梅雨時期のエアコンは「こまめに消す」ほうが“節約”になる!? 今まで「つけっぱなしが得」と思ってましたが、なぜですか?“理由・節約金額”を確認
しかし、実は梅雨の時期のように気温がそれほど高くないときは、真夏とは事情が異なる場合があります。状況によっては、こまめに電源を切ったほうが電気代を抑えられるケースもあるのです。
本記事では、「エアコンはつけっぱなしがお得」と言われる理由や、梅雨の時期にこまめに消したほうがよいケース、節約できる金額の目安、さらに効果的な節電方法について解説します。

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
なぜ「エアコンはつけっぱなしのほうがお得」と言われるの?
エアコンは、運転開始直後に室温を設定温度まで下げるときに多くの電力を消費します。つまり、真夏の暑い時期などに、外出のたびにエアコンを停止し、帰宅後に再び室温を下げる場合、そのたびに大きな電力が必要となります。
そのため、短時間の外出であれば運転を停止しないほうが結果的に消費電力を抑えられることがあります。こうした理由から、「エアコンはつけっぱなしのほうがお得」と言われるようになりました。
特に真夏の猛暑日には、室温の差が激しいため、この傾向が強くなります。
梅雨の時期は事情が違う?
一方で、パナソニックによると、外気温がそれほど高くない場合は、必ずしもつけっぱなしが有利とは限らないとのことです。梅雨の時期などは真夏と比べて外気温が低く、室内温度の上昇も比較的緩やかです。
そのため、短時間の外出であっても、エアコンをこまめに停止したほうが消費電力を抑えられるケースがあります。
特に気温が30度以下の日は、真夏ほど室温が上がらないため、「常につけっぱなし」が最適解とは言えないこともあるのです。つまり、「つけっぱなしが得」という情報は間違いではありませんが、季節や気温によって結果が変わることを知っておく必要があるでしょう。
梅雨の時期はどれくらい電気代が変わる?
それでは、パナソニックが試算している、電気代の差異を見ていきましょう。
仮に外気温が28度、30分の外出を1日2回、これを1ヶ月続けた場合、「つけっぱなし」よりも「こまめに消す」ほうが月の電気代を約100円節約できるとしています(実際の電気代は住宅の断熱性能やエアコンの設置環境などの使用条件によって異なる)。
外気温が高くなるほど、「つけっぱなし」の場合と「こまめに消す」場合の電気代の差が小さくなります。
さらに、外気温が35度を超えるような猛暑日では、室温の上昇が大きくなるため、再び冷やす際の電力消費が増えます。その結果、「こまめに消す」場合の電気代が上がり、「つけっぱなし」のほうが電気代を抑えられるケースもあるようです。
梅雨の時期におすすめのエアコン節電方法
梅雨の時期の電気代を抑えたい場合は、単純にエアコンをつけたり消したりするだけでなく、運転方法も見直したいところです。まずおすすめなのが、自動運転モードの活用です。一般的に、弱運転を固定するよりも、自動運転のほうが効率よく室温を調整できるとされています。
また、フィルター掃除も重要です。フィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、余計な電力を消費する原因になります。サーキュレーターや扇風機を併用して冷気を循環させることも、消費電力の削減につながるでしょう。
まとめ
「エアコンはつけっぱなしのほうがお得」と言われることがありますが、それは主に真夏の高温時を想定した話です。パナソニックの試算では、外気温28度程度の条件下では、30分程度の外出時にはエアコンを停止したほうが電気代を抑えられるケースもあるとされています。
一方で、猛暑日になると室温の上昇が大きくなるため、つけっぱなしのほうが有利になることもあります。
大切なのは、「つけっぱなし」か「こまめに消す」かを一律に考えるのではなく、その日の気温や外出時間に応じて使い分けることです。フィルター掃除や自動運転の活用なども組み合わせながら、無理のない節電を目指してみてはいかがでしょうか。
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など





