年収を上げたい……収入を増やすためにはどんな方法がある?

配信日: 2022.09.02

この記事は約 5 分で読めます。
年収を上げたい……収入を増やすためにはどんな方法がある?
会社員として働く中で、やりがいを感じられることは大切ですが、どのくらい給料がもらえるかも重要なポイントです。
 
「年収を上げたい」「もっとお給料が増えたらいいのに」と思っている人は、少なくないでしょう。
 
この記事では、会社員が年収を上げるための5つの方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

年代別の平均年収

まず、年代別の平均年収をみてみましょう。
 
国税庁の民間給与実態統計調査によると、年齢別の平均年収は図表1のとおりです。
 
【図表1】
 

年齢 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70以上
平均給与 260万円 362万円 400万円 437万円 470万円 498万円 514万円 518万円 415万円 332万円 285万円

 
出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
 
20代から50代までは年収が上がっていますが、60代からは下がっています。これは、60歳で定年を迎える人が多く、再雇用で働く場合は給与が減少傾向にあるためと推測されます。
 

収入を増やすための5つの方法

では、収入を増やすためにはどうしたらよいのでしょうか? 収入を増やすための5つの方法について紹介します。
 

昇進する

会社員が収入を増やすには、昇進するのが最もハードルが低いでしょう。
 
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、役職者と非役職者の平均賃金は図表2のとおりです。
 
【図表2】
 

 
出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」
 
非役職者と比べると、部長級は約2倍、課長級は約 1.5倍の賃金であることが分かります。
 
月収が上がるとボーナスや残業代も上がるため、役職が上がるほど年収アップが見込めるでしょう。
 
転職とは違い、今までと同じ仕事内容で収入を上げられるため、効率的に収入を増やせます。
 

転職する

今の会社で昇給が望めないのであれば、転職するのも一つの方法です。自分の能力やスキルを評価してもらえて、年収が上がる可能性があります。
 
ただ給与水準は、業界情勢やその会社の業績によって左右される部分があります。転職する際は、業界や転職先の会社の状況を十分調べておきましょう。
 
国税庁の令和2年分 民間給与実態統計調査によると、平均給与が高い業種は上から「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」「金融・保険業」です。転職を検討する際は、参考にしてみてください。
 

資格を取得する

資格取得も有効な方法です。
 
会社によっては資格手当がついたり、一時金がもらえたりすることもあります。資格取得によって得た知識で、仕事の幅が広がる可能性もあるでしょう。
 
専門性の高い資格を取得して、資格職業に転職するという選択肢もあります。税理士や行政書士、公認会計士などは難易度の高い資格ですが、高年収につながりやすいでしょう。
 

副業する

短期間で収入を増やしたいなら、副業するのもおすすめです。
 
会社員が収入を増やすには昇進するのが効率的ですが、年収が上がるまで時間がかかります。
 
副業であれば、取り組んだ分だけ収入につながるため、収入が増やせます。休日や終業後など、時間に余裕のある人は検討してみるとよいでしょう。
 
簡単に始められる副業としては、アンケートモニター、データ入力、WEBライターなどがあります。クラウドソーシングサイトで案件に応募することが可能です。
 
ただし、会社によっては副業を禁止している場合もあるので、事前に就業規則で確認しましょう。また、副業による収入が年間20万円以上となった場合は確定申告が必要になるので、注意しましょう。
 

起業する

副業で稼げるようになったら、起業するという選択肢もあります。
 
会社員では、年収の上限がある程度決まってしまいますが、起業して成果が上がれば、その分だけ収入に結びつきやすくなるでしょう。勤務時間などの拘束がなく、自由に仕事ができるのもメリットです。
 
ただし、失敗したときのリスクがあることも理解しておきましょう。万が一収入が減ってしまったときに備えて、貯金などの回避策を用意しておきましょう。
 

年収アップしやすい人の特徴

収入を上げるための方法はさまざまですが、年収アップしやすい人に共通する特徴があります。
 
年収を上げたいと思っている人は参考にしてみてください。
 

努力を怠らない

年収アップしやすい人は、努力を怠らない特徴があります。
 
資格取得など、自己研さんのために努力している人は、他人からの評価や仕事の成果につながり、結果的に年収も上がる可能性が高いでしょう。
 
どのようなキャリアプランを選択しても、努力し続けることが大切です。
 

コミュニケーションスキルが高い

コミュニケーションスキルが高いという特徴もあります。周りの人とコミュニケーションをこまめに取ることで、社内外からの信頼が得られるでしょう。
 
上司からみても、きちんと報告・連絡・相談をしてくれる部下に対しては、安心して仕事を任せられるはずです。より大きな仕事を任されるチャンスも増えるでしょう。
 

セルフマネジメントができる

セルフマネジメントとは、自己管理能力を意味します。自己管理ができると、目標達成までのスケジュール管理やタスク管理により、効率的に仕事を進められるでしょう。
 
また、常に落ち着いて仕事ができるメンタルの維持も、セルフマネジメントの一つです。
 
休日は体を動かしたり、好きなことをしてストレスを発散したりして、ベストコンディションで仕事に臨めるようにしましょう。
 

まとめ

収入を上げるには、さまざまな方法があります。自分に合った方法で年収アップを目指しましょう。
 
また、年収がアップする人には共通の特徴があります。足りないスキルを磨いて、どの業界・業種でも求められる人材となることが大切です。
 
収入アップを目指して、できることから始めてみませんか?
 

出典

国税庁 令和2年分 民間給与実態統計調査 ―調査結果報告―

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概要より「(7)役職別にみた賃金」

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集