太陽光発電を「150万円」で導入予定。妻は「災害に備えて200万円で蓄電池も」と言いますが、元を取るのに“太陽光だけ”で「10年以上」…それでも“夜間・早朝に使える”なら、買う価値はありますか?
本記事では、太陽光発電と蓄電池を併用するメリットをはじめ、元を取るまでの期間や活用できる補助金制度などを解説します。
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目次
太陽光発電+蓄電池を導入するメリット
太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、暮らしに多くのメリットをもたらします。
夜間や早朝にも電気を使用できる
太陽光発電は、「太陽が出ている日中しか発電できない」という特徴があります。
しかし、蓄電池を併設すれば、昼間に発電した電気のうち余った分をためておくことが可能です。これにより、太陽が出ておらず発電ができない夜間や早朝の時間帯でも、日中にためた電気を効率よく活用できます。
電気代の節約効果が高まる
夜間や早朝にも自宅で発電した電気が使えるようになるため、電力会社からの買電量が減り、毎月の電気代をより大幅に節約できます。
さらに、時間帯によって単価が変わる電気料金プランを利用している場合、夜間の割安な電力を蓄電池に充電し、電気代が高い昼間に使うことで、電気代の削減効果を最大限に高めることが可能です。
災害時の備えになる
蓄電池は、万一の災害や停電が発生した際にも電力を供給できるため、非常用電源として心強い味方になります。停電時でも、部屋の照明や必要な家電製品を普段通り使用できます。
また、太陽光発電と併用していれば、日中にしっかり発電・充電できる環境がある限り、停電が長期化しても安定して電力を確保し続けられるのがメリットです。
製品によっては、停電時に優先して動かしたい家電を事前に設定しておくことで、自動で12~24時間ほど連続給電できるシステムも存在します。
「太陽光発電+蓄電池」を導入したら元を取るのに何年かかる?
太陽光発電設備の設置費用を回収するには、一般的に10~12年かかるとされています。そのため「蓄電池も一緒に追加すると、購入費用が格段に増えて回収期間が長くなるのでは?」と不安に思う人も多いかもしれません。
しかし、蓄電池があれば昼間の自家発電分を夜間にも無駄なく自家消費できるため、結果として買う電気を大幅に減らせて、回収スピードを早められる側面もあります。
例えば、150万円の太陽光発電のみで回収に10年かかる場合でも、蓄電池を入れて総額300万円になったからといって、回収期間がそのまま倍になるわけではありません。
補助金などを上手に活用した場合、太陽光発電と蓄電池をセットで導入した際の一般的な費用回収期間は、13~18年程度が目安とされています。
蓄電池は太陽光発電と同時に導入したほうがお得
将来的に蓄電池の導入を考えているなら、太陽光発電と同時に導入するのがおすすめです。
一緒に設置することでまとめて工事できるため、別々に導入する場合と比べて設置工事費用を抑えやすくなります。また、メーカーや販売店が実施するセット割引を適用できれば、初期費用を全体的に抑えられる可能性もあるでしょう。
一方、既存の太陽光設備にあとから蓄電池を設置する場合は、セット導入時と比べて初期費用の回収期間が長くなりやすい点に注意が必要です。
なお、後付けするかどうか迷っている場合は、パワーコンディショナーの交換時期に合わせて「パワーコンディショナー一体型蓄電池」を導入するのも手段の1つです。
設置から数年が経過している設備であれば、パワーコンディショナーの買い替えと蓄電池の設置を一度に済ませられるため、効率良くお得に導入できます。
蓄電池の導入に使える補助金
家庭用蓄電池の導入には、以下のような補助金制度を活用できる場合があります。
DR家庭用蓄電池事業
DR(ディマンド・リスポンス)に対応した家庭用蓄電システムの導入を支援する事業です。ディマンド・リスポンスとは、消費者がスマートに電力の使用量をコントロールすることで、電力需給バランスを調整する仕組みのことです。
この事業では、蓄電システムの機器代金や施工・設置にかかる工事費が対象となり、1申請あたり最大60万円の補助が受けられます。なお、令和7年度補正の同事業は、交付申請額の合計額が予算に達したため、公募は終了しています。同種の制度が今後行われるかは不明です。
各自治体の制度
国の制度だけでなく、東京都や神奈川県をはじめとする多くの地方自治体では、独自の蓄電池導入補助金制度が用意されています。
支給条件や補助金額、申請期間などは地域によって異なるため、導入を検討する際は事前にお住まいの自治体公式Webサイトなどで最新情報をチェックしておきましょう。
太陽光発電と蓄電池はセットで導入するのがおすすめ
太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、電気代の節約につながるだけでなく、災害時の停電対策にも役立ちます。
また、セット導入によって工事費を節約したり、補助金を活用したりすれば、費用の回収期間が大幅に長くなるリスクも低減されます。国や自治体の補助金制度を賢く活用しつつ、お得に太陽光発電+蓄電池を導入してください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
