50代で夫婦共働きのわが家、毎月の生活費が“30万円以上”かかっています。ママ友夫婦は“20万円以下”だそうですが、うちがかかりすぎなのでしょうか…?

配信日: 2025.10.28
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50代で夫婦共働きのわが家、毎月の生活費が“30万円以上”かかっています。ママ友夫婦は“20万円以下”だそうですが、うちがかかりすぎなのでしょうか…?
近年は夫婦共働きの家庭も珍しくありませんが、他の世帯は毎月生活費にいくら使っているのか気になる人も多いでしょう。50代で夫婦共働きの家庭において、毎月の生活費が30万円以上かかっているのは普通なのでしょうか。
 
本記事では、夫婦共働き世帯の消費支出と2人以上世帯における年代別の消費支出と、生活費を節約する方法を解説します。
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夫婦共働き世帯の消費支出は“月額33万7310円”

総務省統計局の家計調査によると、2人以上の世帯(核家族世帯)における夫婦が有業者の1ヶ月あたりの消費支出は33万7310円でした。具体的な内訳は表1の通りです。なお、世帯主の年齢は49.1歳で、持家率は83.5パーセントとなっています。
 
表1

食料 8万8735円
住居 1万7666円
光熱・水道 2万1709円
家具・家事用品 1万2736円
被服及び履物 1万3058円
保健医療 1万3970円
交通・通信 5万1493円
教育 2万3763円
教養娯楽 3万4678円
その他 5万9501円

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果 2024年(令和6年)平均」を基に筆者作成
 
一方、有業者1人の消費支出は30万1925円、全平均では30万7651円となっており、毎月の生活費に30万円以上かかるのは平均的な水準といえます。
 

「50代」はもっとも“生活費”がかかる年代

総務省統計局の家計調査を基に、2人以上の世帯における世帯主の年齢階級別の消費支出を表2にまとめました。消費支出が最も高いのは50代で、35万6946円となっています。
 
表2

平均 40歳未満 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上
消費支出 30万243円 28万451円 33万1134円 35万6946円 31万1392円 25万2781円
世帯人数 2.88人 3.56人 3.68人 3.09人 2.58人 2.33人
持家率 87.5パーセント 66.7パーセント 83.1パーセント 85.2パーセント 92.4パーセント 95.1パーセント

※総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕調査結果 2024年(令和6年)平均結果の概要」を基に筆者作成
 

毎月の“生活費”を少しでも節約する方法

毎月の生活費を少しでも節約したい人は、以下の3つの方法を実践しましょう。
 
・家計簿をつける
月々の収入と支出を把握していないと、生活費に使える金額や節約すべき費目が分かりません。そのため、家計簿をつけて家計の収支を把握することが重要です。家計の赤字・黒字や貯金額やローン残高なども確認して全体の状況を把握できれば、何をいくら節約すべきかが明確になります。
 
・支出が多い費目を把握する
生活費の中で支出が多い費目を把握します。生活費は固定費と変動費の2つに分類できますが、基本的には固定費の見直しがおすすめです。変動費は毎月金額が変わるため、持続性に欠ける一方、固定費は一度見直すと節約効果が持続します。
 
主な固定費は、家賃・住宅ローンや水道光熱費や通信費などです。特に、あまり利用していないサブスクリプションサービスがある場合は速やかに解約することをおすすめします。
 
・費目ごとの予算を決める
食費や交際費や娯楽費などの変動費を節約する際は、費目ごとに予算を決めることが重要です。具体的な目標を設定することで、使い過ぎを防げます。
 

まとめ

夫婦が有業者の世帯における1ヶ月あたりの消費支出は約34万円で、有業者1人の消費支出も約30万円のため、毎月の生活費が30万円なのは平均的な水準といえます。
 
また、2人以上の世帯において消費支出が最も高いのは50代で、約36万円です。生活費を節約したい人は、家計簿をつけて支出が多い費目を把握したり費目ごとの予算を決めたりすることからはじめてみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省統計局 家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表
総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕 2024年(令和6年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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