更新日: 2022.02.28 年収

情報・通信業の平均年収はどれくらい? 役職や年代別の推移も調査

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

情報・通信業の平均年収はどれくらい? 役職や年代別の推移も調査
情報・通信業への就職や転職を考えている人の多くは、業界としての年収の水準や安定性について知りたいと考えているのではないでしょうか。情報・通信業は日本の産業のなかでも、比較的高い年収を望める業界です。
 
ここでは、厚生労働省の統計データをもとに、情報・通信業全体の平均年収や役職者・非役職者の平均年収、過去10年の平均年収の推移を紹介します。ぜひ参考にして、情報・通信業界の収入面の待遇について、イメージを固めてください。
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情報・通信業で働く人の平均年収

 
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果によると、情報・通信業に従事する人の平均年収は、おおよそ図表1のとおりです。
 
図表1

男性 661万9100円
女性 494万8300円
全体 620万7700円

 
全産業の平均年収が約478万円(男性:約532万円、女性:約384万円)であることを考えると、情報・通信業の平均年収は比較的高いほうに分類されるでしょう。
 
また、男性と女性の平均年収を比べると約170万円の差があることから、男性のほうがより稼ぎやすい業種だといえます。

 

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情報・通信業の役職別平均年収

 
図表2は、「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに、情報・通信業に従事する役職者の平均年収を、役職と性別ごとにまとめたものです。また、一番下の段には、非役職者の平均年収も併記しています。
 
図表2

役職 男性 女性 全体
部長級 1070万4400円 925万7400円 1057万6800円
課長級 922万1100円 950万1000円 924万8200円
係長級 728万8900円 716万1100円 727万700円
役職者全体 857万2500円 770万1300円 844万5900円
非役職者 577万2300円 465万6000円 546万5000円

 
情報・通信業の役職者の平均年収は約845万で、非役職者の平均年収よりも約300万円高い数字です。課長級の平均年収は900万円、部長級の平均年収は1000万円を超えており、順調に昇進すればかなりの高収入が見込める業種といえます。
 
また、男性役職者と女性役職者の平均年収の差は約90万円で、非役職者の男女差よりも小さいのが特徴です。
 
係長級では男女差がほとんどなく、課長級では女性の平均年収が男性を上回っています。つまり、役職者に昇進できれば、女性でも男性と同レベルの年収が望める業界だということです。
 
ただし、女性の役職者の数は少なく、課長級、部長級では男性の10分の1程度にとどまっています。
 

情報・通信業の平均年収の年代別推移

 
情報・通信業の平均年収は、これまでどのように変わってきたのでしょうか。「賃金構造基本統計調査」の2010~2019年の集計結果をもとに、図表3で10年間の推移をみてみましょう。
 
図表3

年代 平均年収
2010年 584万1800円
2011年 595万2400円
2012年 636万7400円
2013年 602万2100円
2014年 592万1300円
2015年 632万3900円
2016年 613万300円
2017年 616万6300円
2018年 613万2000円
2019年 616万400円

 
情報・通信業の平均年収は、2010~2019年にかけて580万円~610万円台を推移しており、比較的高い水準をキープしています。急な下降や急上昇はなく、2020年も620万円台の平均年収であることから、長期間にわたって安定した収入を見込める業種といえそうです。
 

情報・通信業の平均年収は比較的高い

 
情報・通信業の平均年収はおよそ620万円で、全産業の平均よりも高い水準にあります。また、部長級の平均年収が1000万円を超えるなど、役職者はさらに平均年収が高いため、昇進して役職を得られれば、一般的に高所得者と呼ばれるような高い収入が見込めるでしょう。
 
過去の平均年収の推移をみると常に600万円台前後をキープしていることから、収入の安定性も高いといえます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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