100万円は“定期預金”のほうが「利息が1000円高い」と口座開設! 姉は「普通預金のほうが使い勝手いい」と言いますが、実際“金利0.1%差”のために開設は意味がないでしょうか?

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
100万円は“定期預金”のほうが「利息が1000円高い」と口座開設! 姉は「普通預金のほうが使い勝手いい」と言いますが、実際“金利0.1%差”のために開設は意味がないでしょうか?
金利のある時代になったことで、銀行預金は普通預金と定期預金のどちらがよいか、迷う人もいるのではないでしょうか。2026年8月、メガバンクの普通預金金利は年0.3%から0.4%に引き上げられました。また、定期預金の金利も引き上げられています。
 
自由に引き出せて使い勝手の良い普通預金ではなく、あえて定期預金を選ぶ理由はあるのでしょうか。
 
本記事では、100万円を預け入れたときの利息の差をシミュレーションします。また、今後の金利の動向を説明し、定期預金ならではのメリットについても解説します。
竹下ひとみ

FP2級、日商簿記2級、宅地建物取引士、証券外務員1種

銀行にて12年勤務し、法人および富裕層向けのコンサルティング営業に従事。特に相続対策や遊休地の有効活用に関する提案を多数手がけ、資産管理・税務・不動産戦略に精通。銀行で培った知識と経験を活かし、収益最大化やリスク管理を考慮した土地活用のアドバイスを得意とする。

現在は、2社の経理を担当しながら、これまでの経験をもとに複数の金融メディアでお金に関する情報を発信。実践的かつ分かりやすい情報提供を心がけている。

100万円を1年預けたら、差はいくら?

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクの、2026年7月時点の普通預金金利は年0.3%でした。また、1年物の定期預金は、それぞれ年0.4%となっていました。
 
100万円を1年間預けた場合、税引き前の利息は普通預金が3000円、定期預金が4000円となり、差はわずか1000円です。当然、預ける金額が増えれば差は大きくなります。500万円なら普通預金1万5000円に対し定期預金は2万円となり差は5000円、1000万円なら差は1万円です。
 
それでも、結局数千円程度の差であれば、手続きが面倒な定期預金より、いつでも引き出せる普通預金で十分という考え方も1つです。
 

8月からは普通預金は0.4%に

日本銀行は2026年6月、政策金利を年0.75%から年1.0%へ引き上げました。政策金利とは、銀行同士がお金を貸し借りする際に基準となる金利です。
 
これを受け、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは、普通預金金利を年0.3%から年0.4%へ引き上げました。改定日は2026年8月3日です。
 
この水準は、普通預金金利としては30年以上ぶりの高さになります。地方銀行でも同様の動きが広がっており、複数の銀行が同じ時期に普通預金金利を引き上げました。
 
普通預金金利の引き上げに伴い、3銀行とも、定期預金の金利も0.5%に引き上げられています。
 

定期預金を選ぶ理由とは

定期預金の金利は、預け入れ時点で固定される「固定金利」で、満期まで利率が変わりません。一方、普通預金は情勢に応じて変動する「変動金利」です。今後さらに金利が上がれば普通預金の利息も上がる可能性がありますが、下がれば減ることになるでしょう。
 
預け入れ時点の金利を満期まで確保できる点が、定期預金の強みです。
 
また、定期預金のデメリットである、引き出すのに手続きが必要である点は、ある意味でメリットにもなります。あえて引き出しにくくすることで、つい使ってしまうのを防ぐ効果です。
 
定期預金は満期前に引き出す「中途解約」をすると、適用金利が普通預金なみに下がります。この決まりがあるからこそ、ついついお金を使ってしまうのを防げるのです。定期預金には「手をつけにくいお金の置き場所」としての価値があります。
 

まとめ

2026年8月からは、普通預金、定期預金とも金利が引き上げられています。
 
1年後に使う予定があり、手をつけたくないお金なら定期預金に、いつでも自由に動かしたいお金なら普通預金を選んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社三井住友銀行 各種預金金利の変更について
株式会社三菱UFJ銀行 円普通預金金利の改定について
株式会社みずほ銀行 円預金金利の改定について
 
執筆者 : 竹下ひとみ
FP2級、日商簿記2級、宅地建物取引士、証券外務員1種

  • line
  • hatebu

LINE