平日はランチに「1000円」ほど使っています。高いなとは思っているのですが、平日のランチに他の人はどれほど使っているのでしょうか?
配信日: 2025.04.05

本記事では、平均的なランチ代やランチの内容をはじめ、ランチ代を安く抑える方法について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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会社員のランチ事情
会社員であれば、ランチを外で食べたり社内で食べたりするなどさまざまな選択肢がありますが、外で食べる場合はランチの内容によって1000円以上かかることもあるでしょう。また、お弁当やコンビニで買ったランチを持参して社内で食べる人もいます。
本章では、会社員の平均的なランチ代やランチの内容について紹介します。
平均的なランチ代
株式会社SBI新生銀行(東京都中央区)が実施した、「2024年会社員のお小遣い調査」(調査時期:2024年4月12日~15日、サンプル数:2718名)によると、会社員の平均的なランチ代は男性が709円、女性が694円であり、平均すると約702円であることが分かりました。
ただし、性別や年齢によって平均額は異なります。図表1で、年齢・性別ごとの平均的なランチ代をまとめました。
図表1
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 全体 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 723円 | 749円 | 657円 | 707円 | 709円 |
女性 | 806円 | 784円 | 608円 | 584円 | 694円 |
出典:SBI新生銀行グループ「2024年会社員のお小遣い調査」より筆者作成
図表1から、女性よりも男性のほうがランチに使う金額が高い傾向にあることが分かりました。男性は年齢によってランチの金額に大きな差異はありませんが、女性では20代と50代に約230円の差があり、年齢が上がるにつれてによってランチにかける金額が低くなることが分かります。
ランチの内容
同調査によると、ランチの内容は、男性・女性ともにお弁当を持参する人の割合が最も高く、全体で約45%を占めています。図表2では、ランチの主な内容4つを性別ごとにまとめました。
図表2
お弁当を持参 | お弁当を購入 | 社員食堂を利用 | 外食 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 36.7% | 20.2% | 15.8% | 14.4% |
女性 | 53.5% | 17.7% | 8.1% | 6.6% |
出典:SBI新生銀行グループ「2024年会社員のお小遣い調査」より筆者作成
男性はお弁当を持参する人の割合が多いものの、ほかの割合と比較しても大きく差異はありませんでした。一方で、女性は、お弁当を持参する割合が半数以上を占めていることが分かりました。
ランチ代を抑える方法
ランチ代を抑えるためには、お弁当を購入したり外食したりする頻度を減らすことが重要です。なお、購入する場合は、価格の安いスーパーを利用するとランチ代を抑えられるでしょう。また、お弁当作りに時間をかけられない場合は、主食のみ持参するといった方法が手軽でおすすめです。
お弁当を作る
手作りのお弁当を持参すれば、外食費やお弁当購入費の節約が可能です。しかし、毎日のお弁当作りはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
毎朝おかずを作らなくても、前日のおかずを取り分けておいたり作り置きしているおかずを詰めたりするだけでも、お弁当を作れます。冷凍食品を使用すれば、負担が減るでしょう。
コンビニは利用しない
コンビニの利用を控え、スーパーの利用に切り替えましょう。コンビニとスーパーのお弁当では、同じ内容でもコンビニのほうが高価になる傾向です。
また、コンビニを利用すると、買う予定がなかったお菓子や飲み物を購入してしまう場合もあります。無駄買いを防ぐためにも、価格の安いスーパーやドラッグストアを利用するようにしましょう。
主食のみ持参する
朝起きるのが苦手な人や料理が不得意な人は、主食のみ持参する方法がおすすめです。スーパーや弁当屋でおかずを購入すれば、主食付きのお弁当を購入するよりもランチ代を抑えられます。また、具材がたっぷり入ったおにぎりやサンドイッチは手軽に作れるうえ、満足感を得られるためおすすめです。
毎日の工夫でランチ代を節約しよう
平日のランチ代に1000円かかっていれば、平均的な会社員のランチ代よりも高価であるといえます。金銭面に余裕がある場合は問題ありませんが、節約したい場合はランチの内容を見直すことがおすすめです。お弁当を持参したり、お弁当を購入する場所を変えたりするなど、少しの工夫でランチ代は抑えられます。
負担に感じることのないよう、無理なく自分に合った方法でランチ代を節約してみましょう。
出典
株式会社SBI新生銀行 2024年会社員のお小遣い調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー