“浴室暖房”がない家でも“シャワー”で寒さ対策はできるのでしょうか? 入浴前に「15分間」シャワーを流すと水道光熱費はいくら上がる?
本記事では、シャワーを15分間流した場合の費用を試算するとともに、参考として浴室暖房を15分間使用した場合の費用も紹介します。
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「シャワー15分間」にかかる費用
まずは、シャワーを15分間出しっぱなしにした場合にかかる光熱費を計算してみましょう。
水道代は、水1リットルあたりの料金と使用量から計算します。
東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合、約36リットルの水を使用するということです。1リットルあたりの単価を0.24円とした場合、15分間で約43円の水道代がかかる計算になります。
ガス代は「上昇させる温度×水量÷熱効率÷発熱量×ガス代単価」で算出できるため、水温によっても異なります。
例えば180リットルの水を20度から42度まで上昇させる場合のガス代を、以下の条件で計算してみましょう。
・熱効率80%
・発熱量1万751キロカロリー
・ガス代単価149.94円(東京ガスB表「26年4月検針分」より)
22度×180リットル÷80%÷1万751キロカロリー×149.94円=約69円
水道代とガス代を合計すると、約112円になります。
参考:「浴室暖房」にかかる費用
浴室暖房は、電気やガスの力で浴室内の空気をあたためる暖房設備です。
ここでは参考として、電気式の浴室暖房を例に挙げて見ていきましょう。浴室暖房の電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×電力量料金」で計算できます。
例えば、暖房(強運転時)の消費電力が1310ワットの浴室暖房機を15分間稼働させた場合の電気代を、電力料金の目安単価「31円/キロワットアワー」を使用して計算すると、以下のようになります。
1.31キロワット×0.25時間×31円/キロワットアワー=約10円
今回の試算条件では、浴室暖房を15分間使用した場合のほうが、シャワーを15分間流しっぱなしにする場合よりも光熱費を抑えられる計算になります。
シャワーにかかる費用を抑えるポイント
シャワーを使って入浴前の浴室の寒さをやわらげる場合でも、工夫次第で費用をおさえられる可能性があります。
まずは、お湯の設定温度を1度下げてみることをおすすめします。
上記でご紹介した、シャワーを15分間出しっぱなしにした場合のガス代の計算式に当てはめてみましょう。
設定温度を42度から41度に下げた場合「21度×180リットル÷80%÷1万751キロカロリー×149.94円=約66円」となり、3円ほど安く済みます。
そのほかにも、以下のような方法でお風呂にかかる費用を節約できる可能性があります。
・節水できるシャワーヘッドに交換する
・追い炊きの回数を減らす
・浴槽にためるお湯の量を少なめにする
・シャワーの時間を短くする
追い炊きの回数を減らすためには、家族が間隔を空けずに連続でお風呂に入るようにしたり、浴槽のふたをこまめに閉めるようにしたりするとよいでしょう。
シャワーを使う場合も、工夫次第で費用は抑えられる
浴室暖房がない家庭で、入浴前にシャワーを流して浴室内の寒さをやわらげる場合、15分間流しっぱなしにすると、水道代とガス代を合わせて約112円かかる計算になります。
参考までに、今回の試算条件では、浴室暖房を15分間使用した場合のほうが、シャワーを15分間流しっぱなしにする場合よりも光熱費を抑えられる計算です。
また、お風呂にかかる費用を節約する方法としては、お湯の設定温度を1度下げるほか、追い炊きの回数を減らしたり、シャワーの時間を短くしたりすることなどが挙げられます。
出典
東京都水道局 水道のご使用について 水の上手な使い方
東京ガス株式会社 ガス料金表 東京地区等 一般料金等 一般料金B表 26年4月検針分
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
