妻は「少しでも食費を抑えたい」と、毎週末に車で約「1時間」かけてスーパーを3軒はしごします。月「3000円」安くなっても、ガソリン代や移動時間を考えた場合、本当にお得なのでしょうか?
そこで本記事では、毎週末に車で約1時間かけてスーパーを3軒回るケースについて、ガソリン代を差し引いた実際の節約額を計算します。さらに、移動時間や車の維持費も含めて、本当にお得といえるのかを考えていきます。
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食費の節約は移動コストなども含めて考えることが大切
食料品の値上がりが続くなか、「少しでも安い店で買いたい」と考える家庭は少なくありません。特売日やポイント還元を利用したり、複数のスーパーを回ったりすることは、食費を抑える方法のひとつです。
ただし、車で複数の店舗を回る場合は、商品の購入額だけを見て判断せず、移動にかかるコストも含めて考える必要があります。移動にはガソリン代がかかり、走行距離が増えればタイヤやエンジンオイルなどの消耗も進みます。
また、買い物に使う時間も大切なコストです。節約額が大きくても、毎週長い時間を費やしている場合は、金額以外の負担が大きくなります。
今回のケースでは、毎週末に約30キロメートルを移動し、月3000円分の食費を節約できていると仮定します。まずは、ガソリン代を計算してみましょう。
1時間かけてスーパーを3軒はしごした場合のガソリン代を計算
次の条件で計算します。
・1回の移動距離:30キロメートル
・車の燃費:1リットル当たり20キロメートル
・ガソリン価格:1リットル当たり170円
・買い物の回数:週1回、月4回
1回の買い物で使うガソリンの量は、次の計算で求められます。
・30キロメートル÷20キロメートル=1.5リットル
ガソリンを1.5リットル使うため、1回当たりのガソリン代は次の通りです。
・1.5リットル×170円=255円
月4回買い物に行くと、1ヶ月のガソリン代は以下の金額になります。
・255円×4回=1020円
月3000円分の食費を節約できていても、ガソリン代を差し引くと、実際に残る節約額は次の通りです。
・3000円-1020円=1980円
そのため、ガソリン代だけを考えた場合、月の実質的な節約額は約1980円です。年間では、約2万3760円の節約になります。
金額だけを見れば赤字ではないため、一定の節約効果はあるといえるでしょう。ただし、この計算にはタイヤ代やオイル交換代、車検代などは含まれていません。
買い物のために走行距離が増えると、車の部品も少しずつ消耗します。これらの費用まで考慮すると、実際の節約額は1980円より少なくなる可能性があります。
毎月4時間の移動時間に見合う節約か考える必要がある
今回のケースでは、毎週約1時間を移動に使っています。月4回なら、1ヶ月で約4時間、1年間では約48時間です。
月1980円を節約するために4時間を使っていると考えると、1時間当たりの節約額は約495円です。
この金額を高いと感じるか、低いと感じるかは人によって異なります。買い物や運転が好きで、複数のスーパーを回ることが気分転換になっているなら、移動時間も楽しみの一部と考えられます。
一方で、節約のために仕方なく運転している場合は、負担が大きいかもしれません。移動時間を家族との時間や休息、家事、仕事に使いたい人にとっては、月1980円の節約が割に合わない可能性もあります。
さらに、道路が混雑していれば、予定より時間がかかることがあります。雨や雪の日は運転の負担も増えます。安い商品を求めて遠くまで行ったものの、予定外の商品を買ってしまえば、節約分が減ることもあるでしょう。
そのため、節約額だけでなく、時間や労力、買い過ぎの可能性まで含めて判断することが大切です。
まとめ
今回の条件では、月3000円分の食費を節約できても、ガソリン代として約1020円かかります。ガソリン代を差し引いた実質的な節約額は、月約1980円です。
金銭面だけで見れば、スーパーを3軒回ることには一定の節約効果があります。ただし、そのために毎月約4時間、年間では約48時間を使っています。車の維持費まで含めれば、実際の節約額はさらに小さくなるでしょう。
節約を続ける場合は、すべての店舗を毎週回るのではなく、特に安い商品があるときだけ遠くの店舗へ行く方法があります。また、買い物を通勤やほかの用事と組み合わせれば、追加のガソリン代を抑えやすくなります。
近所のスーパーの特売日やポイント還元、まとめ買い、冷凍保存などを活用するのも効果的です。移動距離を短くしながら食材の無駄を減らせば、時間とお金の両方を節約できます。
単純に商品の価格だけを比べるのではなく、ガソリン代や移動時間も含めた全体の負担を確認しましょう。家族が無理なく続けられる方法を選ぶことが、結果として満足度の高い節約につながります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

