40代です。子育ちも一段落し、友人からヨーロッパ旅行に誘われました。旅費は約50万円。貯金はあるものの、老後資金を考えると使う勇気が出ません。50万円の旅行はぜいたくすぎますよね?

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40代です。子育ちも一段落し、友人からヨーロッパ旅行に誘われました。旅費は約50万円。貯金はあるものの、老後資金を考えると使う勇気が出ません。50万円の旅行はぜいたくすぎますよね?
子育てが一段落し、これからは自分のためにお金を使いたいと考える一方で、老後への備えも気になる年代です。友人から旅行に誘われても、まとまった費用がかかるとなれば、素直に決断できない方もいるでしょう。
 
特に50万円ほどの旅行費は、家計への影響が小さい金額ではありません。せっかくの機会を楽しみたい気持ちと、将来のために貯金を残したい気持ちの間で迷うのは自然なことです。
 
本記事では、40代で50万円の旅行を検討するときに確認したい家計のポイントや、老後資金に不安がある場合の考え方について解説します。
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50万円の旅行がぜいたくかどうかは貯金額だけでは決まらない

50万円の旅行は、日常的な支出と比べれば大きな金額です。しかし、50万円を使うことがぜいたくすぎるかどうかは、貯金の総額だけでは判断できません。
 
例えば、貯金が500万円ある場合でも、近いうちに住宅の修繕や車の買い替えが必要であれば、自由に使えるお金は限られます。一方で、住宅ローンや教育費の負担がほぼ終わり、毎月安定して貯蓄できているのであれば、旅行費を支払っても家計への影響は小さいかもしれません。
 
50万円を使っても家計に無理がないか判断するため、旅行後にいくら残るかを確認しましょう。そのうえで、今後も予定どおり貯蓄を続けられるかを考えます。「50万円は高いからやめる」のではなく、「50万円を使った後の生活に無理がないか」で判断することが大切です。
 

旅行を決める前に残しておきたい3つのお金

旅行費を支払う前に、「生活予備費」「数年以内に使うお金」「老後に必要なお金」を分けて考えましょう。
 
まず、生活予備費とは、病気や失業、急な修理など、予期しない事態に備える資金です。一般的には、生活費の3~6ヶ月分を現金や預金で確保しておくと、突然の出費にも対応しやすくなります。
 
そのうえで、住宅の修繕費や家電の買い替え、子どもの結婚支援など、数年以内に予定している支出を確認しておきましょう。旅行後も、これらの費用を無理なく支払える状態であれば、家計への負担を抑えやすくなります。
 
また、老後資金についても考えておく必要があります。ただし、必要な金額は人によって異なるため、一律に決めることはできません。受け取れる年金や退職金、老後の生活費、今後働く期間によって異なるためです。
 
そこで、「ねんきんネット」を使えば、現在の加入状況などを基に将来の年金見込額を試算できます。加えて、金融庁のライフプランシミュレーターも活用すると、旅行後の資産が将来どのように変化するかを確認しやすくなります。
 
こうした試算を行い、老後まで資金が大きく不足しない見通しを立てられれば、旅行費を過度に恐れる必要はないでしょう。
 

旅行費に迷ったときに考えたいこと

家計を確認しても不安が残る場合は、旅行そのものを諦める前に、費用を調整できないか考えてみましょう。例えば、旅行日数を短くする、航空券が安い時期を選ぶ、ホテルの等級を一部下げる方法があります。
 
ただし、費用を抑えることばかりを優先すると、旅行の満足度が下がる可能性があります。そのため、食事や観光など自分が重視したい部分には費用を使い、それ以外を抑えるとよいでしょう。
 
また、貯金から一度に50万円を出すことに抵抗がある場合は、出発までに旅行積み立てを始めるのも一案です。例えば、毎月5万円を半年間積み立てれば30万円を準備できるため、現在の貯金から取り崩す金額は20万円に抑えられます。このように、旅行までの時間を活用すれば、家計への負担を軽くしながら資金を用意できます。
 
一方で、旅行費を補うためにカードローンを利用したり、生活費を極端に切り詰めたりする方法は避けましょう。無理に資金を用意すると、帰国後の返済や家計の負担が大きくなり、楽しかった旅行を後悔する原因になりかねません。旅行を前向きに楽しむためにも、無理のない範囲で費用を調整することが大切です。
 

将来に備えながら無理なく旅行を楽しもう

50万円のヨーロッパ旅行は高額ですが、その金額だけでぜいたくすぎるとはいえません。生活予備費や今後の大きな支出を確保したうえで、旅行後も老後に向けた貯蓄を続けられるのであれば、検討してもよい支出といえるでしょう。
 
また、お金は将来に備えるためだけでなく、現在の暮らしを豊かにするためにも使うことも大切です。友人と一緒に旅行できる機会や、自分が元気に行動できる時間にも限りがあります。そのため、将来への備えを優先しつつ、今しかできない経験にも目を向ける必要があります。
 
まずは、将来受け取れる年金見込額や今後の家計を数字で確認し、旅行費を支払っても生活に無理がないか確かめてみましょう。不安が残る場合は、旅行日数や宿泊費などを見直せば、家計への負担を抑えられます。自分の状況に合った金額に調整し、納得したうえで旅行を楽しみましょう。
 

出典

日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算
金融庁 ライフプランシミュレーター
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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