妻が「ガス代節約」と言って、お風呂の追い焚きを使わず毎回「熱湯を足して」います。これってかえって水道代とガス代が高くなっているのではないでしょうか?

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妻が「ガス代節約」と言って、お風呂の追い焚きを使わず毎回「熱湯を足して」います。これってかえって水道代とガス代が高くなっているのではないでしょうか?
お風呂がぬるくなったとき、追い焚きするか、熱湯を足すかで迷う家庭は多いでしょう。
 
「追い焚きはガス代が高そう」と感じるかもしれませんが、毎回たくさんの熱湯を足している場合、かえって高くなっているかもしれません。熱湯を足す方法は、ガス代だけでなく水道代も増えるためです。
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熱湯を足す方法は水道代も増える

追い焚きは、浴槽にあるお湯をそのまま温め直す方法です。新しい水を追加しないため、基本的にはガス代だけを考えればよい使い方です。
 
一方、熱湯を足す方法では、新しいお湯を作って浴槽に入れます。ぬるくなったお湯を少し捨てる場合もありますし、浴槽の水位が上がる分、使う水の量も増えます。そのため、ガス代に加えて水道代もかかります。
 
たとえば、浴槽のお湯200リットルが38度まで下がり、42度くらいに戻したいとします。追い焚きなら、浴槽全体を4度ほど温めるイメージです。外気温にもよりますが、熱湯を足す場合は、60度程度のお湯を40〜50リットルほど足さないと、全体の温度はなかなか上がりません。
 
この40〜50リットル分は、新しく水を使い、さらに給湯器で熱いお湯にする必要があります。水道代とガス代の両方がかかるため、少量の差に見えても毎日続けると負担になります。
 

多くの場合、追い焚きのほうが効率的になりやすい

お風呂の温め直しでは、一般的に追い焚きのほうが効率的とされることがあります。東京電力エナジーパートナーの暮らし情報でも、一般的には追い焚きがすすめられ、足し湯や入れ替えよりガス代の節約につながると説明されています。
 
もちろん、家庭の給湯器の種類や浴槽の大きさ、外気温、お湯の冷め具合によって結果は変わります。追い焚き機能が古い場合や、浴槽のお湯がかなり冷め切っている場合は、入れ替えのほうがよいケースもあります。
 
しかし、「毎回熱湯を足す」方法は、水の使用量が増えやすい点が弱点です。特に、家族が入るたびに何十リットルも足しているなら、節約どころか水道光熱費を上げている可能性があります。
 
節約を考えるなら、まずお湯を冷まさない工夫が大切です。浴槽のふたをこまめに閉める、家族の入浴時間をできるだけ近づける、浴室を冷やしすぎないといった対策で、追い焚きや足し湯の回数を減らせます。
 
たとえば、浴槽のふたは、思った以上に効果的かもしれません。東京ガスの暮らし情報メディアでは、実際に「ふたをした場合」と「しなかった場合」の検証が紹介されています。室温18度のなか、40度のお湯はふたなしで2時間経過後、4.8度下がっています。
 
一方で、ふたありの場合は0.3度しか下がりませんでした。つまり、ふたをするだけで4.5度分の節約になる、ということが分かります。もちろん気温や保温したい時間によって結果は変わるでしょう。
 
しかし、「こまめなふた」は、前述した数十リットルの「高温足し湯」を不要にする可能性もあります。
 

衛生面では長時間の使い回しに注意する

費用だけでなく、衛生面も考える必要があります。追い焚きは同じお湯を温め直すため、長時間たったお湯や翌日のお湯を使う場合は、雑菌の増殖が気になります。
 
その日のうちに家族が続けて入る程度なら、ふたをして温度低下を防ぎ、必要に応じて追い焚きする方法が現実的です。ただし、翌日まで残り湯を使う場合や、小さな子ども、高齢者、体調の悪い人がいる場合は、清潔さを優先して入れ替えたほうが安心なこともあります。
 
また、追い焚き配管は汚れがたまることがあります。定期的に配管洗浄を行い、給湯器の説明書に沿って手入れしましょう。節約のために古いお湯を使い続けて体調を崩しては意味がありません。
 
つまり、日常の温め直しは追い焚き、ぬるくなりすぎた場合や衛生面が気になる場合は入れ替え、といった使い分けがよいでしょう。熱湯を大量に足す方法は、毎日の節約策としては見直す余地があります。
 

まとめ

お風呂がぬるくなったとき、毎回熱湯を足す方法は、ガス代だけでなく水道代も増えるため、かえって高くなることがあります。特に、40〜50リットル単位で足しているなら、追い焚きのほうが効率的な可能性があります。
 
節約するなら、熱湯を足すか追い焚きするかだけでなく、お湯を冷まさない工夫が重要です。浴槽のふたを閉める、家族の入浴時間を近づける、浴室を冷やさないだけでも効果があります。
 
一方で、衛生面も無視できません。長時間たったお湯は無理に使い回さず、必要に応じて入れ替えましょう。費用と清潔さのバランスを見ながら、普段は追い焚き中心、状況によって入れ替えという使い方が現実的です。
 

出典

東京電力 くらひろ by TEPCO お風呂の追い焚きのガス代は?入れ替え・足し湯との比較や節約方法も解説
東京ガス ウチコト ガス代の節約はお風呂から! 節約のプロに聞く光熱費カット方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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