更新日: 2022.07.26 年収
キャリアで目指す年収のトップは1000~1500万円! 実際の年収との乖離と年収アップの方法とは
近頃では円安、インフレの影響で物価高が叫ばれており、お金の重要性は高まるばかりです。収入が大きければ精神的余裕がうまれ、日々の生活が充実することでしょう。
この記事ではJob総研を運営する株式会社ライボが全国の男女、20〜69歳の就業する社会人741人に対して実施した「2022年 年収実態調査」をもとに年収の平均値・中央値、年収の目標、年収アップの方法等を紹介していきます。
自分の年収における立ち位置を把握し、今後の社会活動の参考になると思いますので最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収の平均値・中央値について
「2022年 年収実態調査」によると、年収の平均は全体で609.8万円、中央値は550万円という結果です。
内訳は「300~400万円未満」が全体の22%で最多。「400~500万円未満」が14.6%、「500~600万円未満」が12.9%です。また年収200万円未満が8%、1000万円以上が11.3%です。男女別では男性が平均701.5万円、女性が545.3万円となっています。
年齢別の平均は20歳代が433.7万円、30歳代が636.2万円、40歳代が745.6万円、50歳代が711.5万円となり、最も平均額が高いのは40歳代という結果でした。
このデータから、ご自身の年収と平均値との乖離(かいり)が把握できることでしょう。
年収はどのくらいが目標か
年収の目標として最も多い年収額は「1000~1500万円」という回答が得られ、全体の21.6%です。次いで「500~600万円」12.0%、「400~500万円」未満が10.5%という回答が上位を占めました。
次に、年代別に最も多い目標年収をみていきましょう。
20歳代は「1000~1500万円」が17.8%、30歳代が「1000~1500万円」23.8%、40歳代は「1000~1500万円」で25%、50歳代は「400~500万円未満」で14.5%という結果になりました。
自分の目標年収はどの程度でしょうか? お金はあって困りません。高めの目標設定をお勧めします。
年収かやりがいか?
年収とやりがいどちらも大切な要素ですが、今回の調査では「年収を重視」という回答が全体の19.6%、「どちらかというと年収を重視」が31.7%の回答となり、合算して51.3%の人が「年収重視」という結果になりました。
一方、やりがい重視という回答は37.8%、どちらともいえないが10.9%という回答結果になっています。このことから、やはり収入が大きいことは魅力的であることが伺えます。
年収アップの方法は転職が最多
ここまで年収に関するデータを紹介してきました。「1000万円以上」が目標年収におけるトップの数値であり、ひとつの目安となることが分かる結果になっています。
しかし、ただ漠然と働いていても昨今の社会情勢で年収アップは難しいでしょう。年収アップにはさまざまな方法がありますが、最も年収を上げる方法としては「転職」という回答が最多の52.4%でした。次いで副業・複業、投資、現職のスキルアップ、資格取得という順の回答です。
いずれの方法も「時間」を確保し「自己研さん」を積み重ねていくことで可能に近づきます。日々の努力と情報収集を怠らないようにしましょう。これらの結果を参考に、自分の年収を上げるよう積極的にアクションしてみてはいかかでしょうか。
出典
PR TIMES Job総研による『2022年 年収実態調査』を実施 現年収に納得6割も男女差150万円超 半数超が賃上げに転職選択
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部