夫が“気温25度”でも「暑いから」とエアコンをつけます。実際「何度からつけるべき」ですか? 電気代がもったいないと感じますが「日中8時間」でいくらかかるのでしょうか? データをもとに確認

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夫が“気温25度”でも「暑いから」とエアコンをつけます。実際「何度からつけるべき」ですか? 電気代がもったいないと感じますが「日中8時間」でいくらかかるのでしょうか? データをもとに確認
「まだ5月なのに冷房つけるの? もったいなくない?」
 
気温が25度を超えたあたりでエアコンをつけ始める夫に、思わずそう言いたくなる人もいるのではないでしょうか。冷房の使用をためらう気持ちは分かる一方、暑さを我慢しすぎると熱中症のリスクが高まることも心配です。
 
本記事では、冷房を使い始める室温の目安や日中8時間つけた場合の電気代、そして「つける・つけない」を判断するポイントについて解説します。
よし・こう

1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP

みんなはエアコン冷房を室温何度からつけている?

冷房の使い始めは「25℃」が最多

「室温が何度になったら冷房をつけるか」は、多くの方が悩むところではないでしょうか。
 
パナソニックが2026年5月に公表した「エオリア」ユーザーの利用データをもとにした「今夏のエアコン利用についてアンケート調査」によると、エアコン冷房をシーズンで初めて利用する際の室温は「25℃」で27.9%、次いで「24℃」が22.0%となっており、24〜25℃あたりが冷房を使い始める1つの目安になっているようです。
 
一方、「28℃以上」になるまで冷房をつけなかった人は5.7%にとどまっています。多くの人は室温がそこまで高くならないうちに冷房を使い始めている傾向がうかがえます。
 
また、同調査では、5月にエアコンを使うことにためらいを「強く感じる」が27%、「やや感じるが39%と、66%がためらいを感じており、暑さを感じつつも「まだ早いのでは」という気持ちからエアコンの使用を控えている実態も浮かび上がっています。
 

エアコン冷房を日中8時間つけると電気代はいくら?

1時間あたりの電気代の目安と計算方法

エアコンの電気代は「消費電力(キロワット)×電力料金単価(円/キロワットアワー)×使用時間」で計算できます。電力料金の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー(税込・2022年7月改定)が広く使われています。
 
パナソニックが公表している2026年モデル(Jシリーズ・スタンダードモデル)の期間消費電力量をもとにした1時間あたりの冷房電気代の目安は、6畳用で約2.9円、8畳用で約3.2円、10畳用で約3.4円です。
 

8時間使用した場合のシミュレーション

上記の目安をもとに、日中8時間冷房を使った場合の電気代を計算してみましょう。
 
8畳用のスタンダードモデルであれば、1時間あたり約3.2円なので、8時間で約25.6円。10畳用で約27.2円となり、1日あたり30円前後が目安になります。1ヶ月(30日)続けても約770~820円です。
 
ただし、外気温が高い真夏日や、部屋の断熱性が低い場合などは消費電力が大きくなり、電気代も上がります。
 

電気代の値上げと政府の支援策の現状

電気代を気にする背景には、相次ぐ値上げがあります。2026年1~3月使用分まで実施されていた政府の電気・ガス料金補助は終了し、同時に再エネ賦課金も2026年度は1キロワットアワーあたり4.18円(前年度3.98円)に引き上げられました。
 
一方、高市首相は2026年5月に夏場の電気・ガス料金支援について補正予算案の編成を視野に検討する方針を表明しました。政府は7~9月使用分を対象に、予備費から約5000億円を支出する方向で調整を進めており、昨年夏の支援よりも補助を拡充する見通しです。家計には安心材料の1つとなるでしょう。
 

エアコンを「つける・つけない」の判断ポイント

我慢しすぎは熱中症のリスクに

電気代が気になるからといって、暑さを我慢しすぎるのは危険です。気温が26℃程度でも、湿度が高い場合や体調が優れない場合には熱中症のリスクがあるため、「気温が低いから大丈夫」とは言い切れません。
 
環境省が推奨する「室温28℃」は、あくまで室温の上限の目安であり、エアコンの設定温度ではない点も覚えておきましょう。「つける・つけない」は、室温ではなく自分の感覚・体調を基準にすべきです。
 

電気代を抑えながら涼しく過ごすコツ

まだ真夏ほど暑くない時期には、エアコンの送風運転を活用するのがおすすめです。送風運転の電気代は1時間あたり約0.4円と冷房に比べて格段に安く、風を体に当てることで体感温度を1~2℃程度下げる効果が期待できます。
 
冷房を使う場合も、設定温度を1℃上げるだけで消費電力を約13%削減できるとされています。扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させれば、設定温度を上げても涼しさを感じやすくなるでしょう。
 

まとめ

室温25℃でエアコンの冷房をつけることは、決してぜいたくではありません。8畳用エアコンを日中8時間使っても、電気代の目安は1日約25~30円です。電気代の値上げが続くなかで節約意識を持つことは大切ですが、我慢しすぎて熱中症になっては本末転倒です。
 
送風運転や扇風機の併用といった工夫を取り入れながら、体調を最優先にしてエアコンを上手に活用していきましょう。
 

出典

パナソニック株式会社 2026年 夏のエアコン利用と節電・節約意識に関する実態調査(PR TIMES)
 
執筆者 : よし・こう
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP

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