自分は毎回「1000円カット」なのに、妻は「美容院・ネイル・化粧品」などで“毎月3万円”近く使っています…。不公平に感じるのですが、女性の美容代ってこれくらいが普通なのでしょうか?
ただし、家計に負担が出ているなら、金額の良し悪しではなく、夫婦で納得できる使い方に整えることが大切です。
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女性の美容代は人によって差が大きい
まずは 株式会社リクルートの「美容センサス2025年上期 《美容室編》資料編」を見ると、2025年の美容室市場規模は1兆3884億円で、前年比2.5%増。女性市場に絞ると1兆343億円、前年比2.8%増と上昇傾向にあります。
女性の場合、カットのみなら数千円で済むことがありますが、カラーやトリートメントを加えると1回で1万円を超えることもあります。白髪染めを定期的にしている人や、髪をきれいに保つ必要がある仕事をしている人は、費用が高くなりやすいと考えられます。
ネイルも同じです。セルフネイルなら安く済みますが、サロンでジェルネイルをすれば料金は高くなるでしょう。先ほどの同調査を見ると、「平均で6270円、女性使用者の17.9%は8001円以上」かけていることがわかります。化粧品も、ドラッグストアの商品を中心に使う人と、百貨店ブランドを使う人では支出が大きく変わります。
つまり、毎月美容院、ネイル、基礎化粧品、メイク用品をすべて含めて3万円なら、特別に珍しい金額とは言い切れません。一方で、家計に余裕がないのに毎月3万円を使っているなら、見直しの余地があります。
大切なのは、夫と妻の支出を単純に比べないことです。1000円カットで満足できる人もいれば、美容院で髪を整えることが気分転換や自信につながる人もいます。まずは、何にいくら使っているのかを一緒に確認してみるとよいでしょう。
美容代はぜいたくではなく身だしなみの面もある
美容代というと、ぜいたく費のように見られがちです。しかし、仕事や人付き合いの場面では、身だしなみとして必要になることもあります。たとえば、接客業や営業職など、人と会う機会が多い仕事では、髪や爪、肌の印象を整えることが本人の安心感につながる場合があります。
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※リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2025年下期 《美容意識・購買行動編》 資料編」p.23 p.24より
女性の場合は、髪型やメイクにかかる手間が男性より多くなりやすい傾向があります。白髪、肌荒れ、乾燥、紫外線対策など、年齢や体質によって必要なケアも変わります。
話し合うときは、「使いすぎだ」と責めるより、「家計全体を見直したい」と伝えるほうがよいでしょう。美容代を減らすかどうかより、夫婦で納得できる予算を決めることが大切です。
家計に合わせて美容代の上限を決める
美容代を考えるときは、まず家計全体を見ます。毎月の収入から、家賃や住宅ローン、食費、光熱費、保険料、教育費、貯蓄を差し引き、自由に使えるお金がどれくらいあるかを確認しましょう。そのうえで、美容代にいくら使えるかを決めると納得しやすくなります。
たとえば、夫婦それぞれに「自由費」を設ける方法があります。夫は趣味や飲み代、妻は美容代や服代に使うなど、使い道を細かく干渉しない仕組みです。金額の範囲内であれば、お互いに口を出さないようにすると、不公平感を減らせます。
妻の美容代が毎月3万円なら、年間では36万円です。この金額を見て、家計に無理がないなら、そのままでも問題ないかもしれません。反対に、貯金ができていない、クレジットカードの支払いが苦しい、教育費や老後資金に不安があるなら、優先順位を見直す必要があります。
節約する場合も、いきなり半分にするのではなく、まずは月5000円減らすなど現実的な方法がよいでしょう。美容院の頻度を調整する、ネイルをイベント時だけにする、化粧品を使い切ってから買うなど、続けやすい工夫から始めるのがおすすめです。
まとめ
妻の美容代が毎月3万円近くかかっていても、それだけで高すぎるとは言い切れません。美容院、ネイル、化粧品をすべて含めると、人によってはその程度かそれ以上になることがあります。美容代には、ぜいたくではなく身だしなみや気分転換の意味もあります。
ただし、家計に負担が出ているなら見直しは必要です。大切なのは、夫の1000円カットと妻の美容代を単純に比べることではありません。家計全体を見て、夫婦それぞれが納得できる自由費や上限額を決めることです。
責める話し合いではなく、「将来のために家計を整えたい」という形で話せば、前向きに見直しやすくなります。美容代をゼロにするのではなく、満足度を保ちながら無理のない金額に整えることが、夫婦の不満を減らす近道です。
出典
リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容センサス2025年上期 《美容室編》資料編
リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容センサス2025年上期 《ネイルサロン編》資料編
リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容センサス2025年下期 《美容意識・購買行動編》 資料編
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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