更新日: 2022.09.24 年収
英語力が年収「100万円」の差に!?英会話力が高いと年収が高くなるかも?
例えば、文部科学省の「英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて(アクションプラン)」によると、TOEFL iBT(TOEFL Internet-Based Test)のスコア平均はOECD加盟国で最下位、アジアにおいてはラオス、タジキスタンに次ぎ3番目に低いスコアとなっています。
文部科学省は、生徒の英語力について、中学校卒業段階で、外国語の習熟度や運用能力を測る国際的な指標「CEFR」の「A1(初級)」相当以上、高等学校卒業段階で「CEFR A2(初中級)」相当以上を達成した生徒の割合を5割以上にすることを目標としています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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小学生以下の4人に1人が英語を学んだ経験がある
文部科学省「現代の子供の生活に対応した支出項目の見直しについて」によると、幼稚園・保育園、小学校以外での英語学習状況は、「現在、英語を学ぶ機会がある」が20.9%、「過去、英語を学んでいた(今は学んでいない)」が5.7%となり、小学生以下の4人に1人が英語を学んだ経験があることがわかりました。
現在、英語を学んでいる方法については、「英会話教室(対面)」が47.3%で最も多く、次いで「学習塾」が27.4%、でこの2つで74.7%を占めました。他は「テレビやラジオの英語番組(アニメを除く)」「英語のアニメ・映画の視聴」(8.2%)、「書店以外で購入した英語教材セット」「通信教育」(6.8%)となっています。
また、英会話・英語教室に定期的に通っている子どもは「幼児」が10.5%、「小学生」が15.0%、「中学生」が9.2%、「高校生」が4.6%となっており、小学生までに英語教室に通っていることが多いことがわかりました。
英会話力が高いと年収が100万円高くなる
それでは、英語を学び、英会話力を伸ばすと、将来どんな良いことがあるのでしょうか。株式会社レアジョブが、20~60代の英語学習者を対象に実施した「英会話力と年収に関する調査」の結果を確認していきましょう。
CEFR基準の英語スピーキング力レベルと年収の相関関係を見ていくと、20代では英会話力が「CEFR B1(中級)以上」と「CEFR A2以下」が年収516.66万円と同額となっています。
30代になると、前者が年収716.98万円であるのに対し、後者が671.64万円と、英会話力が高い方が100万円ほど年収が高いことがわかりました。40代、50代以上も同様の結果で、50代以上では約111万円の差があることがわかりました。
英会話力レベルがさらに高い「CEFR B2(中上級)」では、年収「500万円未満」が36%、「500~800万円未満」が26%、「800~1000万円未満」が14%、「1000万円以上」が25%と、4人に1人が年収1000万円以上という結果となりました。
このように、英語力が高いと将来高収入を得る可能性が高くなることがわかりました。子どもには小さい頃から英語に触れさせ、英語への興味を持たせるといいかもしれませんね。
出典
文部科学省 英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて(アクションプラン)
文部科学省 外国語教育政策資料・事業・調査研究等
文部科学省 現代の子供の生活に対応した支出項目の見直しについて
株式会社レアジョブ 英会話力と年収に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部