年収500万円の世帯は日本にどれくらいいる?
配信日: 2021.11.01
ここでは、厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」を基に、年収500万円台や500万円以上の世帯について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世帯年収の平均は約552万円
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」の「各種世帯の所得等の状況」によると、2018年の世帯種類別の1世帯あたり平均所得金額は次のとおりです。
平均所得金額 | 対前年増減率 | |
---|---|---|
全世帯 | 552万3000円 | 0.1% |
高齢者世帯 | 312万6000円 | ▲6.7% |
高齢者世帯以外の世帯 | 659万3000円 | 0.9% |
児童のいる世帯 | 745万9000円 | 0.3% |
※厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」より
全世帯の中央値は437万円です。
児童のいる世帯の平均所得金額は、全世帯の平均所得金額より約200万円高くなっています。また、高齢者世帯のみ、対前年比で減少しています。
なお、全世帯の平均所得金額の推移は、以下のとおりです。
2009年 | 549万6000円 |
2010年 | 538万円 |
2011年 | 548万2000円 |
2012年 | 537万2000円 |
2013年 | 528万9000円 |
2014年 | 541万9000円 |
2015年 | 545万4000円 |
2016年 | 560万2000円 |
2017年 | 551万6000円 | 2018年 | 552万3000円 |
※厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」より
世帯主の年齢階級別世帯年収
また、厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主の年齢階級別の1世帯あたり平均所得は、次のとおりです。
世帯主の年齢階級 | 平均所得 |
---|---|
29歳以下 | 362万6000円 |
30〜39歳 | 614万8000円 |
40〜49歳 | 694万8000円 |
50〜59歳 | 756万円 |
60〜69歳 | 566万円 |
70歳以上 | 394万6000円 |
※厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」より
50〜59歳の756万円が最も高く、29歳以下の362万6000円が最も低くなっています。
年収500万円台の世帯
厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、調査対象約30万世帯のうち、所得金額が500万円台の世帯の割合は8.7%です。以下は1000万円未満までの所得金額階級別の割合になります。
所得金額階級 | 割合 |
---|---|
100万円未満 | 6.4% |
100万円以上200万円未満 | 12.6% |
200万円以上300万円未満 | 13.6% |
300万円以上400万円未満 | 12.8% |
400万円以上500万円未満 | 10.5% |
500万円以上600万円未満 | 8.7% |
600万円以上700万円未満 | 8.1% |
700万円以上800万円未満 | 6.2% |
800万円以上900万円未満 | 4.9% |
900万円以上1000万円未満 | 4.0% |
※厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」より
およそ11世帯に1世帯が年収500万円台です。また、平均所得金額(552万3000円)以下の割合は61.1%となります。
年収500万円以上の世帯
同調査によると、年収500万円以上の世帯割合は44.0%です。およそ2.5世帯に1世帯が年間500万円以上稼いでいることになります。
また、年収1000万円以上の世帯割合は12.1%(およそ8世帯に1世帯)、2000万円以上の世帯割合は1.2%(およそ83世帯に1世帯)です。
約11世帯に1世帯が年収500万円台
厚生労働省の調査によれば、年収500万円台の世帯の割合は8.7%(11世帯に1世帯)、年収が500万円以上の世帯割合は44%(2.5世帯に1世帯)です。また、平均所得金額(552万3000円)以下の割合は61.1%で、3世帯に1世帯以上が平均所得金額を超えています。
ぜひ、自分の世帯年収と照らし合わせてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部