30代実家暮らしの息子は、手取り「25万円」あるのに家に入れるお金は月「3万円」のみ…。「貯金したいから」と言いますが、息子の将来のことを考えたら我慢するしかないのでしょうか?

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30代実家暮らしの息子は、手取り「25万円」あるのに家に入れるお金は月「3万円」のみ…。「貯金したいから」と言いますが、息子の将来のことを考えたら我慢するしかないのでしょうか?
社会人になっても、子どもが実家で暮らし続けているという家庭もあるでしょう。実家暮らしは家賃や生活費を抑えられるため、貯金をしやすいというメリットがあります。一方で、「毎月どのくらい家にお金を入れるべきなのか」と悩む家庭も少なくありません。
 
例えば、30代の息子が手取り25万円を受け取りながら、家に入れるお金は月3万円だけというケースでは、「将来のために貯金したい」という気持ちを応援したい反面、親としては負担の大きさが気になることもあります。
 
そこで本記事では、実家暮らしの人が家に入れている金額の実態や、親子で考えたいお金との向き合い方について解説します。
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家に入れるお金が少ないのは問題? まずは一般的な金額を知ろう

30代の息子が実家で暮らし、毎月の手取りは25万円。それにもかかわらず、家に入れるお金は3万円だけで、「貯金したいから」と言われると、親としては複雑な気持ちになるものです。
 
実際のところ、実家暮らしの社会人はどれくらい家にお金を入れているのでしょうか。
 
保険マンモス株式会社が実家暮らしの男女500人を対象に実施した「実家暮らしの方へのアンケート」では、実家にお金を入れている人は74%、入れていない人は26%という結果でした。また、お金を入れている人の平均額は4万257円となっています。さらに、31~40歳の平均額は約4万2000円で、30代は比較的多く家計を支えている世代であることが分かります。
 
この調査結果と比べると、月3万円は平均よりやや少ない金額です。ただし、「平均より少ないから問題」と一概にはいえません。
 
家庭ごとに住宅ローンの有無や生活費、親の収入、地域の物価などは異なります。そのため、家に入れるべき金額に決まった正解はなく、それぞれの家庭で無理のない金額を話し合って決めることが大切でしょう。
 

「貯金したい」は悪いことではないが、生活費とのバランスが重要

息子が「将来のために貯金したい」と考えること自体は、決して悪いことではありません。
 
同アンケートでは、実家暮らしを続ける理由として「お金に余裕がない」「貯金をしたい」が多く挙げられており、お金を貯める目的で実家暮らしを選ぶ人は少なくありません。さらに、今後は実家を出る予定があると答えた人も65%に上りました。
 
実家暮らしは家賃や光熱費を抑えられることが多いため、一人暮らしより貯金しやすい環境です。そのメリットを生かして、結婚資金や住宅購入資金、老後資金などを準備する人もいます。
 
ただし、親が食費や光熱費、固定資産税など多くの生活費を負担している場合、本人だけが貯金を増やしている状況では、家族全体として公平とはいえない場合があります。
 
例えば、手取り25万円で毎月3万円しか家に入れていないのであれば、毎月20万円近くを自由に使ったり貯蓄したりできる可能性があります。一方で、親は食費や電気代、水道代などを負担し続けることになります。
 
将来のために貯金を優先する考え方は理解できますが、現在の生活を支えてくれている家族への負担とのバランスも考えることが大切です。
 

将来を考えるなら「金額」よりも家計への参加意識を育てよう

親として気になるのは、お金そのものだけではありません。
 
実家暮らしが長く続くと、生活費の負担や家事の大変さを実感しにくくなることがあります。そのまま結婚や一人暮らしを始めると、家計管理や生活費のやりくりに苦労するケースもあります。
 
だからといって、無理に家へ入れる金額を大幅に増やせばよいというものでもありません。
 
例えば、「毎月5万円を家に入れる代わりに、そのうち2万円は親が本人名義で積み立てておく」という方法もあります。将来、結婚や住宅購入、一人暮らしを始める際の資金として渡せるため、生活費を負担する意識と貯蓄の両立につながります。
 
また、毎月の家計について親子で話し合うことも効果的です。
 
食費や光熱費がどのくらいかかっているのか、住宅ローンや固定資産税にはどれほどの負担があるのかを知ることで、自分が支える側になる意識が芽生えることもあります。
 
親がすべてを負担し続けるのではなく、「社会人として家計の一部を担う」という経験は、将来一人暮らしや結婚生活を送る際にも役立つでしょう。
 

無理に我慢するのではなく、親子で将来のルールを決めることが大切

30代で家に入れるお金が月3万円という金額は、今回参照したアンケート結果の平均より少ないものの、それだけで適切・不適切を判断することはできません。
 
大切なのは、親が我慢し続けることでも、息子に一方的な負担を求めることでもなく、お互いが納得できるルールを決めることです。
 
「何のために貯金をしているのか」「いつまで実家で暮らす予定なのか」「家にはいくら入れるのが無理のない金額なのか」を話し合えば、将来への見通しも立てやすくなります。
 
実家暮らしは、将来に向けて資産を築ける大きなメリットがあります。その一方で、家族に支えられていることを忘れず、生活費を適切に分担する姿勢も欠かせません。親子で将来の目標を共有し、お互いが安心できるルールを決めることが、息子の自立にも家族の安心にもつながるでしょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 実家暮らしの方へのアンケート(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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