80代の父は、銀行員から「金利が高いですよ」と勧められ、“外貨預金”に興味を持っています。「預金だから安全」と言いますが、本当に安心して始められるのでしょうか? 円預金との違いや注意点を解説

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80代の父は、銀行員から「金利が高いですよ」と勧められ、“外貨預金”に興味を持っています。「預金だから安全」と言いますが、本当に安心して始められるのでしょうか? 円預金との違いや注意点を解説
「銀行員から金利が高いと勧められたから、外貨預金を始めようと思う」――そんな話を親から聞いて、不安になった経験がある人もいるのではないでしょうか。
 
外貨預金は名前のとおり「預金」ですが、円預金とは仕組みが異なります。高い金利が期待できる一方で、為替の値動きによって元本割れする可能性もあります。
 
この記事では、外貨預金の仕組みや円預金との違い、始める前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。
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外貨預金とは? 円預金との違いを分かりやすく解説

外貨預金とは、日本円ではなく米ドルやユーロなど外国の通貨で預ける預金です。基本的な仕組みは円預金と似ていますが、預ける通貨が異なるため、利益やリスクにも違いがあります。
 
外貨預金が注目される理由のひとつは、円預金より高い金利が設定されている通貨があることです。そのため、同じ金額を預けても受け取れる利息が多くなる場合があります。
 
一方で、外貨預金は為替相場の影響を受けます。為替相場とは、円と外貨を交換するときの価格のことです。
 
例えば、100万円を米ドルに換えて預けた後、円安になれば円に戻したときの金額が増える可能性があります。反対に円高になると、利息を受け取っていても円に戻した金額が預けた金額を下回ることがあります。
 
つまり、円預金は預けた金額が円ベースで変動しない一方、外貨預金は為替相場の変動によって、円に換算した際の受取額が変わる点が大きな違いです。
 

「預金だから安全」は誤解? 外貨預金で知っておきたい3つの注意点

外貨預金は銀行の商品ですが、「預金だから絶対に安心」と考えるのは適切ではありません。
 
まず注意したいのが、前述の為替変動による元本割れです。
 
例えば、1ドル=160円のときに預け、解約時に1ドル=140円まで円高になっていた場合、円に戻すと預けた金額より少なくなることがあります。高い金利で得た利息だけでは、その損失を補えないケースもあります。
 
次に、手数料がかかる点です。
 
円を外貨へ交換するときと、外貨を円へ戻すときには為替手数料が発生します。そのため、為替レートが変わらなくても、手数料の分だけ受け取る金額が減ることがあります。始める前には、銀行ごとの手数料も確認しておきましょう。
 
さらに、外貨預金は日本の預金保険制度の対象外です。万が一、金融機関が破綻した場合でも、円預金のように一定額まで保護される仕組みは適用されません。商品内容を理解したうえで利用することが大切です。
 

80代から外貨預金を始めてもよい? 家族が確認したいポイント

外貨預金が向いているかどうかは、年齢だけで決まるものではありません。
 
例えば、当面使う予定のない余裕資金があり、「円だけで資産を持つことに不安がある」「為替の値動きも理解したうえで運用したい」と考えている人であれば、選択肢のひとつになるでしょう。
 
一方で、生活費や介護費用として近いうちに使う予定のお金を外貨預金に回すことは慎重に考える必要があります。解約するタイミングで円高になっていると、必要な金額を確保できない可能性があるためです。
 
また、高齢になると、自分では商品の仕組みを十分理解したつもりでも、リスクまで正確に把握できていない場合があります。「銀行の商品だから安心」「金利が高いから得」という説明だけで判断せず、家族も一緒に商品の内容を確認すると安心です。
 

まとめ|金利だけで判断せず、仕組みを理解して選ぶことが大切

外貨預金は、円預金より高い金利が期待できるメリットがあります。しかし、その一方で為替変動や手数料によって元本割れする可能性があり、円預金とは性質が異なる金融商品です。
 
特に80代など、資産を大きく減らしたくない世代では、「預金だから安全」というイメージだけで始めるのは避けたほうがよいでしょう。
 
大切なのは、金利だけを見るのではなく、メリットとリスクの両方を理解したうえで、自分の目的や資金の使い道に合った商品かどうかを判断することです。家族とも相談しながら、無理のない資産運用を心掛けることで、将来への安心にもつながるでしょう。
 

出典

金融庁 預金保険制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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