夫が「シャワー代を節約できる」と月額「9000円」のジムに入会…毎日通えば“水道光熱費”の元は取れるのでしょうか? 家計的に本当に得なのか気になります
しかし、月額9000円の会費を支払っている場合、本当に水道代やガス代だけで元を取れるのでしょうか。
今回は、一般的なシャワーの水道光熱費をもとに、ジム利用による節約効果を試算しながら、家計にとって本当にお得なのかを考えてみましょう。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
シャワー1回の水道代・ガス代はいくらくらいかかる?
まずは、自宅でシャワーを浴びた場合にどのくらいの費用がかかるのかを見てみましょう。
一般的な家庭用シャワーは、1分間に約10リットルの水を使用するとされています。10分間使用すると、およそ100リットルの水を使う計算です。
東京都の水道料金や都市ガス料金をもとにした試算では、10分間のシャワー1回あたりの費用は、水道代が約16円、ガス代が約38円で、合計約55円となります。
もちろん、シャワー時間が長い家庭や、プロパンガスを利用している家庭では費用がさらに高くなる可能性があります。一方で、節水シャワーヘッドなどを利用している場合は、もう少し安くなるでしょう。
それでも、一般的な家庭では1回あたり数十円程度というのが実情です。毎日シャワーを浴びたとしても、1ヶ月で大きな金額になるわけではありません。
月額9000円のジム代はシャワー代の節約で回収できる?
では、毎日ジムに通い、シャワーを利用した場合はどうでしょうか。
先ほどの1回約55円という試算を使うと、30日間毎日ジムでシャワーを浴びた場合の節約額は次のようになります。
・55円×30日=約1650円
つまり、自宅で使うはずだった水道代とガス代を合わせても、1ヶ月あたり約1650円しか節約できません。月額9000円のジム会費と比較すると、差額は約7350円です。
仮にシャワー時間が長く、1回あたり80円程度の水道光熱費がかかる家庭だったとしても、30日利用で約2400円です。この場合でも、ジム代を光熱費の削減だけで回収することは難しいでしょう。
「シャワー代を節約するためにジムへ通う」という考え方だけで判断すると、家計面ではあまり合理的とはいえません。
家計で考えるならジムの価値は水道光熱費だけではない
ただし、ジムの価値はシャワーだけではありません。
例えば、運動不足の解消や体力づくり、ダイエット、ストレス発散など、多くの人は健康維持を目的としてジムを利用しています。もし週に数回でも運動する習慣が身につけば、生活習慣病の予防や体力維持につながる可能性があります。
また、「シャワーを浴びるためにジムへ行く」という行動がきっかけになり、結果として運動を継続できる人もいるでしょう。実際には、水道光熱費の節約額よりも、こうした健康面のメリットの方が大きな価値を生む場合があります。
さらに、自宅のお風呂掃除の回数が減ったり、給湯器の使用頻度が下がったりする副次的なメリットも考えられます。
もちろん、それらを金額に換算することは簡単ではありませんが、家計にプラスの影響を与える可能性はあります。
ジムは「シャワー代の節約」より健康への投資として考えよう
月額9000円のジムに毎日通ったとしても、自宅で使う水道代やガス代だけで会費を回収することは難しいでしょう。一般的な家庭では、節約できる光熱費は月に1000~2000円程度にとどまるケースが多いためです。
そのため、「シャワー代の元を取るためにジムへ通う」という考え方では、期待したほどの節約効果は得られないかもしれません。
一方で、運動習慣が身につき、健康維持や体力向上につながるのであれば、ジム代は単なる水道光熱費の代替ではなく、自分への投資と考えることもできます。
家計を考える際は目先の水道代やガス代だけを見るのではなく、健康や生活の質の向上も含めて総合的に判断することが大切です。そう考えれば、ジム通いは「シャワー代の節約」以上の価値を持つ選択肢になるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

