実家暮らしだとかなり貯金できるものですか? 実家暮らしの友人は1000万円以上の貯金があるそうですが、一人暮らしの自分は100万円しかありません。

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実家暮らしだとかなり貯金できるものですか? 実家暮らしの友人は1000万円以上の貯金があるそうですが、一人暮らしの自分は100万円しかありません。
「実家暮らしだとかなり貯金できるものか?」と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。友人とお金の話をする機会はほとんどないでしょうが、他人の貯蓄額は気になるものです。
 
そこで本記事では、本事例を基に「実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすいのか?」「単身世帯における金融資産保有額(金融資産保有世帯)の平均・中央値はいくらか?」について解説します。
中村将士

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすいのか?

総務省統計局が発表した「家計調査 家計収支編(2025年)」によると、単身世帯(勤労者世帯)における1ヶ月間の平均支出(消費支出)額は19万1523円です。
 
世帯主の年齢階級別1ヶ月間の平均支出額は、図表1のとおりです。
 
図表1

34歳以下 17万9225円
35~59歳 20万5690円

※総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯(2025年)」より筆者作成
 
また、年収別1ヶ月間の平均支出額は、図表2のとおりです。
 
図表2

~270万円未満 14万5778円
270~367万円未満 16万1965円
367~458万円未満 17万9045円
458~610万円未満 19万9141円
610万円以上 27万1687円

※総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯(2025年)」より筆者作成
 
実家暮らしの場合、生活費として実家にお金を入れるのが一般的でしょう。株式会社リクルートが運営する「SUUMO」が2015年に行った「SUUMO実家暮らし調査」(調査期間:2015年3月19~20日、有効回答数:400名)によると、実家に入れるお金の平均は1ヶ月当たり3万7417円です。男女・世代別の平均は図表3のとおりです。
 
図表3

世代区分 男性の平均 女性の平均
全世代 3万8774円 3万6059円
20~24歳 3万1786円 2万4706円
25~29歳 3万6212円 3万8911円
30~34歳 3万9792円 3万7364円
35~39歳 4万7308円 4万3255円

※株式会社リクルート SUUMO「SUUMO実家暮らし調査」より筆者作成
 
これらのデータを単純に比較するわけにはいきませんが、それでも実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすいといって差し支えないでしょう。
 

単身世帯における金融資産保有額(金融資産保有世帯)の平均・中央値はいくらか?

金融経済教育推進機構(J-FLEC)が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、単身世帯における金融資産保有額(金融資産保有世帯)の平均は1329万円、中央値は450万円です。
 
年齢別金融資産保有額の平均・中央値は、図表4のとおりです。
 
図表4

世帯主の年齢 平均 中央値
20歳代 388万円 146万円
30歳代 752万円 255万円
40歳代 1281万円 400万円
50歳代 1560万円 600万円
60歳代 1978万円 913万円
70歳代 1877万円 900万円

※J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」を基に筆者作成
 
また、年収別金融資産保有額の平均・中央値は、図表5のとおりです。
 
図表5

年収 平均 中央値
年収なし 890万円 125万円
300万円未満 1031万円 300万円
300~500万円未満 1344万円 500万円
500~750万円未満 1638万円 1638万円
750~1000万円未満 3022万円 2350万円
1000~1200万円未満 2907万円 1400万円
1200万円以上 6504万円 2210万円

※J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」を基に筆者作成
 
なお、「平均」はデータの合計を対象数で割った値、「中央値」はデータを小さい順または大きい順に並べたときに中央に位置する値です。このため、中央値のほうが実態に近い値といえます。
 
ただし、この中央値とご自身の貯蓄額(金融資産を含む)を比較して一喜一憂するのではなく、ご自身の資金計画と照らし合わせて貯蓄額が妥当かどうかを確認するのがいいでしょう。
 

まとめ

本記事では、本事例を基に「実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすいのか?」「単身世帯における金融資産保有額(金融資産保有世帯)の平均・中央値はいくらか?」について解説しました。まとめると、以下のとおりです。
 

・実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすい
・単身世帯における金融資産保有額の平均は1329万円、中央値は450万円

 
実家暮らしは一人暮らしより貯金しやすいため、貯蓄額に差ができるのも無理はありません。確かに貯蓄額は多いに越したことはありませんが、大事なのは資金計画です。将来のライフイベントに経済面で支障がないよう、資金計画を立て、実行していきましょう。資金計画に不安がある場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもいいのではないでしょうか。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯(2025年) 第2表、第4表
株式会社リクルート SUUMO 実家暮らし派に聞いた! ズバリ、家にいくらお金を入れている?
金融経済教育推進機構(J-FLEC) 家計の金融行動に関する世論調査 2025年
 
執筆者 : 中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 上級心理カウンセラー

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