夏の間ずっとエアコンを使い続け、9月になって初めてフィルターを確認したらホコリだらけでした。このまま使うと、電気代まで高くなるのでしょうか?

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夏の間ずっとエアコンを使い続け、9月になって初めてフィルターを確認したらホコリだらけでした。このまま使うと、電気代まで高くなるのでしょうか?
夏の間ほぼ毎日エアコンを使い、9月にフィルターを見るとホコリがびっしり付いていたという家庭は珍しくないでしょう。フィルターが目詰まりすると、エアコンが室内の空気を十分に吸い込めなくなり、部屋を設定温度にするために余計な電力が必要になります。
 
そのため、汚れたまま使い続ければ電気代が高くなる可能性があります。
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フィルターのホコリはエアコンの運転効率を下げる

エアコンは、室内の空気を吸い込み、その空気から熱を取り除いて冷たい空気として室内へ戻します。
 
このとき、空気中のホコリがエアコン内部へ入りにくくする役割を担っているのがフィルターです。フィルターへ大量のホコリが付着すると、空気の通り道が狭くなります。
 
すると十分な量の空気を吸い込めず、同じ設定温度まで冷やすために時間がかかりやすくなります。結果として無駄な電力消費につながり、電気代が増える可能性があります。
 
ダイキンは、フィルターを1年間掃除しない場合、一定の試験条件で消費電力が約25%無駄になるとの試算を紹介しています。ただし、「9月にフィルターがホコリだらけだったから、夏の電気代も25%高かった」とそのまま計算できるわけではありません。
 
25%という数値は特定の条件による試算です。実際の差は、部屋の広さ、エアコンの機種、使用時間、ホコリの量、設定温度などによって変わります。
 
別の条件による資源エネルギー庁の試算では、フィルターが目詰まりした2.2kWのエアコンと、フィルターを月に1~2回清掃した場合を比較すると、年間31.95kWhの省エネとなり、電気代にして約990円の節約になるとされています。
 
試算条件によって効果の大きさは異なりますが、フィルターの目詰まりを解消することは、電力消費を抑えることにつながります。
 

夏に頻繁に使うなら2週間に1回程度の掃除が目安

ダイキンは、エアコンを頻繁に使用する時期には2週間に1回程度のフィルター掃除をすすめています。
 
環境省も、フィルターは2週間に一度掃除するよう案内しています。同省によると、目詰まりしたフィルターを掃除することで、冷房時には約4%、暖房時には約6%の消費電力削減につながります。
 
こうしたことからも、「シーズンが終わったら年1回だけ掃除」というより、使っている途中でも定期的にホコリを取るほうが効率的です。特に、ペットを飼っている家庭や、リビングとキッチンが近い家庭などは汚れやすい場合があります。
 
掃除するときは、まず運転を停止し、電源プラグも抜きます。安全のため取扱説明書を確認しましょう。
 
一般的には、フィルターを取り外して表面のホコリを掃除機で吸い取ります。汚れがひどい場合は、水や中性洗剤を使える機種もありますが、洗った後は十分に陰干しして乾燥させてから戻します。
 
メーカーや機種によって手入れ方法は異なるため、自己流で強くこするのは避けたほうがよいでしょう。
 
自動お掃除機能付きエアコンでも、完全に何もしなくてよいとは限りません。ダストボックスなどのお手入れが必要な機種もあるため、取扱説明書を確認してください。
 

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フィルターの奥まで自分で分解して掃除する必要はない

フィルターを外したとき、内部にも汚れが見えると「全部自分で掃除したほうが節約になる」と思うかもしれません。しかし、内部の熱交換器などを無理に分解するのは避けましょう。
 
資源エネルギー庁は、エアコン内部の洗浄について、十分な知識がない人が行うと故障の原因になることがあるため、知識のある事業者へ依頼するよう案内しています。
 
また、除菌・消臭スプレーなどをエアコン内部へ直接吹きかけると、部品の劣化や故障、水漏れの原因になるほか、可燃性ガスを含む製品では発火につながるおそれもあります。
 
フィルターを掃除した後も、冷え方が極端に悪い、異臭が強い、水が漏れるといった症状があるなら、内部の汚れや別の故障が考えられます。この場合はフィルター掃除だけで解決しようとせず、メーカーや専門業者へ点検を相談しましょう。
 
9月は冷房の使用量が減り始める家庭も多いため、夏にたまったホコリを一度リセットする時期としても適しています。秋のうちに掃除しておけば、冬に暖房を使い始めるときにも効率よく運転できます。
 

まとめ

エアコンのフィルターにホコリが大量にたまったまま使用すると、吸い込める空気の量が減り、運転効率が下がります。その結果、同じ室温にするために余計な電力を使い、電気代が高くなる可能性があります。
 
ダイキンは、シーズン中は2週間に1回を目安にフィルターを掃除することをすすめています。また、1年間掃除しなかった場合には、一定条件で消費電力が約25%無駄になるという試算もあります。
 
ただし、25%という数字をそのまま自宅の電気代へ当てはめることはできません。
 
9月にホコリだらけのフィルターを見つけたなら、そのまま冬まで使わず、取扱説明書に従って掃除しましょう。こまめにホコリを取ることで、費用をかけずに節電できるでしょう。
 

出典

ダイキン工業ウェブサイト
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 空調
環境省 デコ活 家庭でできる節電アクション 3.エアコンで節電!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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