節約のため「シャワーだけ」にしたら「浴槽にお湯を貯める」より、水道・ガス代が“月4000円”も高くなりショック! 1人暮らしでシャワーだけは逆効果?「シャワー30分・お湯を貯める」費用を比較
しかし、良かれと思って始めたシャワー中心の生活が、かえって水道代やガス代の負担につながることがあります。特に、長時間シャワーを浴びる習慣がある場合は注意が必要です。
本記事では、シャワーと湯船にかかる水量や光熱費を具体的な数字で比較し、一人暮らしで光熱費を抑えるための入浴方法や、無理なく節約するための対策を解説します。
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目次
シャワーと湯船にかかる水量の比較
シャワーだけの生活で水道代が高くなる原因の1つが、シャワーの流しっぱなしによる水量の増加です。浴槽は一定量のお湯をためて使用するのに対して、シャワーは使用中水が流れるため、使用量が分かりにくいという違いがあります。
一般的なシャワーは、1分間に約10リットルの水を使用します。仮に毎分10リットルのシャワーを30分間使った場合、使用する水量は「10リットル×30分=300リットル」となります。
一方、浴槽に1回お湯を張る場合、必要になる水量は一般的に約180~200リットルが目安です。
例えば、浴槽に180リットルのお湯を張る場合、シャワーの使用水量が180リットルに達するのは「180リットル÷10リットル/分=18分」です。つまり、水量だけで比較すると、シャワーを18分程度使った時点で、180リットルのお湯を張る場合と同じ水量になります。
このため、シャワーを30分使うことは、浴槽に180リットルのお湯を張るよりも120リットル多く(12分長く)お湯を使うことになります。
水道代以上に家計を圧迫するガス代の計算と影響
適温のシャワーを出し続けるため、給湯器が稼働し続けます。その間、ガスを消費するため、水道代よりもガス代(給湯費)のほうが増える場合もあります。
ここでは、具体的な条件を設定して試算してみましょう。仮に、シャワーを12分長く使い、120リットルのお湯を追加で使った場合、ガス代は、都市ガスなら1回あたり約40円、プロパンガスなら1回あたり約135円です。
さらに、水道120リットルは約29円となるため、水道代とガス代を合わせて1日あたり約69円から164円の追加費用がかかります。プロパンガスの場合、これを1ヶ月(30日)続けると、最大で164円×30日=4920円となり、月4000円以上の負担増です。
もちろん、実際にかかる金額は、水温や給湯温度、ガスの種類・料金、水道料金などによって変わりますが、長時間のシャワーを毎日続けることで、水道代とガス代を合わせた光熱費が大きく増える可能性があることが分かります。
一人暮らしの光熱費を抑えるための具体的な対策
長時間のシャワーが水道代や給湯費の増加につながる仕組みを理解したうえで、光熱費を抑えるための具体的な方法を紹介します。
シャワーの使用時間を意識する
まず使用時間を意識しましょう。体や髪を洗っている間はシャワーをこまめに止めるだけでも、使用する水量を減らせます。
例えば、毎分10リットルのシャワーを10分使えば100リットル、20分なら200リットル、30分なら300リットルです。入浴時間を数分短くするだけでも、毎日の積み重ねによって節水につながります。
寒い季節は湯船も上手に活用する
冬場は寒さからシャワーの時間が長くなりがちです。体を温めるために長時間シャワーを浴びているのであれば、浴槽にお湯を張る方法も検討しましょう。
ただし、浴槽に張るお湯の量や追いだきの有無などによって光熱費は変わります。シャワーと湯船のどちらが安いかだけでなく、自分の入浴時間や使用量に合わせて選ぶことが大切です。
「節水シャワーヘッド」で節水をサポート
「毎日湯船を張る時間がない」「シャワーで手軽に済ませたい」という人には、節水シャワーヘッドへの交換も選択肢の1つです。
節水タイプのシャワーヘッドには、少ない水量でも使いやすいよう工夫された製品があります。現在使っているシャワーヘッドよりも水量を抑えられれば、シャワーの使用時間を変えなくても節水につながります。
例えば、毎分10リットルのシャワーを30分使うと300リットルですが、毎分8リットルまで水量を抑えられれば、同じ30分でも240リットルです。1回当たり60リットルの節水になるため、毎日使えば大きな違いになります。
購入する際は、表示されている節水率だけでなく、現在使用しているシャワーヘッドの水量と比較して選ぶとよいでしょう。
数字を意識して、自分に合った入浴スタイルを
一人暮らしの節約としてシャワーを選ぶこと自体は間違いではありません。しかし、長時間シャワーを使えば、浴槽にお湯を張るよりも水道代や給湯費が高くなる可能性があります。
「シャワーのほうが安そう」というイメージだけで判断するのではなく、実際の使用時間や水量を一度確認してみることが大切です。
シャワーの時間を短くする、使用中にこまめに止める、節水シャワーヘッドを導入する、必要に応じて湯船を活用するなど、自分の生活スタイルに合った方法を取り入れながら、無理なく光熱費を抑えていきましょう。
出典
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター 最新価格情報
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
