毎朝「スタバの700円のラテ」を買って出社する“手取り20万円”の後輩…「年間18万円をNISAに回せば」と言うと「そんなに増えないのに我慢したくない」そうですが、将来どれだけ増えますか?

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毎朝「スタバの700円のラテ」を買って出社する“手取り20万円”の後輩…「年間18万円をNISAに回せば」と言うと「そんなに増えないのに我慢したくない」そうですが、将来どれだけ増えますか?
あなたの身近にも、毎朝700円のスタバを買って出社するのが習慣になっている後輩はいないでしょうか。手取り20万円のなかから無意識に消えていく彼らのお金の使い方を見て、ひとごとながらうっすら不安を感じた経験がある人は少なくないかもしれません。
 
年間18万円にのぼるラテマネーを、NISAでの積立投資に回せば、20年後にはまとまった資産へと姿を変える可能性があります。本記事では、ラテマネーの正体をはじめ、20年間積み立てた場合の具体的な金額、そして無理なく見直すためのポイントについて解説します。
高柳政道

FP1級、CFP、DCプランナー2級

毎日の生活にひそむ「ラテマネー」とは

ラテマネーとは、毎朝のコーヒーのように自分でも気づかないうちに使ってしまう少額の出費を指す言葉です。アメリカで活躍する資産アドバイザーのデヴィッド・バック氏が、著書のなかで提唱した概念として知られています。
 
700円のラテを出勤日に毎日買い続けると、年間ではおよそ17万~18万円もの大きな金額にまで膨らんでいきます。コンビニでのお菓子の衝動買いや自動販売機の飲み物、使っていないサブスクの月額料金なども、代表的なラテマネーにあたります。
 
1回あたりは数百円ほどの支出でも、毎日の習慣として積み重なれば、家計に無視できない影響をおよぼすことになります。
 

ラテマネーを20年積立投資するとどのくらいの資産になる?

次に、年間18万円、すなわち毎月1万5000円のラテマネーを、20年間にわたって積立投資へ回した場合に、どれくらいの資産になるのかをみておきましょう。想定利回りを年5%とすると、20年後の資産はおよそ611万円にまで育つ計算となります。
 
積み立てた元本360万円に対して、運用益だけで約251万円も上乗せされるというわけです。
 
利回りが年3%とやや控えめな想定でも、20年後にはおよそ491万円の資産が見込めます。
 
年7%で運用できたケースでは、最終的な資産はおよそ766万円という水準にまで届きます。長く積み立てるほど利益がさらに利益を生む複利の効果が強まり、後半になるほど資産の増え方が加速していくのです。
 

ラテマネーを節約するポイントとは

ラテマネーを減らすコツは、すべてを我慢するのではなく、無駄な出費だけを見直すメリハリのある使い方にあります。満足度の高い支出は残しつつ、惰性で続けている出費から優先して削っていく姿勢こそが、節約を長続きさせる秘けつです。
 
具体的には、次のような見直しから始めてみるとよいでしょう。
 
例えば、使っていないサブスクを解約して毎月の固定費を軽くしたり、利用する時間や回数を工夫して銀行のATM手数料をゼロに近づけたりする方法があります。
 
こうした見直しなら、普段のストレス解消とは無関係のラテマネーを削るだけなので、無理せず積立投資に資金を回すことが可能です。
 

まとめ

朝に何気なく買う700円のラテも、年間にすればおよそ17万~18万円という見過ごせない金額になります。これを年5%で20年間積み立てれば、資産はおよそ611万円にまで育ち、運用益だけで約251万円が上乗せされる計算です。
 
「そんなに増えない」とあきらめていた後輩も、この事実を知れば少し考えが変わるかもしれません。我慢して一杯をあきらめるか、納得して楽しむかは、最終的には自身の価値観しだいです。
 
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

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