「ベランダソーラーを設置しよう」と言い出した夫。導入に“10万円”かかるそうですが、何年で元が取れるの? 日本では無許可だと違法!? 設置前に知っておきたいルールも確認
本記事では、ベランダソーラーの概要や導入費用、導入する際の注意点などを解説します。
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いま話題の「ベランダソーラー(プラグインソーラー)」とは?
ベランダソーラー(プラグインソーラー)とは、マンションやアパートのベランダに設置できる小規模な太陽光発電システムを指します。
海外では、小型の太陽光パネルとマイクロインバーターを組み合わせ、家庭のコンセントに接続して電力を利用する仕組みとして普及しています。
特徴として、海外では屋根設置型の太陽光発電と比べ工事負担が小さく、賃貸住宅や集合住宅でも導入しやすい点が挙げられます。国際的にはドイツを中心に普及が進んでおり、日本でも再生可能エネルギーの導入拡大策として注目されています。
公益財団法人自然エネルギー財団の資料によると、海外では専門工事不要で設置可能なケースもあり、初期費用を抑えやすいとされています。一方で、日本では建築物への固定方法や電気設備の安全基準など、法令や管理規約への配慮が必要です。
導入する際は安全面の確認が前提となりますが、蓄電池や独立運転機能などと組み合わせることで、災害時の電源確保に役立つ可能性もあります。
ベランダソーラーっていくらするの? 何年で元が取れる?
自然エネルギー財団の資料によると、ベランダソーラーの導入費用は機器構成によって異なるものの、数十万円規模となるケースもあるようです。
基本的には、太陽光パネル・マイクロインバーター・設置金具・配線機器などが必要で、10万円前後の小規模構成で導入できるケースがあります。ただし、製品性能や施工条件によって総額は変動する場合がある点には注意しましょう。
普及が進むドイツにおける標準的な800ワットのプラグインソーラーセットの価格は、執筆時点でおよそ300~600ユーロ(5万5000円~11万円程度)です。
一方、ベランダに置けるサイズのパネルで1日平均3時間発電した場合、1日あたり約18円から20円程度の節約になるとされています。この場合、導入費用が10万円であれば、単純計算で元を取るには約14~15年かかることになります。
ベランダソーラーを無許可で設置すると法に抵触する恐れも
日本でベランダソーラーが違法といわれる背景として、以下のような理由が挙げられます。
・電力会社との契約や系統連系の手続きを経ずに接続すると、安全基準や契約上の問題が生じる恐れ
・無資格でのコンセント増設は電気工事士法に抵触する恐れ
・設置方法によっては建築基準法や消防法に抵触する恐れ
マンションや賃貸住宅では、ベランダが共用部分と定義されている場合があり、管理組合や貸主の許可が必要となるケースがあります。
無断で固定器具を設置した場合、管理規約違反や原状回復義務の問題に発展するかもしれません。比較的手軽なコンセント接続型であっても、日本で利用する場合は、設置環境や接続方法によって電気工事士による確認や施工が必要になることがあります。
ベランダソーラーを利用する際は、設置前に電気工事士へ相談を行い、マンション管理規約や自治体ルール・メーカー施工基準を確認することが重要です。
まとめ
ベランダソーラーは、海外では家庭用コンセントに直接接続して使用する仕組みとして普及が進んでおり、そのシンプルさから特にドイツで普及が進んでいます。
ただし、日本で利用する場合は、設置方法によって法に抵触する恐れがあるため、事前に法令上の確認や電気工事士への相談が必要になる点に注意が必要です。設置する前に、マンション管理規約・自治体ルール・メーカー施工基準を確認することが大切です。
出典
公益財団法人自然エネルギー財団 プラグインソーラー 誰もが設置できる太陽光発電の新しい形
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
