年収を上げたい……収入を増やすためにはどんな方法がある?
配信日: 2022.09.02
「年収を上げたい」「もっとお給料が増えたらいいのに」と思っている人は、少なくないでしょう。
この記事では、会社員が年収を上げるための5つの方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年代別の平均年収
まず、年代別の平均年収をみてみましょう。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、年齢別の平均年収は図表1のとおりです。
【図表1】
年齢 | 20~24 | 25~29 | 30~34 | 35~39 | 40~44 | 45~49 | 50~54 | 55~59 | 60~64 | 65~69 | 70以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均給与 | 260万円 | 362万円 | 400万円 | 437万円 | 470万円 | 498万円 | 514万円 | 518万円 | 415万円 | 332万円 | 285万円 |
出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
20代から50代までは年収が上がっていますが、60代からは下がっています。これは、60歳で定年を迎える人が多く、再雇用で働く場合は給与が減少傾向にあるためと推測されます。
収入を増やすための5つの方法
では、収入を増やすためにはどうしたらよいのでしょうか? 収入を増やすための5つの方法について紹介します。
昇進する
会社員が収入を増やすには、昇進するのが最もハードルが低いでしょう。
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、役職者と非役職者の平均賃金は図表2のとおりです。
【図表2】
出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」
非役職者と比べると、部長級は約2倍、課長級は約 1.5倍の賃金であることが分かります。
月収が上がるとボーナスや残業代も上がるため、役職が上がるほど年収アップが見込めるでしょう。
転職とは違い、今までと同じ仕事内容で収入を上げられるため、効率的に収入を増やせます。
転職する
今の会社で昇給が望めないのであれば、転職するのも一つの方法です。自分の能力やスキルを評価してもらえて、年収が上がる可能性があります。
ただ給与水準は、業界情勢やその会社の業績によって左右される部分があります。転職する際は、業界や転職先の会社の状況を十分調べておきましょう。
国税庁の令和2年分 民間給与実態統計調査によると、平均給与が高い業種は上から「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」「金融・保険業」です。転職を検討する際は、参考にしてみてください。
資格を取得する
資格取得も有効な方法です。
会社によっては資格手当がついたり、一時金がもらえたりすることもあります。資格取得によって得た知識で、仕事の幅が広がる可能性もあるでしょう。
専門性の高い資格を取得して、資格職業に転職するという選択肢もあります。税理士や行政書士、公認会計士などは難易度の高い資格ですが、高年収につながりやすいでしょう。
副業する
短期間で収入を増やしたいなら、副業するのもおすすめです。
会社員が収入を増やすには昇進するのが効率的ですが、年収が上がるまで時間がかかります。
副業であれば、取り組んだ分だけ収入につながるため、収入が増やせます。休日や終業後など、時間に余裕のある人は検討してみるとよいでしょう。
簡単に始められる副業としては、アンケートモニター、データ入力、WEBライターなどがあります。クラウドソーシングサイトで案件に応募することが可能です。
ただし、会社によっては副業を禁止している場合もあるので、事前に就業規則で確認しましょう。また、副業による収入が年間20万円以上となった場合は確定申告が必要になるので、注意しましょう。
起業する
副業で稼げるようになったら、起業するという選択肢もあります。
会社員では、年収の上限がある程度決まってしまいますが、起業して成果が上がれば、その分だけ収入に結びつきやすくなるでしょう。勤務時間などの拘束がなく、自由に仕事ができるのもメリットです。
ただし、失敗したときのリスクがあることも理解しておきましょう。万が一収入が減ってしまったときに備えて、貯金などの回避策を用意しておきましょう。
年収アップしやすい人の特徴
収入を上げるための方法はさまざまですが、年収アップしやすい人に共通する特徴があります。
年収を上げたいと思っている人は参考にしてみてください。
努力を怠らない
年収アップしやすい人は、努力を怠らない特徴があります。
資格取得など、自己研さんのために努力している人は、他人からの評価や仕事の成果につながり、結果的に年収も上がる可能性が高いでしょう。
どのようなキャリアプランを選択しても、努力し続けることが大切です。
コミュニケーションスキルが高い
コミュニケーションスキルが高いという特徴もあります。周りの人とコミュニケーションをこまめに取ることで、社内外からの信頼が得られるでしょう。
上司からみても、きちんと報告・連絡・相談をしてくれる部下に対しては、安心して仕事を任せられるはずです。より大きな仕事を任されるチャンスも増えるでしょう。
セルフマネジメントができる
セルフマネジメントとは、自己管理能力を意味します。自己管理ができると、目標達成までのスケジュール管理やタスク管理により、効率的に仕事を進められるでしょう。
また、常に落ち着いて仕事ができるメンタルの維持も、セルフマネジメントの一つです。
休日は体を動かしたり、好きなことをしてストレスを発散したりして、ベストコンディションで仕事に臨めるようにしましょう。
まとめ
収入を上げるには、さまざまな方法があります。自分に合った方法で年収アップを目指しましょう。
また、年収がアップする人には共通の特徴があります。足りないスキルを磨いて、どの業界・業種でも求められる人材となることが大切です。
収入アップを目指して、できることから始めてみませんか?
出典
国税庁 令和2年分 民間給与実態統計調査 ―調査結果報告―
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概要より「(7)役職別にみた賃金」
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部