1年前より「食品の値上がり」を感じている世帯の割合はどれくらい? 1ヶ月の食費は「1万円」増加! 食費を「節約」するならどんな方法がおすすめ?
配信日: 2025.05.19

食品の値上げは原材料費や人件費、物流費の上昇などが原因といわれていますが、実際には各世帯でどのくらい食費が増加しているのでしょうか。
本記事では、1年前より食品の値上がりを感じている世帯の割合や、おすすめの節約方法などについてご紹介します。

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目次
1年前より食品の値上がりを感じている世帯の割合は?
株式会社ベビーカレンダーが運営する生活総合情報メディア「ヨムーノ」による、食費に関するアンケート調査によると「1年前と比べて食品が値上がりしたことを実感している」と答えた世帯が82.4%を占めていることが分かっています。
また、食品ほどの割合ではないものの「水道光熱費」や「日用品・雑貨にかかる費用」「外食費」なども、値上がりを感じている人が多いようです。
また、1ヶ月あたりの食費の平均は「4万~6万円未満」と答えた世帯が32.1%と最も多く、次いで「6万~8万円」(23.9%)、「2万~4万円」(16.4%)、「8万~10万円」(16.4%)となっています。
「1年で食費が増えた」世帯は全体の約8割を占めており、増加した金額については「1万円程度」が42.2%と最も多く、次が「2万円程度」(27.3%)ということです。「5万円以上増えた」世帯も3.3%あるので、負担がかなり大きくなったことが予想されます。
節約を意識している世帯の割合は?
食品価格の値上げによって、家計への負担が大きくなったことを感じている世帯は多いと考えられます。家計への負担を少しでも軽くするために、節約を心がけている家庭もあるでしょう。
上記のアンケート調査では、31.4%の世帯が「食費を節約している」、54.1%の世帯が「食費を節約しようと心がけている」と答えています。反対に、節約を意識していない世帯の割合はわずか14.5%なので、食品の値上がりが家計に及ぼした影響は大きいと考えられるでしょう。
食費の節約方法
さまざまな食品が値上がりしている今、少しでも食費を節約するため、以下のような方法を実践してみましょう。
まずは、月々の収支を明確にし、食費にどのくらいかけられるのかを計算してみてください。次に、食費にかける1週間あたりの予算を決めていきましょう。
できれば1回の買い物で1週間分の食品をまとめ買いしたいので、予算内で買い物リストを作成してからスーパーへ行くようにすると、無駄な買い物を防げる可能性があります。
買い物はコンビニではなくスーパーを利用するよう心がけましょう。見切り品やセール品は買いすぎると賞味期限が切れて処分しなければならなくなる場合があるので気をつける必要があります。
また、支払いはキャッシュレス決済を活用した方がよい場合もあるでしょう。キャッシュレス決済でたまるポイントによって、次回以降お得に買い物できることもあります。
1年前より食品の値上がりを感じている人は約8割|1ヶ月の食費が「1万円」程度増えた家庭が特に多い
人件費や物流費の上昇などにより、この1年で値上がりした食品は多いでしょう。アンケート調査の結果によると約8割の人が値上がりを実感しており、1ヶ月の食費が増えた家庭も多いようです。
また「食費を節約している」と答えた世帯が31.4%、「食費を節約しようと心がけている」と答えた世帯が54.1%を占めており、節約のための工夫をしている人も多いと考えられます。
食費を節約するためには、1週間あたりの食費の予算を決めておいたり、キャッシュレス決済を活用してポイントをためたりする方法があるため、できることから実践してみるのもよいでしょう。
出典
株式会社ベビーカレンダー ヨムーノ 食費に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー