知らないうちに増えていく固定費をサブスク対応で減らせる?

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知らないうちに増えていく固定費をサブスク対応で減らせる?
気づかないうちに毎月の支出を圧迫するのが「サブスクリプション(サブスク・定額サービス)」です。動画配信、音楽、クラウドストレージ、アプリの月額課金など、ひとつ一つは数百円〜千円台でも、積み重なると年間で数万円規模になることも珍しくありません。
 
総務省「家計調査」でも、通信関連支出は年々増加傾向にあります。初心者でも今日からできるサブスク見直しの方法をいっしょに探っていきましょう。
柴沼直美

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

サブスクが家計を圧迫する理由

サブスクは「少額×自動更新」という特徴があり、心理的負担が小さいため契約が増えやすい傾向があります。
 
総務省「家計調査」(2023年)によると、月平均の通信費は2000年の1万529円から1万6575円まで増加しています。通信費にはスマホ料金だけでなく、動画配信やクラウドサービスなどのサブスクが含まれるケースが多く、家計の固定費化が進んでいます。
 
特に、無料期間終了後に自動で有料に切り替わるサービスは、気づかないまま支払い続けてしまう典型例です。
 

まずは「棚卸し」。契約状況をすべて洗い出す

見直しの第一歩は、現在契約しているサブスクをすべて書き出すことです。
 
例として、ある30代会社員のケースを挙げてみます。
 

動画配信サービス:月990円
音楽配信:月980円
クラウドストレージ:月1300円
ニュースアプリ:月400円
フィットネスアプリ:月980円
合計すると 月4650円、年間5万5800円。

 
「一つひとつは高額ではありませんが、年間では5万円超」というのはよくあるパターンです。スマホのアプリ課金は、Apple ID や Google アカウントの「サブスクリプション管理」から一覧で確認できます。クレジットカード明細を1年分見返すのもいいでしょう。
 

本当に必要かは、使用頻度で判断する

次に、各サブスクの「使用頻度」をチェックし、以下の3つに分類します。
 

1.毎週使う → 継続
2.月1回程度 → 検討
3.ほぼ使っていない → 解約

 
例えば、動画配信サービスを3つ以上契約していても、実際に毎週使っているのは1つだけというケースが多いです。また、音楽配信サービスは「広告付き無料プラン」で十分な場合もあります。
 
クラウドストレージも、写真を整理すれば無料枠に収まることがあります。「便利だから契約したけれど、今は使っていない」というサービスは、思い切って解約することで家計は改善されることが多いです。
 

代替手段を活用して「ゼロ円化」する

無料の代替手段を活用することで満足度を下げずに節約できる場合があります。
 
例えば、

動画 → 無料の広告付き配信(TVer など)
音楽 → YouTube の無料再生
ニュース → Yahoo!ニュース、NHKニュース(無料)
クラウド → 写真整理+無料枠の活用

 
他に、家族で使うサービスは「ファミリープラン」にまとめると1人あたりの負担を大きく下げることができます。例えば、音楽配信サービスのファミリープランで、月1680円前後で最大6人まで利用できる場合、個別契約(980円×6人=5880円)より 月4000円以上の節約 になります。
 

見直しの効果は「年間」で見ると大きい

サブスクの見直しは、月数百円の節約でも年間では大きな効果になります。例えば、月3000円の削減ができれば、年間3万6000円。月5000円なら年間6万円です。
 
さらに、NISAの積立に回せば将来の資産形成にもつながります。金融庁「資産運用シミュレーション」では、毎月5000円を年3%で20年間積み立てると約160万円になると示されています(金融庁「つみたてNISA早わかりガイド」)。
 
サブスクは「気づかないうちに増える支出」です。逆に考えれば、定期的な見直しをすることで、効果的な節約につながり、ひいては家計にプラス効果をもたらすことも期待できます。
 

出典

総務省 通信市場の動向について 消費支出における通信費の推移(P28)
金融庁「つみたてNISA早わかりガイド」
 
執筆者 : 柴沼直美
CFP(R)認定者

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