30分の買い物でも「電気代がもったいない」とエアコンを切る夫。猛暑日の昼間なら、むしろ“つけっぱなし”の方が安いのでしょうか?
エアコンの電気代を節約するには、外出する時間と時間帯による消費電力量の違いを把握することが大切です。今回の記事では、エアコンの外出時間による電気代の違いについて解説します。
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目次
エアコンは運転開始直後に電力を多く使う
エアコンは、運転中に室温を一定に保つ機能があり、設定温度から室温が大きく離れているときは、まず室内を設定温度に近づけようとします。そのため、エアコンは運転開始時に、最も電力を使うとされています。
室温が設定温度に近づけば、冷房能力をそれほど高める必要がないため、運転開始時と比べて消費電力をおさえながら運転できます。
つけっぱなしの方が安いケース
短時間の外出であれば、エアコンを止めない方が電気代をおさえやすいケースがあります。ダイキン工業株式会社の検証では、日中の外出が35分以内なら、運転を続けた方が消費電力量をおさえられる結果となりました。
猛暑日の昼間などは、エアコンを切って外出すると、室温が上昇します。帰宅後に設定温度まで室内を冷やす際に消費電力が増えるため、運転を継続して室温の上昇をおさえた方が節電につながるようです。
ただし、外気温の高さや日射の強さによって、消費電力量は変わります。外出する時間だけで判断せず、当日の天候や室内の状況に応じて運転方法を選ぶ必要があるでしょう。
外出する時間を考慮せずにつけっぱなしにするとどうなる?
エアコンの運転方法を変えると、1日に使用する電力量や電気代にも違いが出ます。ダイキン工業株式会社の検証結果を、表1にまとめました。
表1
| 運転方法 | 消費電力 | 電気代 |
|---|---|---|
| 連続運転 | 5.7キロワットアワー | 153.9円 |
| 153.9円 | 4.4キロワットアワー | 118.8円 |
出典:ダイキン工業株式会社「空気のお悩み調査隊がゆく mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証!」を基に筆者作成
電気料金を1キロワットアワーあたり27円として計算すると、両者の差額は35.1円です。今回の検証では、連続運転の方が1日あたりの電気代は高くなっています。
この結果には、外出している間のエアコンの使い方が関係しています。検証では、合計3時間家を空けた際に電源を切っていたため、1日を通した電力使用量に差が出ました。
ただし、30分ほど家を空けるケースでは、つけたままにした方が電気代をおさえられる場合があります。外出が長時間に及ぶ場合は、切った方が使用電力量を減らしやすいため、家を空ける時間に応じて運転方法を選びましょう。
エアコンの電気代を節約する方法
スイッチの入り切りのほかにも、エアコンの電気代を節約する方法があります。フィルターの掃除や室外機周りの環境を整えることで、冷房効率の低下を防ぐことが可能です。
フィルターにほこりがたまると空気を取り込みにくくなり、部屋を冷やすために多くの電力が必要となります。エアコンの電気代を節約するためには、2週間に1度を目安に掃除するとよいでしょう。
また、室外機は吹き出し口の周りに物を置かず、空気が通りやすい状態にしておくことも大切です。室外機の吹き出し口を物などでふさぐと、外へ出した熱が室外機の周りにこもり、冷房効率が下がる原因につながる可能性があります。冷房を使う際は、室外機用カバーも外しておくようにしましょう。
30分程度の外出なら、エアコンをつけっぱなしにした方が電気代が安くなる場合がある
エアコンの電気代は、外出時間の長さに応じて運転方法を使い分けることで、抑えられる場合があります。30分程度の外出であれば、運転を続けた方が、電源を切る場合より消費電力量が少なくなるケースがあります。
反対に、長時間の外出では、冷房を停止した方が消費電力をおさえられ、節約につなげられるようです。エアコンを使用する際は、外出時間の長さなどに応じて運転を停止するか判断するとよいでしょう。
出典
ダイキン工業株式会社 空気のお悩み調査隊がゆく mission5-1「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ!」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
