社会人になった息子から「実家暮らしだから」と毎月3万円渡されました。気遣いはとてもうれしく誇らしいのですが、生活費として使ってよい?それとも貯金して返すべきですか?

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社会人になった息子から「実家暮らしだから」と毎月3万円渡されました。気遣いはとてもうれしく誇らしいのですが、生活費として使ってよい?それとも貯金して返すべきですか?
社会人になった息子から「実家暮らしだから」と毎月3万円を渡されると、成長をうれしく思う一方で、どのように扱うべきか迷う人もいるでしょう。
 
生活費として使うべきか、将来のために貯めておくべきかは、家庭の家計状況や息子の考えによっても異なります。また、受け取ったお金に税金がかからないか気になる人もいるかもしれません。
 
本記事では、息子から受け取る月3万円の考え方や使い道、貯金して返す場合の注意点について解説します。
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息子からの月3万円を生活費として扱う際の考え方

息子が「実家暮らしだから」と渡しているのであれば、基本的には生活費として使って問題ありません。実家で暮らす人が一人増えると、食費に加え、電気代や水道代、日用品代などの負担も大きくなるためです。
 
また、家庭によっては、住宅ローンや固定資産税、家の修繕費などを親が負担しています。こうした点を踏まえると、月3万円は息子が家計の一部を分担するためのお金と捉えられるでしょう。
 
実家暮らしの社会人が家にお金を入れること自体も、特別なことではありません。株式会社モデル百貨(本社:長崎県佐世保市)が、2023年6月29日~7月5日に実家暮らしの独身社会人1000人を対象に行われた調査では、61%が家にお金を入れていると回答しました。
 
ただし、適切な負担額は年齢や収入、家庭の家計状況によって変わります。そのため、月3万円が多いか少ないかを平均額だけで判断するのではなく、息子の収入や、同居によって実際に増えた生活費を踏まえて考えることが大切です。
 
息子が家計の一員として自分の負担分を支払っているのであれば、親が遠慮して全額を貯める必要はないでしょう。食費や水道光熱費の支払いに充てれば、息子の「家族の役に立ちたい」という気持ちも尊重できます。
 

実家暮らしで息子にかかる生活費の目安

月3万円が適切かどうかは、家庭の状況によって変わります。まずは、息子が実家にいることで、食費や水道光熱費、日用品代などがどの程度増えているのかを確認しましょう。
 
例えば、息子の食費が月2万円、水道光熱費や日用品代が月8000円程度増えている場合、月3万円は実際の負担額に近いといえます。このような場合は、受け取ったお金をそのまま生活費に充てても問題ありません。
 
一方で、息子が昼食や外食代を自分で負担し、自宅で食事をする機会も少ない場合は、親の負担が月3万円に届かないこともあります。余った分については、将来のために貯めておく方法も選択肢の一つです。
 
月3万円が適切かどうかを判断するうえで大切なのは、世間の平均額だけで判断しないことです。
 
家計に余裕がなく、息子からの3万円が助けになっているのであれば、感謝を伝えたうえで生活費として活用するとよいでしょう。一方、親の生活に十分な余裕がある場合は、一部を息子の独立や結婚などに備えて残しておく考え方もあります。
 

息子のために月3万円を貯める際の注意点

息子から受け取ったお金を貯めておき、結婚や独立の際に返してあげたいと考える親もいるでしょう。ただし、本人に知らせず全額を貯めることが、必ずしも最善とはかぎりません。
 
息子は生活費を負担することで、自立した社会人として責任を果たそうとしている可能性があります。そのため、後から全額を返されると、「自分が渡したお金は家計の役に立っていなかったのか……」と感じるかもしれません。
 
将来のために残しておくなら、あらかじめ使い道を話し合っておくと安心です。貯める場合は、「3万円のうち2万円は生活費として使い、1万円は引っ越しや結婚に備えて預かる」といった形で、あらかじめ話し合っておくとよいでしょう。
 
使い道を明確にしておけば、息子の気持ちを尊重しながら将来に備えられるため、親子双方が納得しやすくなります。
 
なお、親が受け取ったお金を自分の財産として貯め、後日息子へ渡す場合は、税務上は親から息子への贈与と判断される可能性があります。
 
暦年課税では、その年に受け取った贈与の合計が110万円以下であれば、原則として贈与税はかからず、申告も必要ありません。ただし、同じ年にほかの人から受けた贈与も合算して判断される点には注意が必要です。
 
一方、息子のお金を単に預かるのであれば、親自身の財産とは分けて管理するのが望ましいでしょう。入金額や使い道の記録を残しておくと、誰のお金なのかが明確になり、後から確認する際にも役立ちます。
 

息子から受け取る月3万円の使い道を親子で話し合おう

息子から受け取る月3万円は、食費や水道光熱費などの生活費に充てても問題ありません。ただし、全額を家計に回すのか、一部を将来のために残すのかは、親子で話し合って決めることが大切です。
 
息子が家計を支えたいという思いから渡しているのであれば、その気持ちを尊重し、まずは感謝を伝えるとよいでしょう。
 
そのうえで使い道を共有しておけば、親が受け取ることに罪悪感を抱いたり、息子が望んでいない形で使われたと感じたりするのを防げます。家庭の家計状況と息子の希望を確認し、双方が無理なく納得できる使い道を選びましょう。
 

出典

株式会社モデル百貨 独身実家暮らしのお金事情について調査結果を発表 1,000人のうち61%が「家にお金を入れている」と回答(PR TIMES)
国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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