沖縄移住を考えていますが、求人を見ると給料が東京より「月10万円以上」低い会社も…物価が安ければ問題ないのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
沖縄移住を考えていますが、求人を見ると給料が東京より「月10万円以上」低い会社も…物価が安ければ問題ないのでしょうか?
沖縄移住を考えて求人を見たとき、東京より給料が月10万円以上低くて驚く人は少なくありません。「沖縄は物価が安そうだから大丈夫」と思うかもしれませんが、実際には家賃以外の支出が意外とかかることがあります。
 
給料が下がっても生活できるかどうかは、物価のイメージだけでは判断できません。住むエリア、車の有無、家族構成、働き方によって家計は大きく変わります。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

沖縄の求人は東京より給料が低いことがある

沖縄の求人を見ると、東京と同じ職種でも月給が低く設定されていることがあります。月10万円以上の差がある求人もあり、東京で働いてきた人ほどギャップを感じやすいでしょう。
 
背景には、地域の賃金水準や産業構造の違いがあります。沖縄は観光、飲食、小売、サービス業が多く、全国的に見ても給与水準は高い地域とはいえません。もちろん、専門職や管理職、IT、医療、建設などでは比較的高い給与の求人もありますが、全体としては東京より低めになりやすい傾向があります。
 
月10万円の差は、年間で120万円です。手取りでは少し差が縮まるとしても、家計への影響は大きくなります。家賃が下がるから大丈夫と考える前に、まずは移住後の手取り額を確認しましょう。
 
特に、ボーナスの有無や金額も重要です。月給だけを見て判断すると、年収ではさらに差が開く場合があります。求人票では、基本給、固定残業代、賞与、手当、退職金制度まで確認することが大切です。
 

沖縄は家賃が安くても車や日用品で支出が増える

沖縄は東京より家賃を抑えやすい地域があります。那覇市中心部や人気エリアは高めですが、郊外や中北部なら、東京より広い住まいを安く借りられることもあります。
 
ただし、沖縄の生活費は家賃だけで決まりません。大きな違いが車です。那覇市の一部を除くと、沖縄では車がないと生活しにくい地域が多くあります。通勤、買い物、通院、子どもの送迎などで車が必要になり、ガソリン代、保険、車検、駐車場代が毎月の固定費になります。
 
夫婦でそれぞれ車を使う場合は、2台分の維持費がかかります。家賃が月3万円下がっても、車の維持費でそれ以上かかることもあります。
 
また、沖縄は何でも安いわけではありません。地元産の野菜や魚は手頃なことがありますが、乳製品、パン、加工食品、家具、家電などは輸送コストの影響で高く感じる場合があります。
 
さらに、夏が長いため冷房や除湿の電気代もかかります。物価が安いというイメージだけで移住すると、「思ったほど生活費が下がらない」と感じるかもしれません。
 

給料減を補うには働き方と住む場所の選び方が大切

東京より給料が月10万円低くても、必ず生活が苦しくなるわけではありません。大切なのは、移住後の支出を現実的に抑えられるかどうかです。
 
まず、住む場所を慎重に選びましょう。那覇市中心部は便利ですが、家賃や駐車場代が高くなりやすいです。一方で、郊外は家賃を抑えやすいものの、車が必須になり、通勤時間やガソリン代が増えることがあります。
 
次に、働き方です。東京の会社でリモートワークを続けられるなら、東京水準の収入を維持しながら沖縄に住める可能性があります。完全移住ではなく、まずは一部リモートや二拠点生活で試す方法もあります。
 
現地転職をする場合は、給与だけでなく、勤務時間、通勤距離、副業可否、福利厚生を確認しましょう。月給が低くても、残業が少なく、副業や家族との時間を確保できるなら、生活満足度は上がる場合があります。
 
移住前には、現在の支出と移住後の支出を並べて比較しましょう。家賃、車、保険、食費、光熱費、通信費、帰省費を入れると、収入減に耐えられるかが見えやすくなります。
 

まとめ

沖縄の求人では、東京より給料が月10万円以上低い会社もあります。これは地域の賃金水準や産業構造の違いによるもので、珍しいことではありません。
 
ただし、「沖縄は物価が安いから問題ない」と単純に考えるのは危険です。家賃は下がる可能性がありますが、車の維持費、ガソリン代、冷房代、輸送コストが反映された日用品や食品など、別の支出が増えることがあります。
 
移住を成功させるには、給料の額面ではなく、手取りと生活費のバランスを見ることが大切です。東京水準の収入をリモートワークで維持する、家賃と車のコストを抑える、現地転職なら副業や福利厚生も含めて判断するなど、選択肢を広げましょう。
 
沖縄移住は、収入が下がっても暮らし方次第で満足度を高められます。移住前に家計を具体的に試算し、無理のない収支で暮らせる形を作ることが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE