実家暮らしの社会人の娘に「生活費5万円」を求めたら「貯金できない」と言われ喧嘩に! 社会人2年目に5万円の徴収は高すぎですか?
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社会人2年目にとっての「月5万円」と平均相場
実家暮らしの社会人が家に入れるお金は、一般的には月3万円から4万円前後とされることが多いです。SUUMOが2015年に行った「SUUMO実家暮らし調査」では、実家に入れているお金の平均月額は全体で3万7417円、男性は3万8774円、女性は3万6059円と紹介されています。
また、同調査では年齢別の平均も紹介されており、20~24歳の平均額は男性で3万1786円、女性で2万4706円となっています。多くの場合、社会人2年目はこの年齢層にあたるでしょう。男女の平均を単純に2で割ると「2万8246円」となります。
10年前の統計であること、物価が上昇傾向にあることを加味しても、これらの平均と比べると、月5万円はやや高めです。社会人2年目で手取りが18万円前後なら、5万円を家に入れると残りは13万円です。そこからスマホ代、交通費、服飾費、交際費、奨学金返済、保険料などを払えば、貯金が苦しいと感じるのも無理はありません。
さらに社会人2年目は、給与からの住民税の天引きが始まります。手取り額は思った以上に増えていないか、あるいは1年目と比べて減ってしまっている可能性もあります。娘さんからすれば、「月5万円」は親が思っているよりも大きな額かもしれません。
ただし、平均より高いから不当というわけではありません。実家で食事を用意してもらい、光熱費や日用品を親が負担しているなら、5万円でも一人暮らしよりかなり安く済む場合があります。
大切なのは、「みんなはいくらか」ではなく、家計の中で妥当な金額かどうかです。親の家計が苦しいのか、娘の貯金目標がどのくらいかを見える化する必要があります。
5万円の中身を分けて考えると話し合いやすい
親子で喧嘩になる原因は、金額そのものより「何のために払うのか」が見えないことです。親が「生活費」と言い、娘が「取られるお金」と感じると、話がかみ合いません。
まず、5万円の内訳を考えましょう。食費2万円、光熱費1万円、日用品5000円、住居費の一部1万5000円といったように分けると、娘も納得しやすくなります。
親がすべてを負担していると、娘は実家暮らしの本当のコストを感じにくくなります。電気代、ガス代、水道代、食費の増加分を見せるだけでも、「実家にいるだけでお金がかかっている」と分かります。
一方で、親が娘の将来のために貯金を重視したいなら、生活費を3万円にし、残り2万円を本人名義で積立させる方法もあります。あるいは、5万円を受け取ったうち1万円を親がこっそり貯めておき、結婚や独立時に渡す家庭もあります。ただし、その場合は贈与や管理の問題もあるため、本人に貯めさせるほうが分かりやすいでしょう。
社会人2年目なら貯金習慣も同時に作る
実家暮らしは、お金を貯めやすい大きなチャンスです。一人暮らしをすれば、家賃、食費、光熱費だけで毎月かなりの支出になります。実家に5万円入れても、家事や住居費を含めれば、まだ家計上のメリットはあります。
ただし、娘がまったく貯金できない金額を求めると、将来の独立が遅れる可能性があります。社会人2年目なら、まずは手取りの1〜2割を貯金する習慣を作ることが大切です。
たとえば手取り20万円なら、生活費5万円、貯金3万円、自由に使うお金12万円という形なら現実的かもしれません。手取り16万円なら、生活費5万円は重く、3万円から4万円に下げるほうが続けやすい可能性があります。
親が本当に望んでいるのが「家計への協力」なのか、「自立心を育てること」なのかでも答えは変わります。感情的に「家にいるなら払いなさい」と言うより、家計表を見ながら一緒に決めるほうが長続きします。
まとめ
実家暮らしの社会人2年目に月5万円の生活費を求めることは、決して非常識ではありません。ただし、一般的な平均よりはやや高めで、本人の手取りによっては貯金が難しくなる場合があります。
大切なのは、金額の内訳を明確にし、親の家計負担と娘の貯金目標を両方見ることです。食費や光熱費として必要な分と、将来のために貯める分を分けて考えると、話し合いやすくなります。
まずは手取り額、毎月の支出、貯金目標を紙に書き出しましょう。5万円が重いなら、最初は3万円から始め、昇給に合わせて増やす方法もあります。生活費の徴収は、親子でお金の自立を考えるよい機会にできます。
出典
SUUMOジャーナル 実家暮らし派に聞いた! ズバリ、家にいくらお金を入れている?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

