更新日: 2022.10.07 年収

転職しても年収が上がらない人の特徴って?「転職で年収アップ」は可能なの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

転職しても年収が上がらない人の特徴って?「転職で年収アップ」は可能なの?
会社員の方の中には、年収アップを目指し転職を検討している人も多いのではないでしょうか。同じ会社に在籍していても、すぐに年収が上がるということはほとんど期待できません。
 
また、転職すれば確実に年収が上がるというわけでもありません。この記事では、転職で年収アップをかなえる会社員はどれくらいいるのかを紹介し、転職しても年収が上がらない場合の特徴を解説します。
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転職による年収の変動状況

まず、転職によってどれだけの会社員が年収を上げることに成功しているのかを確認しておきましょう。ここでは、厚生労働省「令和3年雇用動向調査」を参考に転職後の賃金変動を紹介し、年齢別の傾向を解説します。
 

・全体では転職により年収は減少している

調査では、転職によって賃金が増加した割合が34.6%、賃金が減少したが35.2%、変わらないが29%でした。増加した会社員よりも減少した会社員が「0.6%」上回っています。結果、転職により「全ての会社員が年収を上げられるわけではない」ことが分かりました。では、年齢による傾向はどのようになっているのでしょうか。
 

・若い層の会社員は転職で年収が上がる傾向

29歳までの若い層の会社員においては、転職後の賃金が増加傾向です。20~24歳では、転職後「47.1%」で賃金が増加したとし「33.3%」で1割以上の増加に成功しています。25~29歳では賃金の増加が「42.9%」で、1割以上の増加は「33.6%」です。30~39歳までの会社員では、20代ほど割合は高くないものの、減少よりも賃金が増えている割合のほうが高くなっています。
 

・40代は増加傾向で50代以上は減少傾向

40~49歳までは増加傾向ですが、それ以降になると減少しています。40~44歳では「41.4%」で増加し、45~49歳では「6.6%」の増加です。それ以降の年齢では減少が増加を上回っているため、年収を上げるための転職は40代までが現実的と考えられます。
 

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転職しても年収が上がらない人の特徴

厚生労働省「令和3年雇用動向調査」で転職における年収の変動は年齢が影響することが分かりましたが、年収が上がらない人にも特徴があります。「未経験の仕事に転職した」「働きやすさを優先し転職した」「手当などを確認しないで選んだ」「賃金の交渉をせずに転職した」「退職してから再就職先を探した」ことなどです。
 
未経験の仕事へのチャレンジや、自分らしい働き方を目指して転職したのなら、年収は下がる可能性もありますし納得もできるでしょう。ただ、年収を上げる目的で転職するなら、応募前にボーナスや手当を確認することや、面接で賃金交渉することも必要です。
 
交渉するなら、自分のスキルや知識、前職での経歴なども上手にアピールすることが求められます。また、その企業は成長が見込めるのか、実力重視なのかも確認し選ぶのもポイントです。
 

転職で年収を上げるなら自分を上手にアピールしよう


2021年の1年間で、転職において年収が上がった人の割合は「34.6%」でした。残りの約75%の人は、減少したか変わらなかったということになります。もちろん、やりがいや働き方を重視して転職する人も少なくありません。
 
ただ、年収を上げるために転職するなら、上がらない原因を知り、準備した上で転職活動をする必要があります。自分を上手にアピールして、転職による年収アップを目指しましょう。
 

出典

厚生労働省 令和3年雇用動向調査 結果の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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