夫が「水道代の節約になる」と言って、家族全員にトイレのレバーを常に「小」で流すよう求めてきました…。詰まりや衛生面が心配ですが、4人家族で1ヶ月続けるとどれくらい節水になるのでしょうか?
今回は、水道費の節約を意識して、トイレを流す際に「小」のレバーを使用することで、どれくらい節水になるのか、また注意点やトイレの節約アイデアについても解説します。
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トイレの「大」と「小」の水量の違い
便器には、「大」と「小」2つのレバーやボタンが装備されています。便器のモデルは数多くあるため一概にはいえませんが、大と小の水の使用量は、一般的に次の通りです。
・大:4~8リットル
・小:3~6リットル
水の使用量は、モデルによって大きな差があり、あるモデルの大が別のモデルの小よりも使用量が少ないケースも考えられます。
本記事では便宜的に、大が7リットル、小が5リットル使用する便器を前提に解説します。
1回あたりどれくらい節水できる?
仮に4人家族が1ヶ月間、大レバーを使用せず小レバーのみを使用した場合、どれくらいの節水ができるのかシミュレーションしてみましょう。
排便・排尿合わせて1人あたり1日に5回トイレに行くと仮定すると、家族全体で20回トイレを使用することになります。
1回小レバーで流すと5リットルの水を使用するため、20回では100リットル、大レバーは1回7リットルで、20回では140リットルの使用量です。
1日あたりの大と小の使用量の差は40リットルで、1ヶ月間(30日間)同じ条件で使いつづけると、合計で1200リットルの差になります。
東京都水道局の節水に関する説明では、1リットルあたりの水単価を「0.24円」として計算しています。これを1200リットルで換算すると差額は「288円」です。1年続けた場合は、3504円の節水ができると考えられます。
この金額が高いと感じるかどうかは、人によって意見が分かれるかもしれませんが、節約にはつながるといえるでしょう。
「小」のみを使う際の注意点
小レバーのみを使用すると節水を期待できますが、排便をするときには注意が必要です。
基本的に便器で使用される水の量は、あらかじめ使用状況に応じて適切な量が設定されています。大便をした後に、水量の少ない小レバーで流してしまうと、便器や配管内で汚物のつまりが起きる可能性があります。
適度に大レバーと小レバーを使い分けることが大切でしょう。
トイレでの節水アイデア
トイレでできる節水対策には、次のような点が挙げられます。
・お風呂の残り湯を使う(残り湯をタンクに入れる)
・タンク内の浮き玉(水位調整用の玉状の部品)を調整する
お風呂の残り湯をタンクに直接入れる方法は、機種によって故障や不具合につながる可能性があるため、メーカーの説明書を確認してから実施するようにしましょう。
水の使用量が少ない便器に代えることも選択肢のひとつです。例えば、今使用している便器の大レバーが8リットル近く使うのであれば、4~5リットルなど少ない使用量のモデルを選ぶとよいでしょう。
小レバーだと月間で約288円の節水になる可能性がある
トイレの小レバーは大レバーよりも水の使用量が少なく、今回の試算では、4人家族で1ヶ月小レバーのみを使用すればおおむね288円の節水につながる可能性があります。
しかし、小レバーのみでは汚物のつまりなどが懸念されるため、基本的には排便と排尿とで使い分けしましょう。「お風呂の残り湯を使う」「浮き玉の調整をする」「節水モデルに代える」などの代替案もあるため、生活スタイルに合ったものを検討してみてください。
出典
東京都水道局 節水について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

