1人暮らしの息子から「夜はエアコン消して窓を開けて寝てる」と聞き驚き! 不用心で危ないですよね? 夜もつけっぱなしで「電気代」はいくらなのでしょうか?

配信日: 2025.07.19
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1人暮らしの息子から「夜はエアコン消して窓を開けて寝てる」と聞き驚き! 不用心で危ないですよね? 夜もつけっぱなしで「電気代」はいくらなのでしょうか?
7月に入り、厳しい暑さの日が続いています。このような暑い時期に欠かせないのがエアコンです。
 
一方、エアコンを日常的に使うことで、電気代が高くなることを心配する人も多いのではないでしょうか。中には、電気代を節約するために、1日の中でも比較的涼しい夜はエアコンを切って、窓を開けて寝るという人もいるかもしれません。しかし、夜にエアコンを切ることは必ずしもおすすめできる節約方法ではありません。
 
本記事では、夜に窓を開けて寝ることのデメリットと、夜にエアコンを使わないことによる電気代の節約効果を解説します。
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窓を開けて寝ることのデメリット

窓を開ければ夜風が入ってくるので、エアコンを使わなくても眠ることはできると思うかもしれませんが、デメリットもあります。主なデメリットは次の2つです。
 

不審者に侵入されるリスクがある

窃盗目的の侵入手口として最も多いのが、鍵をかけていないことによる「無締まり」です。2024年の無締まりによる侵入は、一戸建て住宅、共同住宅に関わらず、窃盗被害全体の約4~5割と半分程度を占めています。
 
また、侵入経路として窓が狙われる割合も高く、一戸建て住宅では約5割、共同住宅では約2~4割が窓からの侵入によるものです。夜間は本人は眠っており、周囲も暗く第三者の目が届きにくいため、侵入されるリスクが高まります。
 

外の騒音で睡眠の質が下がる

音と睡眠の関係は個人差がありますが、夜間に許容される騒音の大きさは、40フォン以下とされています。40フォンは、図書館内の音の大きさ程度です。
 
このような比較的小さい音量であっても睡眠に影響が出るため、窓を開けて眠ると屋外の騒音によって睡眠の質が下がる可能性があります。住宅のすぐそばに大きな道路や線路がある場合には特に注意が必要です。
 

眠るときにエアコンを利用すると電気代はいくらかかる?

エアコンを使わずに眠ることで節約できる電気代は、先ほど解説したデメリットを許容できるだけの金額なのでしょうか? ワンルームマンションでの一人暮らしを想定した次の条件で試算してみましょう。
 

試算条件

・エアコンの消費電力:0.39キロワット(一般的な6畳用エアコンを想定)
・1日あたりの睡眠時間:6時間(0:00~6:00)
・1キロワットアワーあたりの電気料金:31円/キロワットアワー
・使用頻度:毎晩エアコンを使用

 

計算結果

・1日あたりの電気代:0.39キロワット×6時間×31円/キロワットアワー=約73円
・1ヶ月あたりの電気代:約73円×30日=約2190円

 
眠る時にエアコンを使わなければ、1ヶ月あたり約2190円の電気代が節約できます。人それぞれ価値観は違いますが、防犯や睡眠の質の観点を考慮すると、決して大きな額とはいえないのではないでしょうか。
 

安全で質の高い睡眠を取れるように適切にエアコンを利用しよう

夜間に窓を開けて眠ることは、防犯上の問題や屋外の騒音による睡眠の質の低下などのデメリットがあります。一方、一人暮らし世帯で眠るときにエアコンを使わなければ、月に約2190円の電気代の節約になります。
 
この金額が大きいか小さいかは人それぞれの価値観によりますが、何かあってから後悔するのは避けたいものです。厳しい暑さの日が続きますので、適切にエアコンを使って、安全で質の高い睡眠を取れる環境を整えてはいかがでしょうか。
 

出典

警察庁 住まいる防犯110番
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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