更新日: 2022.09.12 年収
【トップは「億」の世界!?】「レーシングドライバー」の年収って?仕事内容やなり方は?
今回はレーシングドライバーの年収や仕事内容、レーシングドライバーのなり方について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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レーシングドライバーの年収
レーシングドライバーの年収は、各メディアや専門誌が試算・推定しています。米国『フォーブス』誌が毎年6月頃に発表している「世界で最も稼いだアスリート」の2022年版によると、F1ドライバー最高年収は全体17位のルイス・ハミルトン氏で、6500万ドル(約84.5億円)でした。
競技による収入では9位、スポンサー収入では収入の内訳は給与・賞金が5700万ドル(約74.1億円)、スポンサー収入が800万ドル(約10.4億円)でした(以上、カッコ内は6月当時のレート1ドル=130円で算出)。
モータースポーツ情報サイト「RacingNEWS365.com」によると、日本人F1ドライバーの角田裕毅氏は75万ドルで、報じられた1月当時のレートで約8500万円です。トップクラスのレーシングドライバーになれば億を超える年収も夢ではありません。
国内では、スーパーGT500のレーシングドライバーで平均2000万~3000万円とみられます。中には1億円ドライバーもいますし、若手の場合は500万円程度です。ただし、スーパーGT500クラスに出場できるのは毎年30人で、高額な年収を受け取っているレーシングドライバーはそれほど多くありません。スーパーフォーミュラやスーパー耐久、全日本ラリー、F3など国内レースはいくつもありますが、賞金が出ないレースも多く、チームとの年間契約料やスポンサー料がレーシングドライバーの年収の大半を占めています。
レーシングドライバーの仕事内容
レーシングドライバーはマシンの性能を最大限に引き出し、いち早くゴールすることを目指します。レース中は他のドライバーとの駆け引き、タイヤや燃料の残量を把握し、環境に合わせた運転技術が求められます。また、走行中のマシンコンディションや改善点をメカニックに伝えレースプランの修正を図るなど、コミュニケーション能力も求められます。
レーシングドライバーになるには?
レーシングドライバーの多くは、子どもの頃からカートなどでドライビングテクニックを磨きます。そして、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が発給する競技運転者向けのモータースポーツライセンスを取得しなければなりません。国内レースの出場には「国内Aライセンス」が、ラリーやダートトライアルなどには「国内Bライセンス」が必須です。国際ライセンスも複数あり、WECやスーパーフォーミュラ、スーパーGTなどでは「国際Bライセンス」の取得が最低ラインとなっています。
また、F1ドライバーに必要な「スーパーライセンス」が取れるのは「国際Aライセンス」を取得済みのレーシングドライバーだけです。レーシングドライバーとしてデビューするには、ドライバーオーディションやレーシングチームのレーサー募集に応募して採用される必要があります。
レーシングドライバーは高年収も目指せる夢のある仕事
レーシングドライバーは、ほかのプロスポーツ選手のように1億円を超える年収が目指せる職業です。夢はありますが、結果で評価されるシビアな世界でもあります。ドライビングテクニックだけでなく、メカニックへ的確にマシン状況を伝えられるコミュニケーション能力も必要です。ライセンスと資金があればアマチュアのレースに参加することはできます。各種ライセンスを取得すればレーシングドライバーとしての道が開けるので、運転技術に自信がある人は挑戦してみるのもいいかもしれません。
出典
Forbes The World’s Highest-Paid Athletes Lewis Hamilton
RacingNews365.com 2022 F1 driver salaries
一般社団法人日本自動車連盟 (JAF)ライセンス種類・取得方法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部