「ナフサ危機」で生活必需品が次々値上げと聞いて不安です…。年間の家計負担はどれくらい増えるのでしょうか? 値上げが見込まれる日用品を紹介

配信日: 2026.05.27
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「ナフサ危機」で生活必需品が次々値上げと聞いて不安です…。年間の家計負担はどれくらい増えるのでしょうか? 値上げが見込まれる日用品を紹介
ナフサとは、原油を精製して作られる石油製品の一種です。中東情勢の悪化によってナフサの供給が不足しており、さまざまな製品に影響を及ぼしています。
 
ナフサ危機により、生活費に影響が出るのではと不安に思う人もいるでしょう。本記事では、ナフサ危機による生活必需品への影響や値上げが見込まれる日用品などを解説します。
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ナフサ危機で生活必需品が値上げ

国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)が、2026年4月に実施した企業アンケートでは、102社のうち44パーセントが「既に影響が発生している」と回答しました。「3ヶ月以内に影響が生じる」と見込む企業も含めると75パーセントを超えており、生活関連業界で不安が広がっていると考えられます。
 
また、同アンケートでは現在の状況が続いた場合に想定される対応として、72パーセントの企業が製品の値上げを検討していると回答しました。実際に、ゴミ袋や包装フィルム、衣類素材などで価格改定が始まっているようです。
 
食品包装や医薬品、衛生用品や日用品などの原料になるナフサは、供給不安が家計の圧迫要因になり得ます。株式会社野村総合研究所の試算によると、ナフサ由来製品の値上げによる4人家族の年間負担額は2万2500~3万5100円程度です。値上げ前の年間負担額は約1万8000~2万5500円のため、4500~9600円の負担増になると考えられます。
 

住宅関連では「100万円以上」値上げの可能性も

ナフサ不足の影響は生活必需品だけではなく、住宅設備や建材にも広がっています。ユニットバスやトイレの納期遅延、断熱材・防水シート・塗料・接着剤などの住宅関連資材でも影響が発生しているようです。特に、断熱材は約40パーセントの値上がりが指摘されており、資材価格全体を押し上げる要因となっています。
 
また、新築工事やリフォームを行う場合、一般的な二階建て住宅では100万円規模のコスト増となるケースもあるとされています。ナフサは住宅設備の樹脂部品や塩ビパイプ、壁紙や防水材など幅広い部材に使われているため、見えない部分のコスト上昇も住宅価格へ影響しやすいようです。
 

ナフサ危機で何を備える? 値上げが見込まれる日用品を紹介

ナフサはプラスチックや合成洗剤、包装フィルムなどの原料になるため、私たちが毎日使う日用品にも幅広く使われています。ここからは、ナフサ危機によって値上げが見込まれる製品のうち、価格改定前に備えておくことで家計負担を抑えやすくなるものを紹介します。
 

1.洗浄用品

シャンプーや洗濯洗剤、食器用洗剤といった洗浄用品は界面活性剤や容器にナフサ由来素材が多く使われているため、原材料費の影響を受けやすいと考えられます。
 

2.消耗品

ラップやポリ袋、ウェットティッシュなどの消耗品はポリエチレンや不織布といったナフサ由来の石油化学素材で作られているため、洗浄用品と同じく原材料費の上昇の影響を受けやすいとされています。
 
ただし、国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)は、必要以上の買いだめを避けるよう呼びかけています。値上げする前に買えるだけ買い込むと、管理する場所がなくなったり経年劣化により品質が落ちたりする恐れもあるため、1〜2ヶ月分を目安に備えましょう。
 

まとめ

ナフサ危機によって、ナフサ由来の素材が使われているラップやウェットティッシュなどの消耗品のほか、シャンプーや洗剤などの洗浄用品も値上げされると考えられます。
 
これらを事前に備えておくことで、家計負担が抑えられるかもしれません。ただし、使いきれない分を買うのは逆効果となるため、1~2ヶ月分を目安に購入するとよいでしょう。
 

出典

国民生活産業・消費者団体連合会【NEWS RELEASE】ナフサ供給不安、44%の企業にすでに影響ー生団連、正確な情報開示を政府に要請ー
株式会社野村総合研究所 ナフサ由来製品の価格上昇と家計負担額の新たな試算:年間2.3万円~3.5万円
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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