土日に「エアコンつけっぱなし」のまま旅行へ…48時間だと“電気代”はいくらかかりますか? エアコンは「つけっぱなしのほうが安い」と聞きますし、意外と高くないでしょうか?
数時間程度ならまだしも、土日に旅行へ出掛けて48時間もつけっぱなしだった場合、「電気代はいくらかかるのだろう」と不安になるかもしれません。
実際の電気代は、エアコンの消費電力や設定温度、部屋の広さ、外気温などによって変わるため、一概にいくらとはいえません。
本記事では、48時間つけっぱなしにした場合の電気代をシミュレーションするとともに、帰宅後に冷房をつけ直す場合との違いや、消し忘れを防ぐ方法について解説します。
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目次
48時間エアコンをつけっぱなしにすると電気代はいくら?
まずは、一般的な家庭用エアコンを例に電気代の目安を見てみましょう。
一般的なエアコンで電気代をシミュレーション
電気代は、次の計算式で求められます。
電気代=消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)
電気料金は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/キロワットアワーで試算します。消費電力ごとの電気代目安は図表1のとおりです。
図表1
試算条件により筆者作成
平均消費電力を600ワットと仮定した場合、48時間つけっぱなしの電気代は約893円です。冷房能力の高い大型機種や、暑さの厳しい日に高負荷で運転し続けた場合には、1000円を超えることもあります。
ただし、これはあくまで平均消費電力を用いた試算です。実際のエアコンは運転開始直後と室温が安定した後では消費電力が大きく異なるため、実際の金額は使用状況によって変わります。
電気代は設定温度や部屋の条件によって大きく変わる
エアコンは、室温が設定温度に達すると、インバーター制御によって出力を下げながら運転します。そのため、常に最大の消費電力で運転し続けるわけではありません。
一方、次のような条件では消費電力が大きくなりやすくなります。
・設定温度を低くしている
・外気温が非常に高い
・西日が入りやすい部屋
・断熱性能が低い住宅
・部屋が広い、天井が高い
・古いエアコンを使用している
逆に、比較的新しい省エネ性能の高い機種では、効率よく室温を維持できるため、同じ48時間でも電気代を抑えられる可能性があります。
旅行中つけっぱなしと電源オフ、どちらが電気代を抑えられる?
「エアコンはつけっぱなしのほうが電気代は安い」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。これは、30分から数時間の外出では、再び室温を下げるために大きな電力を使うよりも、室温を維持したほうが効率的な場合があるためです。
しかし、48時間にわたって不在にする場合は、状況が異なります。消費電力は小さくなっても、48時間という長時間、電力を使い続けることになります。
したがって、旅行や帰省などで丸一日以上留守にするのであれば、基本的にはエアコンの電源を切って外出したほうが、電気代を抑えられる可能性が高いでしょう。
もちろん、ペットがいる場合や、高温による家電・室内環境への配慮が必要なケースでは、節約だけでなく安全面も考慮して判断することが大切です。
エアコンの消し忘れを防ぐ方法
最近のエアコンには、一定時間後に停止するオフタイマーや、スマートフォンから運転状況を確認・操作できる機能を搭載した製品が増えてきました。
旅行へ出発した後でも、スマートフォンで運転状況をチェックし、消し忘れに気付けば遠隔操作で電源を切れる機種も少なくありません。また、スマートリモコンを利用すれば、スマートフォン連携機能のないエアコンでも、外出先から操作できる場合があります。
さらに、「エアコン、照明、テレビの電源を確認する」といったチェックリストを作り、家を出る前のチェックを習慣づけることも効果的です。こうした小さな工夫を取り入れることで、消し忘れによる余計な電気代を防ぎやすくなります。
旅行前はエアコンの消し忘れチェックを忘れずに
48時間エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は、平均消費電力や使用環境によって異なりますが、数百円から1000円程度が1つの目安です。ただし、設定温度や住宅の断熱性能、エアコンの性能によって実際の金額は変動します。
短時間の外出ではつけっぱなしのほうが効率的な場合もあるものの、旅行のように48時間以上家を空けるのであれば、基本的には電源を切ったほうが電気代を抑えやすいでしょう。
タイマー機能やスマートフォン連携機能を活用すれば、消し忘れによる無駄な電気代も防ぎやすくなります。旅行前には、ひと手間かけて確認し、安心して外出できるよう心がけてください。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


