“猛暑日”のエアコンは24時間つけっぱなしが正解? こまめに消した場合との1ヶ月の差額はいくら?
エアコンは厳しい暑さから身を守るための重要な役割を果たす家電ですが、使用時間が長くなると電気代が気になることもあるかもしれません。
本記事では、エアコンをつけたままにした場合とこまめに消した場合の1ヶ月の電気代の差額と、つけっぱなしにした方が得になる条件にはどのようなものがあるのかについて解説します。
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目次
エアコンの消費電力が最も大きくなるのは「起動時」
エアコンの電気代を計算する式は「消費電力(キロワット)×電力料金単価(円/キロワットアワー)×使用時間」です。消費電力とはエアコン運転時に使用する電力のことで、製品ごとに異なります。
今回の試算で使うエアコンの取扱説明書やカタログを見ると「消費電力825ワット(65~1250ワット)」というように記載されています。この場合、標準パワーで運転したときの消費電力が825ワット、最小出力運転時の消費電力が65ワット、最大出力運転時の消費電力が1250ワットということです。
エアコンは、外気温と設定温度の差が大きいほど消費電力が大きくなります。そのため、エアコンを起動してから設定温度に達するまでの間に、最大消費電力に近い大きさの電力を消費することもあるでしょう。
電力料金単価を公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている「31円/キロワットアワー」とし、先述のエアコンの標準時と最大出力時の1時間あたりの電気代を計算すると、表1のようになります。
表1
| 標準時 | 最大出力時 | |
|---|---|---|
| 1時間あたりの電気代 | 約26円 | 約39円 |
※筆者作成
エアコンをこまめに消しながら使用した場合、つけ直すたびに余分な電気代がかかる可能性もあります。
「つけっぱなし」と「こまめに消す」1ヶ月の電気代の差は?
ダイキン工業株式会社は、外気温36.9度の日に26度に設定したエアコンをつけたままの状態にした場合と、外出時に電源をオフにして帰宅後につけ直す場合の1日の消費電力量を比較した検証を行いました。
その結果、つけたままにした場合の消費電力量は5.7キロワットアワー、電気代に換算すると176.7円でした。一方、こまめに入り切りした場合は4.4キロワットアワーの電力を消費し、136.4円の電気代がかかります。つけっぱなしにした方が1日あたり40.3円高くなることが分かります。
1ヶ月に換算すると、こまめに消すことで1200円ほど節約できる計算です。
つけっぱなしが得になる条件
エアコンの消費電力量は外気温と設定温度との差や電源をオフにしている時間の長さなどによっても変わるため、どちらが得になるかは状況によります。
ダイキン工業株式会社は、最高気温36.3度の日にエアコンの冷房を26度に設定し、9:00~23:00まで「つけっぱなし」と「30分ごとに入り切り」で運転したときの消費電力を比較しました。
その結果、外気温が高い9:00~18:00の時間帯は設定温度との温度差が大きくなるため、エアコンの電源をいったん切って入れ直したときの消費電力量も大きくなります。そのため、何度も電源を入り切りせずつけたままにした方が電気代は安く済むようです。
一方、18:00~23:00の時間帯は外気温と設定温度との温度差が小さくなるため、エアコンをつけ直す際に消費する電力量も小さく、こまめに入り切りした方が電気代は安くなります。
また、9:00~18:00までの時間帯だと、30分程度の外出であれば、エアコンをいったん切ってつけ直すよりつけたままにする方が電気代が安くなることも分かりました。
状況によってはつけっぱなしにするよりこまめに消した方が月に1200円ほど節約できることもある
エアコンの消費電力量には外気温と設定温度との差も関係してくるため、起動時は特に消費電力が大きくなる点が特徴です。そのため「つけっぱなしが正解なのか」と迷う人もいるかもしれません。
つけたままにした場合とこまめに消した場合の電気代を比較すると、状況によってはこまめに消した方が月1200円ほど節約できる場合もあるようです。
ただし、外気温や電源をオフにする時間の長さなどによってはつけっぱなしにした方が電気代が安く済む場合もあるため、慎重に検討した方がよいでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
ダイキン工業株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

