「電気代がもったいない!」とエアコンを我慢する母。夏日なのに体調が心配です。いっそ「光熱費節約」と「運動不足解消」を兼ねて“ジム通い”を勧めるのはアリでしょうか?
そこで、涼しい場所で過ごせて運動不足の解消にもつながるジム通いを勧めるのはよい方法なのでしょうか。本記事では、光熱費の節約と健康面の両方から、無理のない考え方を見ていきます。
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目次
ジム通いは光熱費節約になるが、エアコン代の代わりとは考えない
ジム通いを勧めること自体は、有効な選択肢の一つです。冷房の効いた施設で体を動かせるため、自宅で暑さを我慢する時間を減らしながら、運動不足の解消にもつなげられます。また、ジムによってはシャワーや浴室を使えるため、帰宅後の入浴にかかる水道代やガス代を少し抑えられる可能性もあります。
ただし、ジムは月会費がかかります。一般的なジムでは月に数千~1万円前後かかるため、自宅のエアコン代や入浴代の節約だけで元を取るのは簡単ではありません。交通費がかかる場合は、さらに負担が増えます。
そのため、ジムは「電気代を浮かせるための場所」ではなく、「健康づくりをしながら涼しい時間を過ごせる場所」と捉えることが大切です。節約だけを目的にすると、会費が負担になり、長続きしないおそれがあります。
エアコンを我慢している高齢の親には、ジムより先に熱中症予防を伝える
お母さまが高齢の場合、まず重視したいのは熱中症の予防です。環境省では、「高齢者は体内の水分が不足しやすく、暑さやのどの渇きに対する感覚も鈍くなりやすい」と注意を呼びかけています。また、熱中症は屋外だけでなく、室内や夜間にも起こるとされています。
本人が「まだ大丈夫」と感じていても、体には負担がかかっている場合があります。特に、室温が高い部屋で長時間過ごすと、気づかないうちに体温が上がることがあります。熱中症になると、通院や入院が必要になることもあり、結果として電気代以上の負担が生じるかもしれません。
親への伝え方としては、「エアコンをつけて」と強く言うより、「体調を崩すほうが心配だから、暑い時間だけ使おう」と話すほうが受け入れられやすいでしょう。電気代を気にしている人には、つけっぱなしではなく、暑い時間帯や就寝前後など必要な場面にしぼって使う方法を提案すると安心感があります。
ジムを勧めるなら費用・体力・通いやすさを確認する
親にジムを勧める場合は、本人の体力や生活リズムに合っているかを確認しましょう。高齢の方がいきなり本格的なトレーニングを始めると、疲労やけがにつながることがあります。最初はウオーキングマシンをゆっくり使う、ストレッチ教室に参加するなど、軽い運動から始めるのが安心です。
また、ジムを続けるには通いやすさも大切です。家から遠い施設を選ぶと、暑い日は移動だけで負担になり、通うこと自体がおっくうになる可能性があります。そのため、徒歩圏内や送迎サービスのある施設、自治体のスポーツセンターなども候補に入れるとよいでしょう。
特に自治体のスポーツセンターは、民間ジムより利用料が安い場合が多いため、費用面の不安を抑えながら通いやすい施設を探せます。
見学や体験利用ができる施設であれば、まず一度試してみるのがおすすめです。スタッフの対応、休憩スペースの有無、シャワーの使いやすさなどを確認してから決めると、入会後のミスマッチを防げるでしょう。
高齢の親には、ジムと自宅の暑さ対策を組み合わせて無理なく涼しく過ごしてもらおう
ジム通いは、涼しい場所で体を動かせるため、運動不足の解消や気分転換に役立ちます。ただし、毎日通えるとはかぎらないため、自宅で安全に過ごす工夫も必要です。カーテンで日差しを遮る、扇風機を併用する、エアコンのフィルターを掃除するなど、冷房を効率よく使う方法も取り入れましょう。
エアコンを我慢する代わりにジムを使うのではなく、必要なときには冷房を使用し、外出できる日はジムなどの涼しい場所を活用することが大切です。高齢の親の体調を第一に考えながら、無理のない形で節約を続けましょう。
出典
環境省 高齢者のための熱中症対策
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

