更新日: 2022.01.25 年収

年収800万円の子育て世帯は月々どのくらい貯金しているの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

年収800万円の子育て世帯は月々どのくらい貯金しているの?
子供の教育費が年々かかってくる子育て世帯。全国の平均年収より多い年収800万円の子育て世帯でも、貯蓄が思うようにできないという悩みが多いです。
 
では、年収800万円の子育て世帯では、毎月どの程度貯金をしているのでしょうか。貯蓄すべき金額とともに詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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子供を抱える年収800万円の家庭の貯金額

金融広報中央委員会の令和2年「家計の金融行動に関する世帯調査(2人以上世帯調査)」によると、2人以上の金融資産の保有額は平均で1,436万円あることが明らかになりました。調査対象の属性は30代〜60代まで幅広いですが、年齢が上がれば上がるほど金融資産の平均が上昇しています。
 
では、年収別にみる貯蓄額はどうでしょうか。年収750万円〜1000万円未満の世帯では、預貯金額は906万円という数字でした。年収800万円の子育て家庭の多くが900万円以上の貯金があることがわかります。年収が多くなればなるほど、預貯金の他に投資などをして金融資産があり、NISAやiDeCoなどを活用している家庭も多いです。
 

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年収800万円の子育て世帯で負担になる教育費

年収800万円の子育て世帯で負担になるのは教育費が大きいです。幼児教育、保育の無償化が2019年から始まりました。無償化は3歳以上で、0歳〜2歳までの子供で800万円以上の年収がある家庭は無償化の対象になりません。保育料は自治体や兄弟の数によって大きく異なります。
 
例えば、東京都江東区の令和2年4月からの保育料の、保護者の平均負担額は月額3万円でした。経費としては0歳クラスは39万、2歳では19万円の費用がかかりますが、区の負担により保育料が軽減されています。3歳以降は無償化の対象になり、小学校について公立を選択した場合には教育費の負担はそこまで生じません。
 
しかし、中学校以降は、塾に通ったり、私立校の選択に応じて教育費の負担が増えることになります。高校まで公立に進み、私立大学に進学する場合でも1000万円以上がかかるため、大学費用の教育費の準備が必要です。
 

年収800万円の子育て世帯が目指したい貯蓄額

各世帯や住んでいる地域によってかかってくる生活費は異なります。都市部は住居費などにかかる費用が高く、支出が多い傾向です。800万円代の手取り額は、およそ600万円〜659万円ほど。月々の貯蓄は1割〜2割が理想的と言われているため、月に4万円〜8万円の貯金ができるとよいでしょう。児童手当はまだもらえる年収のため、確実に貯蓄に回します。
 
教育費の他に老後の資金も必要ですが、月に1割以上の貯金ができる家計を作れば、年間で50万円、10年で500万円貯まります。子供の大学進学費用を優先的に貯めることが重要です。子供の進学費用だけでなく、老後資金も貯める必要があるため、家計の管理をしっかりと行いましょう。
 
900万円程度の貯蓄を目指すには、普通預金だけでは思うように貯蓄はできません。メガバンクの金利は、0.002%ほど。100万円を預けていても、1年間でわずか20円ほどしか貯まりません。少しでも金利の高いネット銀行や定期預金を選んで資金を増やすことが重要です。
 
リスクを取れる余剰資金があれば、株式投資を行うと、金利5%程度で運用が可能。投資先によっては、成績がマイナスになることもありますが、長期間投資を行うことで、資金運用ができます。非課税で運用ができる積立NISAや、老後資金を貯められるiDeCoなどを活用して、効率的に金融資産を増やしましょう。
 
出典
金融広報中央委員会令和2年家計の金融行動に関する世帯調査(2人以上世帯調査)
東京都江東区令和2年4月からの保育料の改定について
 

年収800万円の子育て世帯の貯金額と貯め方

年収800万円の世帯は一般的に高収入ですが、子育てをしているとお金がかかることも多いです。800万円の年収がある子育て世代では、年収以上の貯蓄がある家庭が多いため、貯蓄ができていない家庭は、まずは年収以上の貯蓄を目指しましょう。
 
貯蓄は毎月手取りの1割以上をすることが重要で、普通預金だけでなく、金利のよいネット銀行や投資を考えることも重要です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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