「レンチン」のみでできる「パスタ」や「卵焼き」のレシピをよく見かけます。手間を省いてさらに光熱費も節約できるのでしょうか？
配信日: 2025.04.07
これらの「レンチン」レシピは、手間を省くだけでなく、光熱費の節約にもつながるのでしょうか？ 本記事で解説します。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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手軽で光熱費節約！ 電子レンジで作るパスタ
従来、パスタをゆでる際には大量の水を沸騰させる必要があり、その過程でガスコンロを使用するため、時間とガス代がかかります。
一方、電子レンジを使用したパスタ調理法では、少量の水と耐熱容器を用意し、パスタと水、塩を一緒に入れて加熱するだけで完成します。この方法は、調理時間の短縮だけでなく、水の使用量も抑えることが可能です。
光熱費の観点から見ると、電子レンジでパスタを調理する場合、1人前を約10分加熱すると電気代は約3.8円と試算されています。一方、ガスコンロで同量のパスタをゆでる際には、約6分の加熱でガス代が約2.0円、さらに水1リットルを沸騰させるのに約3円のガス代がかかるため、合計すると約5.0円です。
これらの数値から、電子レンジを使用した方が光熱費を抑えられることが分かります。
後片付け簡単！ 電子レンジで作る卵焼き
卵焼きは日本の家庭料理の定番ですが、フライパンで焼く際には火加減の調整や焦げ付き防止など、意外と手間がかかります。しかし、電子レンジを活用すれば、これらの手間を省きつつ、短時間でふわふわの卵焼きを作ることが可能です。
例えば、あるレシピサイトではレンジでふんわり卵焼きを作ることができるレシピが紹介されています。耐熱容器にしょうゆや砂糖を混ぜた卵液を流し込み、電子レンジで約40秒加熱し、ふくらみが沈んだ後再度10秒加熱するだけで完成ということです。
この方法であれば失敗が少なく、フライパンを使わないため、後片付けも簡単です。
電子レンジ調理は、少量調理なら光熱費がお得
電子レンジ調理のメリットは、少量の調理における光熱費の節約です。例えば、野菜の下ゆでを行う場合、電子レンジで約3分加熱すると電気代は1.1円程度で済みます。これに対し、ガスコンロで同様の調理を行うと、約5分の加熱でガス代は約2.7円です。
このように、少量かつ短時間の調理では、電子レンジの方が経済的であることが分かります。しかし、長時間使用する場合は、ガスコンロの方がお得になる場合があります。電子レンジとガスコンロを30分間連続で使用した場合の料金は以下の通りです。
電子レンジ：約11.5円
ガスコンロ：弱火 約2.2円、中火 約9.6円、強火 約16.9円
これらの数値を踏まえると、短時間の加熱や少量の調理には電子レンジが適しており、長時間の煮込み料理などにはガスコンロが適しているといえます。
まとめ
電子レンジを活用した「レンチン」レシピは、調理の手間を省くだけでなく、光熱費の節約にもつながることが分かりました。特に、少量の調理や短時間の加熱が必要な料理では、電子レンジの方が経済的かつ効率的です。
電子レンジだけで作れる料理はほかにも多くあり、さまざまなレシピが公開されているので、ぜひ試してみてください。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
