先月の電気代が“1万円以上”で正直キツイ…! 「エアコン」を「ファンヒーター」に変えれば“ランニングコスト”を抑えられる? 1日8時間稼働のケースで試算
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【エアコンvsファンヒーター】電気代の差は?
暖房運転にかかる消費電力は、機器の仕組みによって大きく異なります。エアコンは熱を移動させるヒートポンプ方式を採用しており、同じ暖房効果を得る場合、電気ヒーター式のファンヒーターより消費電力を抑えやすいとされています。
ここでは、電力料金の目安単価31円/キロワットアワー(税込)で、シャープ株式会社の製品仕様を基に1日8時間使用した場合の電気代を試算します。
・セラミックファンヒーター(550~1200ワット)
1時間あたり:約17~37円
1日(8時間):約136~296円
1ヶ月(30日):約4080~8880円
・エアコン(150~1330ワット)
1時間あたり:約5~41円
1日(8時間):約40~328円
1ヶ月(30日):約1200~9840円
弱運転時の比較ではエアコンのほうが安くなる可能性がありますが、最大出力に近い運転が続くと差は縮まります。なお、実際の電気代は室内外の気温、設定温度、住宅の断熱性能、機種ごとの省エネ性能などによって大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
エアコンの電気代を節約する4つのポイント
ここからは、エアコンの電気代を節約するポイントを4つ紹介します。
1.ドアの開閉をなるべく少なくする
ドアや窓を頻繁に開け閉めすると冷気が入り、室温が下がります。設定温度に戻そうとして消費電力が増えるため、開閉はできるだけ少なくしましょう。
2.床まで届く長い厚手のカーテンを使用する
長めのカーテンを使用すると、窓からの冷気を防ぎ、暖房で暖めた空気を逃しにくくなります。
3.扇風機を併用して暖まった空気を循環させる
暖かい空気は天井付近にたまりやすいため、風を循環させて室内の温度のばらつきを減らしましょう。
4.室外機のまわりに物を置かない
室外機の吹き出し口や周辺に物を置くと、暖房効率が低下します。周囲は整理し、空気の流れを確保しましょう。
令和8年1・2・3月利用分は「電気・ガス料金支援」も実施
総務省統計局が実施した「家計調査報告-2025年(令和7年)12月分及び2025年平均-」によると、二人以上の世帯の電気代は1万1497円です。
経済産業省資源エネルギー庁によると、冬季の電気・ガス料金負担軽減のため、令和8年1〜3月利用分の電気料金に対する支援制度が実施されます。これは電気料金単価自体の割引や還元などを含む支援で、家庭のランニングコスト負担の軽減を狙った国の施策です。
この支援を利用することで、エアコンなど暖房器具の運用時の電気代負担を軽減できる可能性があります。例えば、前述のエアコンを弱運転(150ワット)で1日8時間、2月(28日間)使用した場合の消費電力量は150ワット×8時間×28日=33.6キロワットアワーです。
2026年1月・2月分の電気料金支援では、一般家庭向けの値引き単価が4.5円/キロワットアワー(税込)となっているため、151円程度の値引きが見込めます。なお、3月分の値引額は1.5円/キロワットアワー(税込)です。
まとめ
エアコンとファンヒーターの電気代は運転設定や使用状況によって変わりますが、弱~中程度の運転であればエアコンのほうが電気代を抑えやすいと考えられます。しかし、強運転が続くと、両者の差は小さくなる点には注意です。室外機周辺の整理やドアの開閉を控えるなどの工夫を取り入れ、暖房を効率よく活用しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問 Q&A
シャープ株式会社 HX-TS1 製品仕様
シャープ株式会社 AY-U22E 製品仕様
経済産業省 省エネポータルサイト
総務省統計局「家計調査報告-2025年(令和7年)12月分及び2025年平均-」
経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
