更新日: 2022.03.11 年収

会社員の年収(中央値)を時給に換算するとどれくらい?

会社員の年収(中央値)を時給に換算するとどれくらい?
アルバイトであれば時給1,000円などと示されているため、1時間働けばどれくらいの給料が得られるのかがすぐに分かりますが、会社員の場合は時給に換算するといったいどれくらい稼げるのでしょうか。実は、この答えを知るのはそれほど簡単なことではありません。
 
以下では、公開されている情報に基づいて実際に会社員の時給がどれくらいであるのかを見ていくことにしますので、ぜひ参考にしてください。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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時給を計算するために必要な情報とは?

はじめに、時給を出すためにはどういった情報が必要になるのかを見ておきましょう。まず必要になるのは、会社員の年収です。もっとも、一言で会社員といっても、業種や職種、その人のスキルによって得られる収入の水準は大きく異なりますので、以下では日本の会社員が得ている平均的な年収を基準に時給を計算してみることにします。また、時給に加えて、年間の就業時間も必要となります。
 
この2つの数値が分かれば、あとは年収を年間就業時間で割ってやれば、大まかな時給を計算することができるでしょう。ただし、これはあくまでも概算の数値であるという点に注意しなければなりません。というのも、年収には各種の手当てが含まれているため、厳密に年収を知りたければ、その金額を控除しなければならないからです。
 

日本の会社員の平均的な年収と年間就業時間は?

では次に、日本の会社員が得ている平均的な年収と年間の就業時間について見ていきましょう。
 

・平均年収

会社員の年収の水準を知りたい場合には、国税庁の民間給与実態調査を見るのがおすすめです。それによると、会社員の平均年収は約440万円ほどとなっているのですが、ここで注意しなければならないのは、平均値は一部の高収入を得ている人によって大きく押し上げられる傾向があるという点です。
 
実際には、平均値よりも少ない年収しか得られていない人は少なくありませんので、より平均的な会社員の実感に近い年収水準を知りたい場合には、平均値ではなく中央値を見た方がよいでしょう。
 
この中央値というのは、すべてのデータを小さい順に並べた場合にちょうど中央にくる数値で、平均値のように極端に大きい数値や小さい数値の影響を受けにくいものであるとされています。会社員の年収の中央値は、男性の場合が約360万円、女性の場合が約270万円で、全体では約320万円となっています。
 

・年間就業時間

会社員の就業時間は、1日につき8時間というのが相場です。実際にはそれに残業時間が加わりますが、日本全体でどれくらい残業が行われているかを正確に知るのは難しいので、ここでは1日8時間で土日や祝日を除いた日を就業日として年間の就業時間を推定することにします。そうした場合、年間の就業日数は約200日であるため、年間就業時間は約1600時間となります。
 

会社員の時給とは?

ここまで見てきた情報をもとに、日本の会社員の時給を計算すると、約2000円となります。この数値は年収の中央値である約320万円を年間就業時間である1600時間で割れば簡単に求めることが可能です。ただし、年収の中央値は男女で違いがあり、時給についても男性の方が女性よりも少し高めとなっています。
 
すなわち、男性の場合は、年収の中央値である360万円を1600時間で割って求められる約2200円が平均的な時給水準であるのに対し、女性の場合は年収の中央値が270万円と低い分時給水準も約1700円と男性に比べて低い水準になっているのです。
 

・女性の時給が低い背景

では、女性の方が男性に比べて時給が低めになっている背景にはどういった事情があるのでしょうか。まず一つ言えるのは、男性よりも女性の方が派遣社員などの非正規雇用として働いている人の割合が多いという点です。非正規雇用は正規雇用に比べるとどうしても賃金の水準が低くなりがちであり、そのような働き方を選んでいる女性が多い分、結果的に時給も低くなっているというわけです。
 

・実際の時給はもっと少ない

先ほど計算した2000円という時給は、各種手当や残業時間を考慮していない金額です。それらを考慮すると、実際の時給の水準はもう少し低くなるはずですので、日本で働く会社員の時給は1時間につき2000円弱であると考えてよいでしょう。アルバイトに比べると高い水準ではあるものの、そこまでたくさんもらえているわけではないというのが分かるのではないでしょうか。
 

時給を上げる努力をしよう

以上で見てきたように、日本全体で見ると会社員の時給は2000円弱と決して高い水準ではありません。もっとも、この水準は努力次第で引き上げることが可能です。より給料の高い業界に転職するという手もありますが、スキルアップに励むだけでも得られる収入は大きく変わってきますので、少しでも多く稼ぎたければまずは自己研鑽に励むようにすると良いでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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