節電のため「室外機に日よけカバー」を付けて失敗!“吹き出し口”が塞がれ「修理代10万円」払うことに!? 大手メーカーも推奨してるのにナゼ? NGな使い方を確認

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節電のため「室外機に日よけカバー」を付けて失敗!“吹き出し口”が塞がれ「修理代10万円」払うことに!? 大手メーカーも推奨してるのにナゼ? NGな使い方を確認
毎月の電気代が夏になると一気にふくらんでしまうため、少しでも出費をおさえたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
 
室外機に数千円の日よけカバーをつけるだけで、家庭によってはエアコンの効率が上がり、電気代の節約につながります。本記事は、室外機の日よけカバーで得られる具体的な節電効果と、効果が出る家庭の見分け方、さらに使い方を誤った場合のリスクまでを分かりやすく解説します。
高柳政道

FP1級、CFP、DCプランナー2級

エアコンの電気代を節約するには日よけカバーがおすすめ

夏の電気代をできるだけおさえたいなら、エアコンの室外機に日よけカバーをつける方法がおすすめです。室外機は室内の熱を屋外へ逃がす役割を担っており、直射日光で本体が熱くなると放熱の効率が落ちてしまいます。
 
日よけカバーで直射日光をさえぎると室外機の温度上昇をおさえられ、冷房の効率がアップして電気代の節約につながるといわれています。
 
東北電力の実験では、使用環境や稼働状況によっては夏の60日間に日よけカバーをつけると約1万円の節電効果があると試算されています。数千円のカバーで毎月の電気代をおさえられる可能性があるため、節約を考える家庭にとって取り入れやすい対策といえるでしょう。
 

室外機に日よけカバーをつけることによる節電効果とは

日よけカバーで節電効果が見込めるのは、室外機に直射日光が当たっている家庭に限られます。直射日光で室外機が高温になると熱交換の効率が下がり、設定温度まで冷やそうとエアコンが余分な電力を使ってしまうからです。
 
日陰に置かれた室外機の場合は、もともと温度が上がりにくいため、カバーをつけても節電の効果はほとんど期待できません。ダイキンや三菱電機など大手メーカーも、室外機への日射を防ぐ方法を節電対策として推奨しています。
 
自宅の室外機に夏の日差しが直接当たっているかを確認したうえで、当たっている家庭では日よけカバーを検討してみる価値はあるでしょう。
 

【要注意】吹き出し口をふさぐのは逆効果! 高額な修理代がかかる失敗例

日よけカバーは、使い方を間違うと節電どころか逆効果になり、最悪の場合は故障へつながるため注意が必要です。室外機の吹き出し口や吸い込み口をカバーでふさいでしまうと、熱を逃がせず、内部に熱がこもってしまいます。
 
放熱が妨げられると、エアコンは保護のため出力を落とすか停止し、コンプレッサーへ負担がかかって故障を招く恐れがあります。コンプレッサーはエアコンの心臓ともいえる重要部品で、交換となれば家庭用でも10万円以上の費用がかかる可能性があります。
 
逆効果や故障を防ぐため、日よけカバーを取り付ける際は、室外機の前後左右に十分な排気のすき間を確保しましょう。本体を完全に覆わず、上部をさえぎる天板タイプを選んだり、純正パーツや適切なサイズのカバーを選択したりすると通気を確保できます。
 

まとめ

室外機への日よけカバーは、直射日光が当たる家庭であればエアコンの効率を保ち、電気代の節約につながる有効な対策です。大手メーカーも日射を防ぐ方法を推奨しており、東北電力の試算では夏の60日間で約1万円の節電が見込める可能性があります。
 
ただし、日陰の室外機には節電効果はあまり期待できません。また、吹き出し口や吸い込み口をふさぐ設置は、熱こもりを招いて逆効果になってしまいます。熱のこもった運転はコンプレッサーの故障へつながり、修理には10万円以上の出費がかかる場合もあるため注意が必要です。
 
まずは自宅の日当たりを確認し、室外機を完全に覆わず通気を確保した正しい設置方法を守りましょう。
 

出典

東北電力株式会社 室外機への日射遮蔽
 
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

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