2025年4月からビールが値上げ! 今後値上げが予定される商品をチェック!
配信日: 2025.04.07

どんな商品が値上げされるのか、なぜ値上げが行われるのか、さらに値上げにはどのように対応したらよいのか、本記事でチェックしていきましょう。

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”
2025年4月はお酒が値上げ!
では、2025年4月から値上げが行われる商品をチェックしていきましょう。まず、サントリー株式会社では、ビール類、RTD、国産ワイン等の値上げが行われます。具体的には、ザ・プレミアム・モルツ、金麦、こだわり酒場のレモンサワー、デリカメゾン、オールフリー、のんある酒場 レモンサワー ノンアルコールなどです。
また、アサヒビールでは、ビール類、RTD、輸入洋酒、輸入ワイン、その他樽詰酒類、ノンアルコール飲料の値上げを発表しています。具体的には、スーパードライ、スタイルフリー、クリアアサヒ、贅沢搾り、樽詰めハイボール、ドライゼロなどです。
キリンビールでも、ビール類・RTD・その他 樽詰商品・ノンアルコール飲料の値上げが予定されています。具体的には、キリン一番搾り生ビール、淡麗グリーンラベル、本麒麟、氷結、グリーンズフリーなどです。
なぜお酒が値上げされるの?
今回の値上げについて、サントリー、アサヒビール、キリンビールともに、包材等の原材料価格および物流費等コストアップの影響によるものと説明しています。
日本では、ここ数年物価高が続いています。ロシアのウクライナ侵攻の影響によるエネルギー価格の高騰や、円安によるさまざまな輸入資材の値上げが主な原因です。国内だけではなく、世界のさまざまな経済情勢の影響を受けて、日本では商品やサービスの値上がりが続いています。
物価高に対応する方法は?
最後に、物価高に対応する方法を具体的にチェックしていきましょう。
例えば、今回のお酒の一斉値上げなどは、ある程度買いだめをしておくという方法があります。一般的に、ビールは9ヶ月~1年、チューハイは6ヶ月~1年の賞味期限があります。毎日晩酌をしている人、好きなビールの銘柄がある人などは、半年分くらいまとめ買いしておくのがおすすめです。
お酒に限らず、今後値上げされるという情報を事前にキャッチしておき、その商品の保存がきく場合は、安いときに買いだめをしておくとよいでしょう。
また、物価高に対応するため、日常的に使う商品をふるさと納税の返礼品で注文するという方法もあります。
例えば、昨年は米が店頭から消え、米の価格が上昇しましたが、あらかじめ北海道や新潟などお米の産地に寄付を行い、返礼品として定期的にお米を受け取れるようにしておけば、市場の価格上昇の影響を受けず、事前に決まった寄付金額でお米を手に入れることが可能です。
米のほかに、肉や野菜、トイレットペーパーなど日常的に使う食材や商品をふるさと納税の返礼品に選ぶとよいでしょう。
まとめ
2025年は、今後もさまざまな商品の値上げが行われると考えられています。いつからどんな商品が値上げされるのか、最新情報をいち早く入手しましょう。そして、保存がきく商品はあらかじめまとめ買いしておくなど、工夫をすることで、物価高でもお得に買い物をするようにしましょう。
出典
サントリーホールディングス株式会社 ビール類・RTD・国産ワイン等の価格改定について
アサヒビール株式会社 ビール類・RTD・輸入洋酒・輸入ワイン・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料などの価格改定について
キリンビール株式会社 ビール類・RTD・その他樽詰商品・ノンアルコール飲料 一部商品の価格改定について
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者