更新日: 2022.09.05 年収

東京と沖縄県では最低賃金にどのくらいの差がある?

東京と沖縄県では最低賃金にどのくらいの差がある?
東京都と沖縄県の最低賃金に、大きな差があることを気にしている人も多いでしょう。最低賃金は各都道府県により異なり、東京は47都道府県で最も高く設定され、沖縄県は最も低く設定されている地域です。
 
この記事では、そもそも最低賃金とは何かを解説し、東京都と沖縄県の最低賃金の差と最低賃金が異なる理由を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

最低賃金とは? 最低賃金法に基づく制度で決められた賃金

そもそも最低賃金とは、どのようなものなのでしょうか。厚生労働省では最低賃金について「最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定めたもの」としています。国が定めたとしているので、最低賃金とは「事業者が労働者に対し最低限支払わなければならない賃金」という意味です。
 
最低賃金には、特定最低賃金と地域別最低賃金の2種類があります。特定最低賃金は、特定の産業や職業において、労使からの申し出があった際に審議され決定される賃金とされています。そのため、ここでは都道府県ごとに決定される「地域別最低賃金」について解説していきます。
 
では、地域別最低賃金は、誰がどのように決定しているのでしょうか。地域別最低賃金は、各都道府県の公益者と労働者、使用者で構成される委員により地方最低賃金審議会で議論され、都道府県労働局長が決定します。
 
ただ、各都道府県での話し合いだけで、任意の金額を決めているわけではありません。最低賃金は全国的な整合性を取る必要があるため、中央最低賃金審議会が地方最低賃金審議会に対し、引き上げ額の目安の提示をした上で決定されます。
 

2022年7月時点で東京と沖縄県の最低賃金の差は221円


 
2022年7月時点の最低賃金では、東京と沖縄県に「221円」の差があります。東京の最低賃金は全国で最も高い「1,041円」で、沖縄県の最低賃金は全国で最も低い「820円」です。全国平均が「930円」なので、東京は全国平均よりも100円以上高く、一方の沖縄県は100円以上低いことが分かります。
 
この数字は時間単価ですが、具体的に週間と月間ではどの程度の差が出るのでしょうか。1日8時間勤務で週5日働いた場合、東京での最低賃金は4万1640円、沖縄県では3万2800円なので「週間8840円」の差が生じます。1ヶ月間(4週)では、東京での最低賃金は16万6560円、沖縄県では13万1200円となり、その差は「3万5360円」です。
 

地域別最低賃金の決定基準において、東京と沖縄県で差が出る理由とは

地域別最低賃金は、各都道府県における労働者の生計費や賃金水準、事業主の賃金支払い能力を基準にして決定されます。東京と沖縄県では消費支出や賃金水準が異なり、いずれも東京が高水準になっています。
 
また、東京は企業の数も多いですが、規模の大きな企業も多数あるので、賃金の支払い能力も高いといえるでしょう。これが、東京と沖縄県で最低賃金に差が生じている理由です。
 

ご自身がお住まいの地域の最低賃金をチェックしてみましょう!

最低賃金とは、事業者が労働者に最低限支払わなければならない賃金です。地域別最低賃金が最も高い東京と、最も低い沖縄県では「221円」の差があります。差が生じる理由は、それぞれの地区における労働者の生計費や賃金水準、事業主の賃金支払い能力によるものです。この機会に、自分が住んでいる地域の最低賃金をチェックしてみてください。
 
※2022/09/05 記事を一部修正いたしました。
 

出典

厚生労働省 最低賃金制度の概要

厚生労働省 特定最低賃金について

厚生労働省 Q2 最低賃金は誰がどのように決めているのですか。

厚生労働省 最低賃金の決め方は?

厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧

経済産業省 VI 地域別の家計

厚生労働省  (10) 都道府県別にみた賃金

中小企業庁 都道府県・大都市別企業数、常用雇用者数、従業者数

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

auじぶん銀行
アメックスグリーンカード