更新日: 2022.01.11 年収
東大に合格する親の平均年収は? 子どもの偏差値と親の職業の関係
結論から言えば、東大に合格する人の親の年収は高い場合が多いです。年収が1000万円を超える世帯は多数あります。
ここでは、東大に合格する親の年収や全国の平均年収などについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世帯年収の全国平均
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の1世帯あたりの平均世帯年収は552万3000円で、中央値は437万円でした。
また、高齢者世帯・高齢者世帯以外の世帯・児童のいる世帯の平均世帯年収は、以下のとおりです。
●高齢者世帯:312万6000円
●高齢者世帯以外の世帯:659万3000円
●児童のいる世帯:745万9000円
全世帯の平均世帯年収の推移は、図表1のとおりです。
図表1
年 | 平均世帯年収 |
---|---|
2018年 | 552万3000円 |
2017年 | 551万6000円 |
2016年 | 560万2000円 |
2015年 | 545万4000円 |
2014年 | 541万9000円 |
※「2019年 国民生活基礎調査の概況」の「各種世帯の所得等の状況」より
上記のとおり、平均世帯年収は540〜560万円前後で推移しています。
給与所得者の平均年収
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は433万1000円でした。内訳は平均給与が368万5000円で、平均賞与が64万6000円です。平均年収の推移は、図表2のとおりです。
図表2
年 | 平均年収 | (平均給与) | (平均賞与) |
---|---|---|---|
2020年 | 433万1000円 | 368万5000円 | 64万6000円 |
2019年 | 436万4000円 | 366万1000円 | 70万3000円 |
2018年 | 440万7000円 | 371万円 | 69万7000円 |
2017年 | 432万2000円 | 364万2000円 | 68万円 |
2016年 | 421万6000円 | 357万1000円 | 64万5000円 |
2015年 | 420万4000円 | 355万6000円 | 64万8000円 |
※国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」より
平均年収はおおむね430万円前後で推移しています。
東大に合格する親の平均年収は?
東京大学の「学生生活実態調査(2018年)」によると、世帯年収額の分布は、図表3のとおりです。
図表3
世帯年収 | 割合 |
---|---|
450万円未満 | 13.2% |
450万円以上750万円未満 | 12.5% |
750万円以上950万円未満 | 13.5% |
950万円以上1050万円未満 | 21.3% |
1050万円以上1250万円未満 | 11.2% |
1250万円以上1550万円未満 | 12.2% |
1550万円以上 | 16.1% |
※「学生生活実態調査(2018年)」の「図24世帯の年収額分布」より
最も割合が多いのが世帯年収950万円以上1050万円未満(21.3%)で、次に多いのが1550万円以上(16.1%)です。年収が950万円を超える世帯は60.8%もあります。実に5世帯中3世帯以上が年収950万円以上ということです。このことからも、東大に合格する親の年収が高いことがわかります。
また、同資料によると、父の職業は「管理的職業」が42.3%、「専門的・技術的職業」が23.0%となっていて、雇用形態は「民間企業に勤務」が68.0%、「官公庁に勤務」が17.7%、「経営者・役員または人を雇用している」が8.4%でした。
東京大学では富裕層の学生が多く見られる
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると全国の世帯平均年収は552万3000円(2018年)、国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」によると平均年収は433万1000円(2020年)です。
しかし、東京大学「学生生活実態調査(2018年)」によれば、東大に合格する親の世帯年収は6割以上が年収950万円以上となっています。このことから、東大には高所得世帯の学生が多く見られることがわかります。
出典
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
東京大学の「学生生活実態調査(2018年)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部