リビングの蛍光灯が切れたのを機に「LED」に交換しようとしたところ、「高いから蛍光灯のままでいい」と言う夫…。実際、どちらの方が安上がりですか?
今回は、蛍光灯とLEDの年間電気代の差や、LEDへ変更する場合にかかる費用の目安、また変更するときの注意点などについてご紹介します。
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蛍光灯とLEDの年間電気代の差はいくらくらい?
今回は、次の条件で蛍光灯とLEDの電気代の差を比較しましょう。
・1日当たり8時間使用する
・365日、毎日電気をつけている
・蛍光灯の消費電力は70ワット
・LEDの消費電力は29.3ワット
・電力量料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価1キロワットアワー当たり31円
蛍光灯の電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×電力量料金の単価」で求められます。
条件を基にすると、蛍光灯の電気代は「0.07キロワット×8時間×365日×31円/キロワットアワー」で約6336円です。対して、LEDに変更した場合の電気代は「0.0293キロワット×8時間×365日×31円/キロワットアワー」で約2652円になります。
今回の条件では、LEDの方が年間約3684円安くなる計算です。そのため、電気代の負担をおさえたい場合は、LEDの方がよいといえるでしょう。
LEDに変更するのにはいくらくらいかかる?
蛍光灯からLEDへ変更する場合、工事が不要なケースと、必要なケースがあります。工事が不要な場合、費用はLED代のみです。LEDの値段は対応している部屋の広さやメーカーなどによって変わるため、リビングの広さに合うものを選ぶとよいでしょう。
一方、工事が必要な場合は、LED代のほかに工事費用もかかります。工事費用の目安は、LED本体代も含めて1ヶ所当たり4000~8000円です。ただし、工事内容や業者によっては目安より高くなる可能性もあるため、複数業者から見積もりを取るとよいでしょう。
古い蛍光灯の取り付け器具を使用している場合や、既存の安定器に対応していないLEDへ交換する場合などは、工事が必要になる可能性があります。自分で判断できない場合は、一度専門業者に確認してもらうことも検討しましょう。
蛍光灯のみを交換する場合は、LED照明への交換工事を行う場合よりも初期費用をおさえられます。しかし、長期的に見ると寿命が長いLEDの方が、結果として費用負担をおさえられるでしょう。
蛍光灯からLEDへ変更するときの注意点
LEDへ変更する際には、蛍光灯の取り付け器具を古いまま長期間使用しないようにしましょう。
工事が不要な場合、元々あった蛍光灯の取り付け器具にLEDが使用できるか確認したうえで蛍光灯のみを外し、LEDを取り付けることになります。この場合、LEDは新しくなりますが、取り付け先の器具は古いままです。過去には、古い蛍光灯の取り付け器具を長期間使用していることで、事故が発生しています。
経済産業省によると、2016年〜2025年に起きた蛍光灯の取り付け器具の事故で使用年数が推定できた133件のうち、使用年数が10年を超えていた事故の割合は約9割です。LED交換後も同じ蛍光灯の取り付け器具を使用していると、使用年数はさらに長くなるため、事故が起きる可能性があります。
蛍光灯やLEDを取り付ける照明器具も、電気製品の1つです。耐用年数が存在するため、長期間の使用は避けるようにしましょう。LEDへ変更する際、使用期間が10年を超えている場合は、器具ごと交換が安心です。設置状況によっては、専門業者による工事が必要です。
長期的に見れば蛍光灯よりもLEDの方が安くなる
今回の条件だと、蛍光灯とLEDでは、電気代に年間約3684円の差があります。LEDへ交換する場合、条件によっては工事代がかかるものの、長期的に見れば蛍光灯のままにするよりも費用をおさえられます。
なお、蛍光灯からLEDへ交換する際、古い蛍光灯の取り付け器具を使い回すときは使用年数を確認しておきましょう。古い蛍光灯の取り付け器具を使用すると、思わぬ事故につながる場合があります。安全を確認したうえでLEDへ交換するようにしましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
経済産業省 見た目はピカピカ、中身は劣化~10年超え「古い蛍光灯器具」の事故に注意~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

