「家賃が安くなる!」と憧れの沖縄へ移住したのに…。車の維持費と『高すぎるプロパンガス代』で毎月のやりくりが大赤字になるって本当ですか?

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「家賃が安くなる!」と憧れの沖縄へ移住したのに…。車の維持費と『高すぎるプロパンガス代』で毎月のやりくりが大赤字になるって本当ですか?
東京での生活費、特に家賃の高さにため息をついたことはありませんか?
 
一般的に、家賃15万円の物件を借りるには、月の手取り45万円、年収で約720万円が目安とされています。もしその家賃を沖縄での暮らしに充てたら、一体どんな生活が待っているのでしょうか。
 
「海が見える平屋」で毎週末リゾート気分を味わう南国スローライフは現実的な選択肢となりえるのでしょうか?
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沖縄の家賃事情はエリアによって大きく変わる

まずは沖縄の家賃事情を見てみましょう。沖縄の1部屋あたりの家賃相場は約5万円で、全国的に見ると実は11番目に高い水準です。
 
特に、ビジネスや生活の中心である那覇市は家賃が高く設定されています。交通の便がよく、商業施設や病院、学校も集まりやすいため、沖縄県内でも人気が高いエリアです。
 
そのため、「沖縄ならどこでも家賃が安い」と考えるのは注意が必要です。那覇市や人気のリゾートエリアでは、物件によっては想像以上に家賃が高くなることもあります。
 
一方で、那覇市から少し離れたエリアや、沖縄北部の自然豊かな地域に目を向けると状況は変わります。名護市や国頭郡などでは、海や山に近い暮らしをしながら、都心部よりも家賃を抑えられる可能性があります。
 
ビーチが望める物件や沖縄ならではの家屋は、相場よりも1万円ほど高くなる傾向にあります。それでも、東京の家賃15万円と比べれば、予算内で「海が見える平屋」など憧れの物件に住める可能性は十分にあります。
 
家賃だけを見ると、東京よりも住まいの選択肢が広がりやすいのは沖縄移住の大きな魅力です。庭付きの家、海が見える家、週末にすぐビーチへ行ける家など、東京では高額になりがちな暮らし方を検討しやすくなります。
 

家賃は下がっても車や光熱費が増えやすい

家賃が大幅に下がるなら生活は楽になるはず、と思いがちですが、ここには落とし穴があります。沖縄では「家賃以外の支出」が大きく膨らむことがあるからです。
 
まず大きいのが車です。沖縄は車社会であり、一人一台の所有が基本となります。那覇市の中心部など一部を除けば、買い物、通勤、通院、子どもの送迎などで車が必要になる場面が多いでしょう。
 
軽自動車であっても、駐車場代、保険、車検、ガソリン代を含めると、年間で30万円〜45万円程度の維持費がかかります。東京で車を持たずに生活していた人にとっては、この支出が新たに家計へ加わることになります。
 
次に光熱費です。沖縄の夏は長く、湿度も高いため、エアコンや除湿機がフル稼働します。海に近い地域では湿気対策も必要になり、除湿機やエアコンを止めにくい時期があります。
 
さらに、都市ガスの整備が進んでおらず、多くの物件がプロパンガスを利用しています。単身世帯でもガス代が月5000円〜8000円かかることも珍しくなく、浴室乾燥機などを使うとさらに跳ね上がります。
 
そして食費にも注意が必要です。沖縄は四方を海に囲まれているため輸送コストがかかり、スーパーに並ぶ食料品は本土よりも高くなる傾向があります。外食や観光地価格の店を日常的に使うと、思った以上に支出が増えることがあります。
 

東京より安く見えても収入差と総コストに注意する

東京と沖縄の生活費を比べるときは、家賃だけでなくトータルコストで見ることが大切です。
 
ある試算では、東京都心で家賃10万円の車なし生活と、那覇市で家賃5万円の軽自動車あり生活を比較した場合、20年間のトータルコストの差は約460万円、約20%減に留まるというデータがあります。
 
家賃が半分になっても、その差額が車の購入費や維持費に消えてしまうイメージです。つまり、家賃だけを見て「沖縄のほうが圧倒的に安い」と判断すると、移住後にギャップを感じる可能性があります。
 
さらに、沖縄は全国的に見ても賃金水準が低く、東京との平均年収の差は100万円以上開くこともあります。現地で仕事を探す場合、家賃は下がっても収入も下がり、結果として家計の余裕があまり増えないことがあります。
 
そのため、経済的な余裕を保ちながら沖縄移住を成功させる大きな鍵は、東京での収入を維持できるかどうかです。たとえば、フルリモートワークで今の仕事を続けられる人や、全国水準の報酬を得られる専門職の人は、沖縄の住環境をより楽しみやすくなります。
 
一方で、現地転職を前提にする場合は、移住前に収入見込み、家賃、車の維持費、光熱費、食費を細かく試算しましょう。最低でも数ヶ月分の生活費を手元に残しておくと、移住後の仕事探しや生活の変化にも対応しやすくなります。
 

まとめ

東京で家賃15万円を払うなら、沖縄ではエリアによって「海が見える平屋」など、東京では手が届きにくい住まいを検討できる可能性があります。那覇市は家賃が高めですが、名護市や国頭郡など自然豊かな地域まで視野を広げれば、南国らしい暮らしを現実的に考えやすくなります。
 
一方で、沖縄移住は家賃だけで判断すると失敗しやすい面もあります。車社会のため、軽自動車でも年間30万円〜45万円程度の維持費がかかります。さらに、長い夏のエアコン代、プロパンガス代、食料品の輸送コストなど、家賃以外の支出も見込む必要があります。
 
また、沖縄は東京より賃金水準が低い傾向があります。東京で家賃15万円を払えるだけの収入を、フルリモートワークなどで維持できるかどうかが、ゆとりある移住生活の大きな分かれ目になります。
 
沖縄には、冬でも温暖な気候、スギやヒノキ花粉からの解放、仕事帰りにサンセットを眺められる日常、週末に海へ出かけられる暮らしがあります。お金だけでは測れない価値があるのも事実です。
 
「家賃15万円」をどう使うかは自分次第です。家賃、車、光熱費、食費、収入差まで含めてシミュレーションし、余裕を持った資金計画を立てれば、沖縄の南国スローライフは後悔のない理想の暮らしにつながるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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