使用量を抑えられます。トイレは節水型のものを導入したり、適切に水量レバーを使い分けたりすることで無駄な水を減らせます。洗い物は手洗いよりも食洗機を活用し、まとめて洗うことで節水効果が高めることが可能です。
こうした日常の習慣を見直すことで、水道代の節約だけでなく、環境負荷の軽減にもつながります。日々の生活の中で小さな工夫を積み重ね、節水を意識しながら水道代の節約に取り組みましょう。
出典
厚生労働省 いま知りたい水道
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー