トマトやきゅうりを育てていますが、水道代や資材代を考えると、買ったほうが安いのでは…? 夏の家庭菜園は実際コスパがいいのでしょうか?

配信日: 2025.09.08
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トマトやきゅうりを育てていますが、水道代や資材代を考えると、買ったほうが安いのでは…? 夏の家庭菜園は実際コスパがいいのでしょうか?
趣味のひとつとして、家庭菜園をしている人は多くいるでしょう。野菜や果物をうまく収穫できれば、食費の節約という実益にもつながるかもしれません。
 
そこで本記事では、家庭菜園のコスパについて解説します。
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家庭菜園にかかるコスト

家庭菜園をする際にかかるコストを大別すると、初期費用とランニングコストの2種類です。ただし、コストの大きさは、家庭菜園の規模や育てるものの種類などによって変動します。本章では、それぞれのコストについて解説します。
 

初期費用

家庭菜園を始めるために必要とされる、基本的なものは以下のとおりです。

●プランター
●土
●肥料
●種や苗

自宅に庭があって地植えができる場合は、プランターやそれほど多くの土は必要ないでしょう。また、シャベルやジョウロ、手袋、剪定用のハサミなどがあると便利です。いずれも、ホームセンターの園芸用品売り場などでそろえられます。それぞれの道具の価格帯は幅広いですが、すべてそろえた場合の費用は1万円程度が目安でしょう。
 

ランニングコスト

家庭菜園には、ランニングコストもかかります。そのうちのひとつは、定期購入しなければならない肥料です。また、定期的な水やりが必要なため、水道料金もかかります。
 
なお、家庭菜園のランニングコストとして、時間と労力もかかります。水やりや害虫対策、収穫作業、剪定など家庭菜園を続けるためには少なからず手間がかかります。また、これらの作業をするには時間もかかるので、忙しい毎日を過ごしている人にとっては負担に感じることもあるかもしれません。
 
このように、実際にかかる費用だけでなく、目に見えにくいコストにも注目しましょう。
 

家庭菜園のメリット

家庭菜園を始めるきっかけは人それぞれですが、趣味のひとつとして始める人は多いでしょう。家庭菜園には、植物を育てられること以外にもメリットがあります。
 

満足感や達成感がある

野菜などの植物は、手をかけるほど成長して実ります。その成長を見守ることで満足感を得られるでしょう。また、きちんと成長して収穫ができれば、達成感も感じられます。
 
目に見える収穫物のほかにも、家庭菜園をすることで日中での行動が増えるため、日常生活にメリハリが出る効果にも期待できます。
 

新鮮な野菜や果物を食べられる

収穫したての新鮮な野菜や果物をいつでも食べられる点は、家庭菜園の面白さです。自分が育てたものであれば、味は格別でしょう。
 
また、自宅で野菜や果物が収穫できれば、スーパーなどで購入する必要がなくなります。買い物の手間を省けるだけでなく、食費の節約にもつながるでしょう。収穫できる野菜や果物の種類と量が増えれば、その分だけより節約になります。
 
さらに、家庭菜園では必要な分だけ収穫できるため、無駄が生まれにくい点も魅力的です。スーパーで安いからとまとめ買いをして、結果的に使い切れず廃棄することは減るため、食品ロスの削減にもつながります。
 

家庭菜園はコスパがよい?

「家庭菜園はコスパがよいか」に対する回答は、簡単に出せるものではありません。
 
家庭菜園を始めるためにはある程度の初期費用がかかり、ランニングコストも発生します。また、時間や労力以外のコストもかかります。これらのコストの総合的な判断は、スーパーで野菜や果物を購入することと比較すると、それほどお得に感じないということもあるでしょう。
 
一方で、家庭菜園での収穫状況によっては、スーパーなどで野菜や果物を購入する機会が減り、食費の節約につながることもあります。
 

コスパがよいかどうかは状況次第

家庭菜園を始めるには、初期費用がかかります。また、家庭菜園中は定期的に購入する肥料や水やりで発生する水道料金などの費用に加えて、害虫対策や収穫作業、剪定などの手間と時間というランニングコストも発生します。
 
これらのコストを踏まえると、スーパーで野菜や果物を購入するほうがお得に感じることがあるかもしれません。一方、スーパーで野菜や果物を購入することが減り、食費の節約につながれば、家庭菜園のほうがお得に感じることもあります。
 
家庭菜園のコスパは収穫状況にもよりますし、費用以外のコストに関しては個々の感じ方次第でしょう。しかし、野菜や果物を育てることによって満足感や達成感を得られるなど、家庭菜園にしかない魅力もあります。費用面だけでなく楽しさや充実感も踏まえて、自分に合った形で家庭菜園を始めてみませんか。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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